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「スピード注文系発注機能」を徹底比較!
初期設定のまま使うとキケンなことも!?

2019年04月13日(土)東京時間 09:00

ストラテジー数世界1位 人気の自動売買は…

■主要FX会社の「スピード注文系発注機能」を再び徹底比較!

ザイFX!ではかつて、主要FX会社のいわゆる「スピード注文」について取り上げたことが何度かありました。

【参考記事】
めちゃくちゃ便利なスピード注文機能。各社のアプリ画面を画像つきで徹底比較!
葉那子が究極の徹底調査! 主要10社のスピード注文系システム、その最新事情

「スピード注文」とは元々はGMOクリック証券[FXネオ]が2010年1月にリリースした発注機能のこと。

 新規、決済、ドテン、同一通貨の全決済などがワンクリックででき、1つのコンパクトな画面内でリアルタイムレートや保有中のポジション情報などを一目で確認することができる便利な発注機能です。

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」画面

2012年以降、GMOクリック証券以外のFX会社も「スピード注文」に似た注文方法を搭載し始めました。そして、2014年5月にザイFX!ではGMOクリック証券の「スピード注文」に似た注文方法を「スピード注文系システム」と定義して以下の【参考記事】で徹底調査しました。

【参考記事】
葉那子が究極の徹底調査! 主要10社のスピード注文系システム、その最新事情

 2014年5月から時は流れ、FX各社の取引ツールはバージョンアップやリニューアルが着実に進んでいます。

 そこで今回は主要FX会社の「スピード注文」に似た注文方法のうち、下記の機能が搭載されているものを「スピード注文系発注機能」と分類して徹底比較していきたいと思います。

・レートパネルをワンクリックするだけで新規・決済の発注ができる
・保有ポジションの情報が表示される
・選択した通貨ペアの全決済がワンクリックでできる

■「スピード注文系発注機能」を使える取引ツールはかなり多い

 それではまず、主要FX会社の「スピード注文系発注機能」や対象取引ツールの名称を見ていきましょう。

主要FX会社の「スピード注文系発注機能」や対象取引ツールの名称
FX会社
[口座]
スピード注文系
発注機能の名称
取引ツール
GMOクリック証券
[FXネオ]
スピード注文 PCブラウザ版
・ブラウザ版取引画面
PCインストール版
・はっちゅう君FXプラス
スマホアプリ版
・GMOクリック Fxneo
DMM.com証券
[DMM FX]
ストリーミング注文
(DMMFX PLUS
DMMFX STANDARD)
スピード注文
(DMMFX for iPhone
DMMFX for Android)
PCブラウザ版
・DMMFX PLUS
・DMMFX STANDARD
スマホアプリ版
・DMMFX for iPhone
・DMMFX for Android
YJFX!
[外貨ex]
ワンタッチ注文 PCブラウザ版
・ブラウザ版取引画面
PCインストール版
・Desktop Cymo
・Cymo NEXT
スマホアプリ版
・iPhone Cymo
・Android Cymo
ヒロセ通商
[LION FX]
クイック注文 PCブラウザ版
・HTML5版
PCインストール版
・LION FX C2
・LION FX Mac専用
・.NET4
スマホアプリ版
・LION FX for iPhone
・LION FX Android
外為どっとコム
[外貨ネクストネオ]
スピード注文
スピード注文2

(リッチアプリ版のみ)
PCブラウザ版
・Webブラウザ版
PCインストール版
・リッチアプリ版
スマホアプリ版
・外貨ネクストネオ
SBI FXトレード 2WAY注文 PCブラウザ版
・WEB版
PCインストール版
・リッチクライアント版
スマホアプリ版
・SBI FXトレード(新アプリ)
・SBI FXTRADE(旧アプリ)
マネーパートナーズ
[パートナーズ FXnano]
ストリーミング注文 PCブラウザ版
・クイック発注ボード
スマホアプリ版
・HyperSpeed Touch
マネーパートナーズ
[パートナーズ FX]
ストリーミング注文 PCブラウザ版
・クイック発注ボード
スマホアプリ版
・HyperSpeed Touch nano
FXプライム byGMO
[選べる外貨]
ハイスピード注文 PCブラウザ版
・ブラウザ版
スマホアプリ版
・PRIMEアプリS
トレイダーズ証券
[みんなのFX]
成行注文
(FX トレーダー)
スピード注文
([新]みんなのFX)
PCブラウザ版
・FX トレーダー
スマホアプリ版
・[新]みんなのFX
トレイダーズ証券
[LIGHT FX]
成行注文
(アドバンスド トレーダー)
スピード注文
(LIGHT FX)
PCブラウザ版
・アドバンスドトレーダー
スマホアプリ版
・LIGHT FX
セントラル短資FX
[FXダイレクトプラス]
スピード注文 PCブラウザ版
・Web取引システム
PCインストール版
・クイックチャート・トレード
プラス
スマホアプリ版
・クイックトレードプラス
 for iPhone
・クイックトレードプラス
 for Android
JFX
[MATRIX TRADER]
クイック注文 PCインストール版
・新Java版
・.NET版
・Mac版
スマホアプリ版
・MATRIX TRADER
 for iPhone
・MATRIX TRADER
 Android

