(「ひろぴーの実践トレード塾 第2講(3) ディナポリ上級編「コンフルエンス」に挑戦」からつづく)
みなさん、こんにちは、葉那子です。
さて今回は、前回ご紹介した「コンフルエンス」の具体例を実際のチャートで解説します。
今回は、「コンフルエンス」の実践編です
実践トレード塾、第1回目からの記事も併せてチェックしてみてください。
【参考記事】
●ひろぴーの実践トレード塾(1) 出社前の30分で分析&注文を入れよう!
●ひろぴーの実践トレード塾(2) ディナポリ分析でスラストを探せ!
●ひろぴーの実践トレード塾(3) 移動平均線と水平線の使い方を知ろう!
●ひろぴーの実践トレード塾(4) RCIを効果的に使う方法とは?
●ひろぴーの実践トレード塾(5) フィボナッチ+4つのポイントで精度UP!
●ひろぴーの実践トレード塾 第2講(1) 負けトレード検証から見えた成功への道
●ひろぴーの実践トレード塾 第2講(2) 成功トレードにも反省の種がいっぱい
●ひろぴーの実践トレード塾 第2講(3) ディナポリ上級編「コンフルエンス」に挑戦
実践編の前の、ひろぴーさん1回目の取材記事はこちらです。
【参考記事】
●ひろぴーのスイングトレード講座(1) 27歳の兼業トレーダーが勝てる理由
●ひろぴーのスイングトレード講座(2) トレードの土台となる3つの要素とは?
●ひろぴーのスイングトレード講座(3) 世界中のトレーダー注目のポイントを狙え!
●ひろぴーのスイングトレード講座(4) 主婦トレーダーとのタッグで勝率アップ!?
●ひろぴーのスイングトレード講座(5) 堅実トレードでも30代中盤で資産1億円に!?
コンフルエンスの探し方
下のチャートは、2013年5月29~30日の米ドル/スイスフラン、4時間足です。
黄色い枠で囲ったあたりに注目してください。
DMA3(白い線)に沿って、下降スラストになっています。
この下降トレンドにフィボナッチを引いて、拡大したチャートがこちらです。
シンプルなシングルペネトレーションを根拠に、38.2%にショートポジションを置くというのがこれまでの考え方でした。
【参考記事】
●ひろぴーの実践トレード塾(2) ディナポリ分析でスラストを探せ!
もちろんそれでもOKなのですが、ここにもう1つの条件が加わります。
この下降トレンドの中の小さい下降トレンドにもフィボナッチを引いてみます。
2つのフィボナッチを引いたチャートをご覧ください。見やすくするために1時間足チャートを使用します。
大きなトレンドのフィボナッチ38.2%と、小さなトレンドの78.6%がほぼ重なっていますよね?
これがコンフルエンスです。
【参考記事】
●ひろぴーの実践トレード塾 第2講(3) ディナポリ上級編「コンフルエンス」に挑戦
2つの条件が重なったこのポイントでショートオーダーを入れておけば、より精度の高いエントリーとなるわけです。
実際、この時もこのコンフルエンスの水準からキレイに反転しています。
ここへさらに、移動平均線などの条件も重なれば、より強力なレジスタンスになるとひろぴーさんは言います。
出現率は高くないのでひたすら探すこと!
ただし、このコンフルエンスの出現率は決して高いとは言えません。
とにかくトレンドっぽい動きに対してひたすらフィボナッチを引いてみて、2つのラインが重なるポイントを探し出していくのです。
もちろん、どんなに複数の条件が重なっていても、抜けてしまう時もあります。
相場に絶対はありませんからね。
そこで、ひろぴーさんが自信を持ってエントリーしたにもかかわらず、無常にも反転せずにそのまま抜けていってしまった例もご紹介します。
そのトレードが、2013年6月27日~7月1日の豪ドル/スイスフランです。
まずは、4時間足の下降スラストにフィボナッチを引きます。
次に、1時間足でも下降スラストが出現しているので、そこにもフィボナッチを引いてみると、見事、4時間の38.2%と、1時間の50%がほぼピッタリ重なります。
「これは僕が失敗してしまったパターンです。1時間足のスラストが15本で、これは非常に立派なスラストです。
1時間足の38.2%に少しポジションを置いて、50%でも1ポジション置きました。
特に50%は、0.8700ドルで『00』の節目だったんですよ。大きな流れの38.2%と、0.8700ドルの節目がどんぴしゃで、条件が揃っていたので、こりゃ反転するぞ! もらった!と(笑)
ちょっと強気に置いてたんですが、抜けてしまったんです…。まあ抜けたら早かったですね。
これは負けてしまいましたが、しっかりとポジションが下にかたまっていたようです。損小利大が成り立つポイントだったんだなっていうのを後から確信したので、正しい負け方だと思っています」
条件が重なったところでエントリーして負けても、それは「正しい負け方です」とのこと
2つのフィボナッチが重なるコンフルエンスに、レジスタンスになりやすい「00」の節目という条件が重なっていても、抜けてしまうことだってあるのです。
損切るだけでなく、ドテンを仕掛ける場合も
そんな時は、損切りをすればいいのですが、ひろぴーさんはそういった自信のあったラインを勢いよく抜けていく場合、持っているポジションをひっくり返すそうです。
いわゆるドテンというものです。
ただし、この時ひろぴーさんは風邪を引いて寝込んでいたそうで…
「起きていたら間違いなくこれを見た瞬間はひっくり返していたと思います。結局ドーンと一気に80pipsくらい、一度も戻すこともなく走り続けていきました」
「惜しかったですね。ここをくるってひっくり返せたらよかったんですけど…」
今の私は、こういう時は損切りで終わってしまうのですが、いずれはここでひっくり返せるようになってくださいとひろぴーさん。
「こういう形ができたら、かなり重要ポイントなので、7月は特に注意して見てみてください。
これも武器の1つとして加えてエントリーできるようになってください」
というわけで、7月の1カ月間、このコンフルエンスをメインにしてトレードをしたところ、なんと当連載初の月間プラスになりました!!
108.7pipsプラスで、金額的には928円のプラス。
6月はほぼトントン、7月は念願のプラス!
引き続きひろぴートレードでコンスタントにプラスを出せるように、そして元本の10万円復活を目標にがんばります!
(「ひろぴーの実践トレード塾 第3講(1) 10月の本命相場に向けて大反省会!」へつづく」へつづく)
【葉那子のトレード報告:2013年7月29日(月)~8月2日(金)】
0勝1敗
負けトレード:豪ドル/NZドル -34.1pips(-266円)
合計収支:-266円
口座残高:8万9472円
下の画像は私が実際に取引に使っているヒロセ通商「LION FX」の約定履歴です。
先週はスティーブンスRBA総裁の発言で豪ドル安が加速したので、豪ドル売りでテクニカル的にも条件が合うものを探したところ、ちょうど豪ドル/NZドルでコンフルエンスを発見し、エントリーしました。
4時間足の38.2%と1時間足の61.8%がほぼピッタリ重なり、「00」の節目手前でもあった1.1296ドルでショート。
残念ながら結果は損切りになりましたが、しっかり条件が重なり、なおかつファンダメンタルズの流れにも沿ったトレードだったので、納得のいく負けトレードでした。
(取材・文/葉那子 撮影/和田佳久)
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