【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向宏行さんのFXメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』で、定例のオンライン交流会を開催します。開催日時は12月5日(金)20時30分で、参加できるのは11月25日(火)までにメルマガ読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)。
前回は40名ほどご参加いただき、月足が動けば日足で取引をしやすいけれど、月足で方向感がないときは、1時間足などに時間軸を下げないと取引しにくいこと、1時間足は値幅の狭さや流動性に気をつけたり、頻繁に相場を見る必要があることなどが解説されました。
次回のオンライン交流会は12月20日(土)20時30分の開催予定で、12月10日(水)までにメルマガ読者となった方が参加可能です。トレーダーが年末相場をどのように過ごせばいいのか、チャートを見ながら田向さんに気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
★ザイFX!と田向さんがタッグを組んだ有料メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、会社員などトレードにかける時間がない人に最適なメルマガを配信! メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。
米ドル/円は161.94~139.57円がダウ理論の月足レンジで下げる可能性。161.94円を上抜ければ天井知らずの上昇へ
米ドル/円は2024年値幅161.94~139.57円がダウ理論の月足レンジになっていて、この中での動きが続いています。
ただ、2024年安値139.57円は、2023年9月15日(金)安値140.24円を下抜けているため、ダウ理論月足は下げる可能性を示しています。

(出所:TradingView)
2024年の動きは、7月3日(水)高値161.94円から9月16日(月)安値139.57円へ約2カ月半で22円急落する動きでした。
これは、7月11日(木)、7月12日(金)に政府・日銀が介入したことで、米ドル/円市場が急転換した動きでした。2024年はここに乗れたかどうかで、収益が大きく違ったと思います。
現在の値動きに戻ると、ダウ理論の月足レンジ上限が2024年高値161.94円なので、ここを上抜けない限り、月足では下方向の可能性が残っています。
一方、週足と日足は上昇してきています。このため、161.94円を上抜けると天井知らずの上昇に向かうことになります。
★ザイFX!と田向さんがタッグを組んだ有料メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、会社員などトレードにかける時間がない人に最適なメルマガを配信! メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。
米ドル/円の現在を日本当局も当然注目。介入で負けて急激なインフレを引き起こすわけにいかず、簡単には介入できない
円安は、エネルギーや食糧など国民生活に大きく影響する輸入物価を押し上げる可能性が大きくあります。
よって、現在の米ドル/円相場の状況は日本当局も当然注目しているでしょう。実際、片山財務大臣からは為替市場の動きに関する発言がでています。
財務省の為替担当者は当然プロ中のプロです。2024年7月の政府・日銀の市場介入も絶妙なタイミングでした。
当局が絶妙なタイミングで介入するのにはワケがあります。
円安の現在、日本政府が円買い介入するのは、円高の時の円売り介入とはまったく違います。
円安を抑えるために市場介入するということは、為替市場で米ドルを売り、円を買うことになります。
日本政府にとって、円は自国通貨ですから事実上無制限に持っていますが(だから国の借金も問題でないと言われています)、米ドルは保有分しか介入に使えません。他国通貨である米ドルを潤沢に持っているわけではないのです。
このため、もし市場と政府・日銀が対決して介入を実施した場合、日本政府の弾(米ドル)が無くなれば、市場と闘えないわけですから無条件降伏になってしまいます。
こうなったら致命的です。市場に負けた日本政府と円の信用は失墜して、急激な円安になりかねません。
それこそ1米ドル=500円とか1000円とかになってしまうかもしれませんし、そうなれば輸入物価は急騰して国内は急激なインフレになる可能性があります。
国民生活の安定を図る政府としては、私たちトレーダーのような勝負を簡単にするわけにはいかないわけです。つまり、やってみて何度か負けてもいいというわけにはいかないのです。
ということは、政府・日銀は簡単には介入を実施できないでしょう。また、そうした事情を市場参加者も知っているので、円安は止まりにくいと思われますし、米ドル買いの動きも影響しそうです。
★ザイFX!と田向さんがタッグを組んだ有料メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、会社員などトレードにかける時間がない人に最適なメルマガを配信! メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。
2024年7月は週足が十字線となり、相場が迷ったチャンスのところで、米CPIに便乗して一気に介入。チャートにヒントが隠れていた
2024年7月の政府・日銀の介入がどうだったか、米ドル/円週足チャートを確認してみてください。
週足は、161.94円の高値をつけた7月1日(月)週の週足が十字線になっています。つまり、週足では最高値を付けたものの、市場参加者は介入その他を警戒して迷っていたことになります。
メルマガやオンライン交流会でご説明してきたように、相場が迷っているところがチャンスになるのは、このときも同じだったわけです。
この動きを政府当局も当然見ていたのでしょう。翌週(7月8日~)、再び上昇し始めた7月11日(木)に米CPI(消費者物価指数)の発表の動きに便乗して実弾介入しました。
政府・日銀は、161.94円をつけて市場が介入警戒などで迷い始め(週足十字線出現)、かつ直近の米CPI発表で相場が動いたタイミングで一気に介入してきたわけです。
【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル/円の162円の上と160円の下に逆指値注文を置いた結果、157円台への介入らしき急落もチャンスを逃さなかった! 値動きの事実を見て、動く方向に注文を置いただけ(2024年7月17日、田向宏行)
⇒米ドル/円は162円と160円をどちらに抜けるか注目! 米CPIの結果も、相場がどう動くかもわからない。162円の上と160円の下に逆指値注文を事前に置き、備えておこう(2024年7月9日、田向宏行)

(出所:TradingView)
なお、当日の私のメルマガでは、米ドル/円が下げる可能性に言及しています。取引戦略としては、160.25円または160円割れでの売り仕掛けをお伝えしています。
田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!
2024年7月11日(木)11:50の配信メールより一部抜粋
USDJPY 1時間足の窓
160.25の下に売り逆指値を置いても問題ありませんが、160.00をバックに買い仕掛けする人がいるかもしれません。160.00が大きな壁であり、節目だからです。
とすれば、160.25下で売り仕掛けするより、160.00の大きな壁を抜けてから売り仕掛けしてもいいのではないかと思います。
この場合の損切りは、どちらで売り仕掛けしたとしても、162円の上ということになります。
こうした2024年の動きと比較すると、現時点で政府が介入する兆しは、私には見当たりません。
ただ、ちまたでは介入警戒にかこつけて、買い手の利食いが入りやすくなります。11月も半ばを過ぎましたし、買い手の利確の口実に使いやすくなります。
こうなると、新規の買いは減る可能性があり、そうした意味では上昇の動きは弱くなる可能性もあります。
上記のとおり、相場の動きを値動きの視点で見ていくと、介入のように突如起こったようなことも、事前にチャートにヒントが隠れていたりします。
チャート分析でこうした点に注目してみるのも面白いですし、実利に繋がりやすいと思います。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
田向宏行さんと、ザイFX!編集部がタッグを組んでお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施しています! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
















![ヒロセ通商[LION FX]](/mwimgs/9/7/-/img_975127cf2c6be2ac1a68a003ef3669c022946.gif)








株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)