 主要FX会社の取引ツールで「スピード注文系発注機能」が使えるものはかなり多いですね。スマホアプリ版だと今回調べた13口座すべてで使用可能で、PCブラウザ版だと12口座で使えます

 PCインストール版で使えるのは13口座中7口座とあって、スマホアプリ版やPCブラウザ版で「スピード注文系発注機能」を利用するトレーダーのほうが多いかもしれませんね。

■GMOクリック証券の「スピード注文」はスッキリ見やすい印象

 ここからは主要FX会社の「スピード注文系発注機能」を個別に紹介していきます。

 まずは「スピード注文系発注機能」の元祖であるGMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」から見てみましょう。

 最初はPC版ですが、下図の左がPCブラウザ版の「ブラウザ版取引画面」、右がPCインストール版の「はっちゅう君FXプラス」の「スピード注文」取引画面です。ほぼ同じような画面ですね。

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」取引画面

レートパネルが大きめに表示されており、売りが青色、買いが赤色にハッキリ分かれていて非常に見やすいです

 「スピード注文系発注機能」はレートパネルをワンクリックするだけで新規・決済の発注ができるため、うっかり操作をしてしまう可能性もあり、発注画面のわかりやすさは重要な点と言えます。

 それでは実際にGMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」で発注してみましょう。今回はデモ取引で米ドル/円を1万通貨買ってみます。

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」売買例

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」で通貨ペアを米ドル/円、取引数量を1万通貨にセットし、買いのレートパネルをワンクリックすると、注文確認画面が表示されることなく即座に111.757円で買いポジションが成立しました。成立したポジションの情報も即座に反映されています。

■発注時にシステムが自動的に「新規注文」「決済注文」を選択

 基本的に「スピード注文系発注機能」では買いか売りのレートパネルをワンクリックすれば発注できるわけですが、発注時に「新規注文」なのか「決済注文」なのかを指定することはありません。システムが自動的に「新規注文」なのか「決済注文」なのかを選択するのです(※)。

(※「両建てあり」の場合は発注がすべて「新規注文」となる。「スピード注文系発注機能」のなかには初期設定が「両建てあり」となっているものもある)

 先ほどの米ドル/円の取引のように、「スピード注文系発注機能」ではポジションを保有していない状態で買い注文を発注すると「買い新規注文」として判断されます。また、すでに買いポジションを保有している状態で売り注文を発注すると「売り決済注文」として判断されるという具合です。

 そして、すでに保有している買いポジションのポジション量以上の売り注文を発注すると、買いポジションに対する「売り決済注文」と「売り新規注文」として判断されます。この場合は、この瞬間に保有ポジションが買いから売りへ一転することになります。いわゆる「ドテン」ですね。

 それでは、すでに保有しているポジションのうち、約定日時や約定価格が違うポジションが複数ある場合、システムはどのポジションから決済していくのでしょうか。

 決済するポジションの順番をシステムが判断する方法のひとつとして、約定日時が古いポジションから決済する方式があります。

 この方式のことを「FIFO方式(First in First out:先入れ先出し方式)というのですが、多くの「スピード注文系発注機能」で「FIFO方式」が初期設定されており、「FIFO方式」だけを採用している口座もあります

