インフレ促進がおさまったのではないかとの観測が強まり、米国株は先週までにかなりの値幅を戻してきた。米国株の代表であるS&P指数は今年の高値の4791ポイントと安値の3639ポイントとの半値である4215ポイントを超えてきて、かなりの楽観ムードが漂っている。
もうちょっと半値の手前ではもみにもんでもっと時間がかかるかと思われたが、パウエル議長の「利上げのペースを落とす」発言以降は、株価はずっと堅調なままとなった。米国株に比べると、日本株の戻りは激しい。今年の最高値は日経先物で29375円なのだが、もうその目前まで迫ってきている。1日でも届く距離だ。
これだけ日本株が強いのは産業力のせいではなく、超がつくほどの円安の効果だけだということは言うまでもない。実際に日本側には30年前ほど売りつけるものもないので、為替相場においてもドルのオファーが出てこず、ここまで簡単に上がってきたとも言えるのだ。
ドル相場はやや調整気味であったが、金曜日はドルの買い戻しが入ったようだ。一連のインフレ指標を通じても、ドル金利は低下しておらず、むしろ上がっているからである。ユーロドルも1.03台のミドルまで上がったが、あの程度が上値の限界なのではないだろうか。ドル円にしても、突っ込んでいってまでドルショートにしようという迫力に欠けるのである。
中間選挙まではこうした流れは変わらないと思われるが、リスクなのはバイデン大統領が2、3のインフレ指標をもってインフレに打ち勝ったと宣言してしまっていることだ。政策金利はいまだに2.25%であり、利上げの道半ばでしかないのである。結論を急いでいる辺りに株価急落などの返事が起これば、またちぐはぐなことを語るかもしれない。
日本時間 15時20分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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