本日の米国の経済指標は小粒。
6月初め及び週明け月曜日の昨日は、英国の住宅金融大手の損失拡大などがキッカケとなり株式市場が下落。為替相場もリスク回避の方向に動いた。
今日の為替相場の焦点は、『原油及び株式の動向』と『リスク回避の動きの本格化』にあり。
まず本日は、朝方にオーストラリアの注目度の高い経済指標が発表され、更には13時30分に政策金利が発表される。市場のコンセンサスは据え置きとなっている。
欧州タイムではスイスの消費者物価指数への注目度もそれなりに高い。ユーロ圏の生産者物価指数や四半期GDPの改定値も発表されるがそれほどインパクトはなさそうだ。
米国の経済指標は『製造業受注指数』が控える。
注目度はあまり高くないが、今週に入ってリスク回避への動きが燻りだしたため、悪い結果が出れば相場を動かすキッカケに使われやすいだろう。
またスペインで金融に関する会合が開催される。バーナンキFRB議長やトリシェECB総裁、白川日銀総裁などが参加するため、その発言には注意したい。
注目材料が乏しい中、原油価格や株価の動向を睨みながら、昨日発生したドル売りやリスク回避の動向が本格化するかどうかを推し量ることになりそうだ。
★本日の注目材料
→米国以外
・豪)住宅建設許可件数
・豪)第1四半期経常収支
・豪)RBA政策金利発表
・ス)消費者物価指数
→米国
・米)製造業受注
★今週の為替相場の焦点
・ISM指数や雇用統計を中心とした米国の経済指標
・インフレ懸念や景気後退懸念、信用不安などのセンチメントの動向
・NY株式や債権、原油・商品など他の金融市場の動向
・英国やユーロ圏を中心とした各国の政策金利発表
・ドル買い・ドル売りの傾向、レンジ相場の継続とその行方
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今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
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・日財務省10年利付国債 ・RBA政策金利発表 ・EU財務相会合 ・米大統領選予備選(モンタナ州&サウスダコタ州) |
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08:50 | 日)マネタリーベース | × | -0.8% | -2.8% | ||||
10:30 | 豪)住宅建設許可件数 | ◎ | +0.2% | -5.7% | ||||
豪)第1四半期経常収支 | ◎ | -205.00億 | -193.49億 | |||||
13:30 | 豪)RBA政策金利発表 | ◎ | 据え置き 7.25% |
据え置き 7.25% |
||||
14:45 | ス)消費者物価指数 | ○ | +2.4% | +2.3% | ||||
18:00 | 欧)生産者物価指数 | △ | +0.8% | +0.7% | ||||
欧)第1四半期GDP【改定値】 [前期比/前年比] |
△ | +0.7% | +0.7% | |||||
+2.2% | +2.2% | |||||||
23:00 | 米)製造業受注指数 | BB | -0.1% | +1.4% | ||||
要人発言予定(未確認情報含む) | ||||||||
22:00 | 日)白川:日銀総裁■パネル討議 | |||||||
欧)トリシェ:ECB総裁◆パネル討議 | ||||||||
米)バーナンキ:FRB議長★パネル討議 | ||||||||
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リスク回避の動きが勃発?またまた先週とは逆の動き。難易度の高い相場が続く。動いた方向に短期で付いていくしかないだろう。
リスク回避の動きが勃発?またまた先週とは逆の動き。難易度の高い相場が続く。動いた方向に短期で付いていくしかないだろう。
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