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■原油価格の一方的な下落にも変化。相場は落ち着いてきた

 原油価格も一時１バレル＝43ドル台にまで下落しましたが、その後、反転し、54ドル台にまで上昇する局面もありました。

 このまま上昇するとは思えませんが、一方的な下落傾向にも変化が出てきたということだと思います。

ＮＹ原油 日足

（出所：米国ＦＸＣＭ）

 原油価格の下落と歩調を合わせるような形で下落を続けてきた豪ドルも原油価格の下げ止まりと、先日、ＲＢＡ（オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行]）が原油価格の下落を受けて、0.25％の利下げを実施するという対応をしたことで一応の決着をみています。

豪ドル/米ドル 日足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：豪ドル/米ドル 日足）

 ＳＮＢ（スイス国立銀行[スイスの中央銀行]）が、ユーロ/スイスフランの1.2000フランの下限を放棄するという衝撃的なことが１月15日（木）に起き、ユーロ/スイスフランが暴落しましたが、ＳＮＢは、その後、連日のようにユーロ買い・スイスフラン売りの介入を実施したことで、相場も落ち着いてきました。

ユーロ/スイスフラン ４時間足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：ユーロ/スイスフラン ４時間足）

■レンジ相場は押し目買い・戻り売りだが、いずれ米ドル高に

 以上のような状況の変化により、相場が方向感を失ってきたという流れだと思います。

 当面、このような相場展開が続くと考えています。レンジ相場という想定で押し目買い・戻り売りを続けるというのが現在ベストのやり方なのだと思っています。

 ただ、最終的には米ドル/円でも、ユーロ/米ドルでも、いずれ米ドル高方向に向かうと考えています。

 それまでは、少し気楽にやっていきましょう。

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