■いよいよ英総選挙。アジア市場が主戦場に!
そして、一番の注目は、本日(12月12日)実施される、英下院総選挙です。
信頼度が高いとされている、調査会社ユーガブ(YouGov)の世論調査結果ですが、日本時間12月11日(水)に発表された直前の議席獲得予想は、与党・保守党が339議席、最大野党・労働党が231議席となりました。
(出所:YouGov)
これは、前回、11月27日(水)時点の359議席(保守党)と211議席(労働党)から比べると、議席差が40議席も縮まりました。
保守党は、かろうじて過半数は獲得できるとの予想ですが、一時の楽勝ムードからは一転、緊張感が漂い始めました。
最新の世論調査結果で議席獲得予想が減った保守党のジョンソン首相。依然として優勢な結果ながら、一時の楽勝ムードからは一転、緊張感が漂い始めたと今井氏は指摘 (C)Justin Sullivan/Getty Images
いずれにしても、日本時間の明日、13日(金)の7時過ぎから明らかになる出口調査の結果を皮切りに、アジア市場が主戦場となることだけは確かです。
【参考記事】
●【ブレグジット】12月12日に英総選挙。2020年1月の離脱がメインシナリオに
●どうなる? 12月12日英総選挙。6つの予想シナリオから英ポンドの動きを大予測!(12月6日、松崎美子)
●英総選挙、12月13日昼前には大勢判明へ。ポンドは急騰か? セル・ザ・ファクトか?(12月9日、西原宏一&大橋ひろこ)
■きちんとした結果を見極めたい
英ポンド/米ドルは、市場の関係者に話を聞いた限りでは、英ポンドの買い持ちが、かなり多くなっているようです。
すべての結果が明らかになるのは、明日(13日)のお昼過ぎごろとなりますから、きちんとした結果を見極めたいと思います。
(出所:TradingView)
■米ドル/円は110円台を見据えたトレード継続へ
また、米ドル/円ですが、先週(12月2日~)から、大きな変化はありません。
引き続き、下がったところでは、日本の生保やM&A絡みの資金手当てが必要な企業などが108円台半ばから買いを入れてきていますが、上値も109円台では、輸出企業の売りやオプションに絡む戻り売りなどが、多く出てくると予想されています。
(出所:TradingView)
108円台で買い、109円台で売るというトレードを続けながら、最後は110円台に向かうという方針を、続けていきたいと思います。
【参考記事】
●トランプ大統領の要求は、さらに過激に!? 米ドル/円は110円台へ。押し目買い継続(12月5日、今井雅人)
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