■その後、株式市場は振れ幅の大きい状態へ
そして、その後ですが、株式市場は振れ幅の大きい状態が続いたまま下落・上昇を繰り返すようになってきました。
(出所:Trading View)
市場が少し落ち着いてくると、やはり、国債や金などに、再び資金が向かうようになり、堅調に推移しています。
(出所:Trading View)
(出所:Trading View)
■完全に方向感を失った為替相場
一方、為替相場は完全に方向感を失い、株式の乱高下にさえも、あまり反応を示さなくなっています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
どうして、こうなっているのでしょうか?
それはおそらく、第1ステージと第2ステージの、株式市場の動きに対する為替相場の反応が真逆になってしまったので、市場関係者の頭が混乱して、動けないのだと思います。
それに加えて、現在、世界的にロックダウン(都市封鎖)の流れになってきているので、金融機関のトレーダーなどが、ディーリングルームに出勤していないということも影響しているようです。
従いまして、現状のこうした状況はおそらく、当面、続く可能性が高いと、私は考えています。
■米ドル/円は当面、107~110円を想定した戦略で
こういうときは、1日の中での流れをしっかり取って、すぐに決済する短期トレードを心掛けるのが、一番、無難ではないでしょうか。
米ドル/円も、当面、107~110円の間に入り込むと思いますので、そういう想定でトレード戦略を検討する時期かな、と考えています。
(出所:Trading View)
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