■米ドル/円は早晩、反発に転じる可能性も
つまり、NYダウと歩調を合わせて、金も調整完了を示唆しています。
過去2カ月、米ドル/円と同日に高値と安値に到達していた金が反落の兆しを見せてきたため、早晩、米ドル/円も上昇トレンドに回帰する可能性が高まります。
以下のチャートは、米ドル/円の日足にフィボナッチリトレースメントを表示したもの。
以前コラムでご紹介させていただいたように、38.2%である112.00円が米ドル/円の調整幅としては妥当なレベル。
【参考記事】
●トランプ氏の記者会見は期待はずれだが、国境税に注目! 中期ドル買いの好機到来(1月12日、西原宏一)
(出所:Bloomberg)
過去2週間の米ドル/円の安値は112.50円レベルとなっています。
マーケット関係者によれば、112.50円では本邦から巨大な米ドル買い需要があり、強烈なサポートとなっている模様。
(出所:Bloomberg)
結果、依然として112.00円の±50pips程度が米ドル/円のサポートであり、ここがサポートされれば、米ドル/円もNYダウに歩調を合わせ、上昇トレンドに回帰すると想定しています。
マーケットのコンセンサスどおり、トランプ米大統領の就任式前後に調整を演じてきた米ドル/円相場。
昨日(1月25日)のNY市場で2万ドルに到達し、連動する金が反落し始めたことから、早晩、米ドル/円相場も反発に転じる可能性が高まっています。
2万ドルに到達したNYダウと金、そして米ドル/円の動向に注目です。
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