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今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

NYダウ史上最高値更新も為替は膠着…。
株高・円安の動きが鈍くなった理由とは?

2019年11月07日(木)14:30公開 (2019年11月07日(木)14:30更新)
今井雅人

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■株価堅調。でも、為替相場は膠着

 今週(11月4日~)、米国の株式市場では、代表的な株価指数が史上最高値を更新し続けています。

NYダウ 日足
NYダウ 日足チャート

(出所:Bloomberg)

ナスダック総合指数 日足
ナスダック総合指数 日足チャート

(出所:Bloomberg)

 しかし、一方で為替相場を見ると、今年(2019年)は、どの通貨ペアも年間の変動幅が小さくなっています。このまま、こうした膠着相場が続くのでしょうか?

米ドル/円 日足
米ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView

■膠着の理由はディスインフレと低金利

 結論から言うと、おそらくこうした膠着相場が、年内は続いてしまいそうです。

 私は、その原因は世界的なディスインフレ(※)と、低金利のせいではないかと考えています。

(※編集部注:「ディスインフレ」とは、デフレとまではいかないがインフレでもない状態。一般的にはインフレの状況下、中央銀行の緩和的な金融政策などによって、インフレではなくなったが、デフレにもなっていない状況を指すことが多い)

 ここ2~3年、米国が金利の正常化を目指して、テーパリング(※)、そして政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)レート誘導目標レンジの引き上げを実施してきました。

(※編集部注:「テーパリング」とは、量的緩和政策により、進められてきた資産買い取りを徐々に減少し、最終的に購入額をゼロにしていこうとすること)

 しかし、今年(2019年)に入ってから、世界経済全体が低迷傾向となり、さらに米中貿易摩擦などへの懸念もあって、FRB(米連邦準備制度理事会)は金利の引き下げに転じました。そして、3会合連続で政策金利を引き下げています。

米政策金利の推移

※フェデラル・ファンドレートの誘導目標レンジ上限を掲載
※FRBのデータをもとにザイFX!が作成

 それと歩調を合わせるように、先進国は各国で、さらなる金融緩和を検討し始めています。

■為替相場は通貨同士の綱引き状態に

金融緩和状態になると、当然、お金が市中に溢れるわけですから、そのお金はどこかに向かいます。一番向かいやすいところは、不動産と株式市場です。ですから、株価は非常に堅調に推移することになります。

 現在、米国の株価指数が史上最高値を更新し続けているのも、日経平均が2万3000円を超えてきているのも、それが原因だと思います。

日経平均 日足
日経平均 日足チャート

(出所:Bloomberg)

 一方、為替相場ですが、どの国も歩調を合わせて金融緩和をしているわけですから、通貨同士は綱引き状態になってしまい、その結果として、相場が膠着してしまうということです。

【参考記事】
NYダウ史上最高値に迫るもバブル懸念…。もしバーストすれば、ドル/円105円割れへ(11月4日、西原宏一&大橋ひろこ)
米国株の本格的なバブルはこれからだ! 米ドル/円の反落はスピード調整にすぎない(11月1日、陳満咲杜)

 かつて、日本だけが低金利だったときに…


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