■2014年の加ドルは「売り」がコンセンサス。そのワケは?
今週(1月6日~)、マーケットの注目を集めたのが、豪ドル同様の資源国通貨である加ドル。
米ドル/加ドルに関しては、2014年の推奨通貨として、豪ドル同様、「加ドル売り」を推奨している銀行も多いのですが、年初はコンセンサスどおり、加ドル安が急速に進行しました(米ドル/加ドルのチャートは急騰)。
きっかけは、カナダの貿易収支。米国の貿易収支は改善傾向にありますが、カナダの貿易収支は逆に悪化。
この米国とカナダのファンダメンタルズがそのまま米ドル/加ドルという通貨ペアに反映されており、米ドル/加ドルは一時1.0847ドルまで急上昇。米ドル/加ドルは、まず1.10ドルに向けて上昇中です。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/加ドル 日足)
2014年は多くの参加者のコンセンサスどおり、米ドル買いでスタート。前述のとおり、米ドル/円、豪ドル/米ドルのみならず、米ドル/加ドルでも米ドルの堅調さが際立ってきました。
2014年相場のスタートは、上記の3通貨ペアに注目です。
【参考記事】
●アベノミクス第2章の2014年は緩やかな円安相場となり、ドル/円は年末に115円へ(2013年12月26日、西原宏一)
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