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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ちょっとマーケットは暗いムード、
注目はドル円だがレンジ相場かも

2013年06月06日(木)18:07公開 (2013年06月06日(木)18:07更新)
持田有紀子

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 昨日のアジア時間では日本株が大幅安となって、リスク回避の行動が鮮明になった。ドル円も98円台に突入から戻ってきたとはいうものの、もうすっかり99円台が定着してしまい、一時期よく見られたような無放縦なドル円のブルはいなくなった。100円アッパーで買ってしまった中期ポジションのつもりが、逃げのオファーを100円台で出している機関投資家もパラパラと出てきたともいう。

 事実、欧州序盤ではドル円は巻き返しを図ったものの、100円ちょうどの手前で止められてしまった。私も100円台では戻り売りをしたいと思っていたのだが、このステージでは欧州株が大きくメクリ上がっていたので、ドル円やユーロ円をショートにするのは怖いと思って手が出なかった。日経先物も東京クローズ直後に12900円台にまで下がっていたのだが、300円以上も反発していたので流れに逆らうことになる。

 外部環境の変化を待たないと、安心して99円台のドル円は売りづらい。そこで私はADP雇用指数の発表時間まで待つことにした。前回の雇用統計が良かったので、今回は反動が予想される。アメリカの国内景気が飛びぬけて良くなっているという状況でもないのだから、雇用環境も是買いをしのぐものとも思えない。

 そういう評論家も多いと見えて、マーケット予想自体が低めであって、市場の雰囲気としては「どうせ良くないだろう」という見方が強くなっていた。やはり昼間の安倍総裁の会見での、成長戦略の第3弾に対しての失望が大きかったからだろうか。資本市場はまったく暗くなってしまった。

 そもそも事前に報道された範囲を越えていない成長戦略だったが、とくに今回の分で打ち止め感が出てしまったのが良くなかったのだろう。日経先物が会見の始めごろには13750円の高値を付けていたのに、そこから800円も落ちたらリスクテークできなくなる。

 海外での良い材料が出ても、素直に喜べない状態になったようだ。プラスアルファの部分で期待された、原発の再稼働や法人税の減税などの要素がまったく欠落していた。これではセル・ザ・ファクトを促していると言っても過度ではない。

 そうしてリスクテークには消極的な状況のままで米国市場もスタート。週末に雇用統計をひかえて、ADP指数の動向も気なるところだったが、データは悪かったのでファーストアクションではリスクオフに。ドル円も99.15あたりまで差し込んだのだが、すぐに戻ってきた。私も指標の出る直前にドル円を売り込んでみたのだが、戻りがあまりにも急過ぎて、ほとんど同値に近いレベルでしか買い戻せなかった。

 その後でISMの非製造業の数字が出たりしても、もうドル円は99円台の中盤あたりでウロウロ。夜中にドル円が99円割れをしていたようだが、すぐに99円台に逆戻り。そして朝がたにも安値トライがあったが、98円台は邦銀勢の買いが強くて、やはり跳ね返された。これまでのところ、下攻めをしても98.85レベルで止められてしまう。なんだか、98.90から99.90までの1円レンジにスタックしたようだ。当面は98円台に入ったらすぐに買い、そして99円台の後半で売り込んでみるというレンジ相場で働くしかなさそうだ。

 今晩はBOE(英中銀)やECB(欧州中銀)の金利会合がある。今回は政策変更もないものと見られており、あまり市場の関心を集めていない。とくにユーロドルの動きが鈍い日々が続いているので、相対的にドル円の動きのほうが、重要度が高くなっている。そのためユーロに関する材料には反応しにくくなっている。今回の失業保険は週末の雇用統計と集計期間が違うため、これも材料となりにくそうだ。早々に明日に向けっての様子見になってしまうのかもしれない。


日本時間 17時45分
 


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