■ビットコイン急騰に金融市場は驚愕
みなさん、こんにちは。
FXとは違いますが、金融市場を驚愕させたのがビットコインの急騰。
11月27日(月)の「FX&コモディティ(商品) 今週の作戦会議」でビットコイン/円が100万円に到達したことをご紹介したのですが、その後、数日で120万円まで暴騰しました。
【参考記事】
●もしも黒田さんが日銀総裁を辞めたら…!? 生保買いがあっても米ドル/円は戻り売り!(11月27日、西原宏一&大橋ひろこ)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/円 日足)
ビットコインは、早ければ12月にもCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)への先物上場が控えていること。
そして、先週末(11月24日)にはビットコインから分裂した「ビットコインダイヤモンド」が誕生するなど、12月以降も5つ以上のフォーク(分裂)が予定されていることなどを受けて、フォークコインをもらいたい人がビットコインをロングにしている模様。
その後は急反落、急反発を挟んで高値圏で乱高下の状態。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ビットコイン/円 4時間足)
当面、ビットコインの動向にも注目ですね。
■米税制改革法案に市場は注目
為替マーケットの注目は、まず、米税制改革法案の行方。
本日(11月30日)にも、上院本会議で米税制改革法案が可決される見込み。
上下両院の法案一本化の一大作業が控えているものの、可決に向けて今週(11月27日~)のNYダウは、底堅い動き。
(出所:Bloomberg)
連れて、米ドル/円も調整で112.00円レベルまで反発しています。
(出所:Bloomberg)
現在は、投票前の審議中。
投票が延期されれば可決されない見込みが高い、ということを意味するので米ドル売りへ。
個人的には逆に可決されても、セル・ザ・ファクトになると想定しています。
(出所:Bloomberg)
米ドル/円は、前回のコラムでもご紹介させていただいた111.00円(50%戻し=114.73円~107.32円)を終値ベースでブレイクできなかったことで調整入り。
【参考記事】
●米ドル/円は111円割れなら108円へ下落も! 不気味な米ドルの売り手の正体とは!?(11月24日、西原宏一)
前述の米税制改革法案が可決される見込みであることも、米ドルを底堅くさせています。
ただ、米税制改革法案に関しては、マーケットではかなり織り込み済みであるため、米ドル/円の上値は限定的だと想定しています。
29日の外国為替市場で…
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で人気の西原宏一さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「トレード戦略指令!(月額:6600円・税込)」です。
「トレード戦略指令!」は10日間の無料体験期間がありますので、初心者にもわかりやすいタイムリーな為替予想をはじめ、実践的な売買アドバイスやチャートによる相場分析などを、ぜひ体験してください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)