 そのため、発注時に「新規注文」なのか「決済注文」なのかを指定せず、システムが自動的に選択する方式自体が「FIFO方式」と拡大解釈されてしまうこともあります。

 そんな「FIFO方式」の取引の流れを見てみましょう。たとえば、米ドル/円を「スピード注文」で2万通貨買い(A)、さらにもう1万通貨買って(B)、1万通貨売り(C)、3万通貨売る(D)取引を行うとします。「FIFO方式」の場合、保有ポジションは以下のように変化します。

「FIFO方式」の取引の流れ

 このように「FIFO方式」では約定日時が古いポジションから決済されるのですが、約定日時が新しいポジションから決済される方式もあり、これは「LIFO方式(Last in First out:後入れ先出し方式)と呼ばれます。

 また、約定日時ではなく約定価格で決済するポジションの順序が判断される方式もあります。利益が大きい(損失が小さい)ポジションから決済される方式と、損失が大きい(利益が小さい)ポジションから決済される方式で、本記事では前者を「利益順」、後者を「損失順」と分類します。

■「FIFO方式」などでは両建てができない。両建てを行うには?

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」では決済順序を「FIFO方式」「LIFO方式」の2つから選べ、「FIFO方式」が初期設定されています。

 「FIFO方式」にしろ、「LIFO方式」にしろ、発注時にシステムが自動的に「新規注文」か「決済注文」を選択する方式では、買いポジションと売りポジションを同時に保有する「両建て」ができないのですが、GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」では取引画面上部に「両建」ボタンが設置されています。

 この「両建」ボタンにチェックを入れれば売買注文がすべて「新規注文」となり、売りポジションと買いポジションを同時に保有できるのです。

 また、GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」取引画面の中央に「全決済」ボタンがありますが、このボタンを押せば「スピード注文」で選択した通貨ペアの保有ポジションがすべて決済されます。

■GMOクリック証券の「スピード注文」は「成行注文」が初期設定

 さて、今度はGMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」の設定画面を見ていきましょう。

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」設定画面

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」設定画面上部に成行注文設定がありますが、初期設定では「許容スリッページ」のところは「制限なし」にチェックが入っています

 これはつまりどういうことかというと、GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」でレートパネルをワンクリックすると、「成行注文」で即座に発注される初期設定になっているということになります。

 「成行注文」は基本的には現在値近辺での約定を期待して出す注文方法ですが、常に現在値近辺で約定するかどうかはわかりません。

 「成行注文」は文字どおり「成り行き任せ」にいくらでもいいから買ったり売ったりしてください、という注文方法であるため、レートが小動きの時は発注時のレート付近で注文が約定しますが、レートが大きく動いているときは発注時のレートから大きく乖離したレートで注文が約定することもあるのです。

 発注時の価格と約定時の価格が乖離すること、またはその乖離幅のことを「スリッページ」と言いますが、GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」で初期設定のままレートパネルをクリックすると、スリッページが場合によっては発生する可能性がある「成行注文」で即発注されるというわけです。

【参考記事】
複雑怪奇なFXの“成行系注文”を総まとめ。スリッページがない口座はある?

設定画面にある「許容スリッページ」の「制限なし」のチェックを外せば、許容できるスリッページ幅をあらかじめ決めておく「許容スリッページ値」を設定できるのですが、これが初期設定では「0.0pips」となっています

 ここで、米ドル/円が100.00円で推移していると仮定して、GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」で「0.0pips」という許容スリッページ幅の初期設定のまま買い注文を発注するとどうなるか考えてみましょう。

 米ドル/円が100.00円のままであれば買いポジションが成立しますが、99.999円や100.001円にわずか0.1pipsずれただけでも「0.0pips」の許容スリッページ幅を超えているため注文がキャンセルされてしまうのです。

 「0.0pips」の許容スリッページ幅が初期設定されていることに気付かなければ、レートパネルを何回クリックしても注文がキャンセルされたり、何回もキャンセルされるからとレートパネルをクリックし続けた結果、思わぬポジション量が成立してしまう可能性もあるというわけです。

GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」の成行注文設定に関してまとめると、以下のようになります。

・GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」は「成り行き任せ」に売買する「成行注文」が初期設定されている
・「成行注文」で発注したくない場合、設定画面にある「許容スリッページ」の「制限なし」のチェックを外す必要がある
・許容スリッページ幅が「0.0pips」で初期設定されているため、自分が適切だと思う許容スリッページ幅を入力する必要がある

 また、GMOクリック証券[FXネオ]の「スピード注文」の設定画面中央には…

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04月22日更新







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