米ドル/円は上昇と急落を繰り返す展開に。投機筋のポジションも中立に近づく
為替市場の動きに方向感がなくなってきています。
GW(ゴールデンウィーク)の米ドル売り・円買い介入で急落したのち、7月後半まではほぼ一方的に円安が進んできました。
しかし、7月後半からの日米協調介入で再び急落し、その後ジリジリと上昇したものの、ベッセント財務長官の発言や日銀の利上げなどを受けて急落。そこからまたジリジリと戻るという流れを繰り返しています。
上がっては一気に落とされ、また上がっては急落、そしてジリジリと戻るという展開が続いているために、ヘッジファンドなどの投機筋もどちらかに大きくポジションを傾けなくなってきました。

(出所:TradingView(トレーディングビュー))
また、ポジションの動きについても確認してみます。IMM(国際通貨先物市場)の円のポジション動向をみると、非常によくわかります。
ずっと円ショートポジションが積みあがっていましたが、7月終盤からの日米協調介入を受けて、ポジションは一気に解消され、逆に円ロングポジションが急増しました。しかし、その後すぐに円ロングポジションも減少し、現在ではやや円ロングの状態になっています。中立(ニュートラル)に近いということです。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
日米の金利差に大きな変化はなく、介入警戒感も米ドル/円の上値を抑える
為替市場を取り巻く環境も複雑です。米国でインフレが進行し、前回のFOMC(米連邦公開市場委員会)でも0.25%の利上げが実施されました。マーケットは年内の追加利上げをすでににらんでいます。
しかし、同時に日銀も同じようなペースでの利上げが予想されています。つまり、日米の金利差はあまり変わらないとみられ、金融政策の面からの変動要因があまりなくなっています。
そして、マーケットには常に介入警戒感が残ってしまっているために、思い切って円売りをしかけるという動きに歯止めがかかってしまいました。マーケットのプレーヤーも大きなポジションを取るのを控えています。
ただ、オルカンなどの投資信託を通じての円売りや、国策による米国への投資マネーの流出も継続的に起きているために、円高にもいきません。
まさに、気迷いという状況です。米国、日本が徐々に金利を上げるということも織り込んでいますので、その方向性に変化がでてくるまでは、動きようがありません。残念ながら、こうした状況はまだまだ続くことが予想されます。
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米ドル/円は156.50~158.50円を想定レンジに、逆張りで小さな利益を狙う
トレードとしては、一方的なトレンドができているときが一番儲けやすいのですが、方向感がなくなっても、対応の仕方はあります。
とにかく自分で想定レンジを決めて、その中で細かくレンジトレードをすることです。私も現在はどちらかの方向に決めつけず、レンジの中でカウンタートレードを続けています。1回のトレードで50~100ポイントを狙うことを基本としています。
現在は米ドル/円で156.50~158.50の2円レンジを基本レンジと決め、その範囲内で逆張りを続けています。

(出所:TradingView)
エントリーの水準と損切りのタイミングを適切に判断できれば、リスクを抑えながらトレードができるため、少しずつ利益を積み上げることを狙えます。試してみてください。
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