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2012年05月10日(木)のFXニュース(1)

  • 2012年05月10日(木)11時58分
    TKY午前=リスク回避の巻き戻し、投資家のリスク許容度が改善

     東京タイム午前、リスク回避の巻き戻しが優勢。豪4月雇用指標において、就業者数が市場予想の-5000人のところ+1万5500人とプラスとなったほか、失業率も4.9%と市場予想の5.3%を下回り、昨年4月以来の5%の大台を割り込むなど、サプライズ的な内容となったことが投資家のリスク許容度を高め、豪ドルはもとより、主要通貨は総じて対ドル・対円で上昇する展開となった。また、日経平均が2月14日以来の9000円割れを示現後は持ち直し前日比プラスに転じたことも、株価との感応度が高い資源国通貨の底堅さにつながったほか、全般的なリスク回避の巻き戻しを後押ししたようだ。
     資源国通貨は上昇。豪ドルは、雇用指標の好結果も相まって軒並み上昇し、豪ドル円は80.71円、豪ドル/ドルは1.0120ドルまで買われてた。そのほか、豪ドル高につれて、NZドル円は62.83円、加ドル円は79.71円まで上昇し、NZドル/ドルは0.7878ドル、ドル/加ドルは1.0005加ドルまで資源国通貨買い・ドル売りが進んだ。
     そのほかのクロス円についても、ユーロ円は103.35円、ポンド円は128.79円まで買われ、ドルストレートでも、ユーロドルが1.2957ドル、ポンドドルは1.6151ドルまで上昇するなど、レンジこそ限定的ながら、全般的にリスク回避の巻き戻しが強まる展開となった。
     ドル円も、リスク回避の巻き戻しからクロス円が上昇するなかで持ち直し、79.77円まで買い戻されたがレンジは上下20pにも満たなかった。
     この後も投資家のリスク許容度改善からリスク回避の巻き戻しが続くか。日経平均の持ち直しや豪雇用指標の好結果などが尾を引くかたちとなれば、この後も為替相場についてはリスク回避の巻き戻しが継続する可能性も考えられる。基本的には欧州勢の参入待ちとなりそうだが、日経平均が再び9000円を割り込み一段安とならなければ、為替相場においてもクロス円を中心とした買い戻し基調が続くのではないか。市場の一部からはユーロについては「オプション(OP)に関連した買いが入っている」との声も聞かれており、そういったフローによる動意にも警戒が必要だろう。
     11時57分現在、ドル円は79.73円、ユーロドルは1.2946ドル、ユーロ円は103.22円で推移。

  • 2012年05月10日(木)11時24分
    クロス円は上昇、日経平均が底堅さ示し前日比プラス圏へ

     クロス円は上昇。日経平均が2月14日以来の9000円割れを示現後は持ち直し、前日比プラスに転じたことから、リスク回避の巻き戻しが強まっている。また、豪4月雇用指標がサプライズ的に好結果となったことも、投資家のリスク許容度の改善につながっているようだ。
     豪ドルは、雇用指標の好結果も相まって軒並み上昇しており、豪ドル円は80.71円、豪ドル/ドルは1.0120ドルまで買われている。そのほか、豪ドル高につれて、NZドル円は62.83円、加ドル円は79.71円まで上昇しているほか、NZドル/ドルは0.7877ドル、ドル/加ドルは1.0005加ドルまで資源国通貨買い・ドル売りが進んでいる。
     そのほかのクロス円についても、ユーロ円は103.35円、ポンド円は128.79円まで買われるなど、全般的にリスク回避の巻き戻しが強まる展開となっている。
     11時23分現在、豪ドル円は80.65円、NZドル円は62.78円で推移。

  • 2012年05月10日(木)10時52分
    東京前場概況--豪失業率の好結果で、豪ドル急伸

    東京午前には豪4月の失業率が4.9%、新規雇用者数変化が1.55万人増といずれも予想を上回る好結果で発表され、豪ドルが急進。豪ドルは対ドルで1.0092まで約40ポイントジャンプアップした後も強含み、1.01台を回復した。対円も80円56銭まで上昇している。ドル円は国内・豪州指標結果にも反応は薄く、79円60銭台を中心に方向を探る展開。その他通貨も影響は限定的だった。午前10時51分現在、ドル円79.69-71、ユーロ円103.16-19、ユーロドル1.2946-48で推移している。

  • 2012年05月10日(木)10時30分
    豪・4月失業率

    豪・4月失業率

    前回:5.2% 予想:5.3% 今回:4.9%

    豪・4月新規雇用者数

    前回: +4.4万人 予想: -0.5万人 今回:+1.55万人

  • 2012年05月10日(木)08時50分
    国内・対外対内証券投資

    国内・対外対内証券投資-(対内株式)(前週分)

    前回:1729億円 予想:N/A 今回:-1721億円

    国内・対外対内証券投資-(対外中長期債)(前週分)

    前回:559億円 予想:N/A 今回:3336億円

    国内・対外対内証券投資-(対内株式)(前々週分)

    前回:-631億円 予想:N/A 今回:-1721億円

    国内・対外対内証券投資-(対外中長期債)(前々週分)

    前回:-1兆1700億円 予想:N/A 今回:3336億円

  • 2012年05月10日(木)08時50分
    国内・3月国際収支

    国内・3月国際収支-経常収支 前回:+1兆1778億円 予想:+1兆4313億円 今回:+1兆5894億円

    国内・3月国際収支-貿易収支 前回:+1021億円 予想: -428億円 今回: +42億円

  • 2012年05月10日(木)08時00分
    10日東京為替=リスク回避継続か、豪雇用指標の発表には注目

     昨日のNY市場では、ギリシャを中心としたユーロ圏加盟国に対する懸念からリスク回避の円買いやドル買いが先行したものの、欧米の株価指数が下げ渋ったことで、逃避的なムードは後退した。ただ、一時は米金融市場で株安・債券高・商品安が進んだことや、ギリシャに対する支援金52億ユーロの支払いについて報道が錯綜し、ユーロを一段と押し下げる場面もあった。スペイン大手銀行バンキアの国有化に関する報道ヘッドラインもユーロの重しだった。このほか、ギリシャ急進左派連合(SYRIZA)が、連立政権の樹立を断念したと発表したが為替の反応は限定的だった。
     東京タイムもギリシャへの懸念が根強いなかで、ユーロを中心にリスク回避が進むかには注目しておきたいが、本日については豪4月雇用統計の結果が発表される予定となっている。先週、豪準備銀行(RBA)は理事会にて政策金利を50bp引き下げることを決定して以降、豪ドルは上値の重い展開となっていた。さらに昨日はギラード豪首相が「予算によってRBAが金利で行動する最大の余地を与える」と述べたこともRBAの追加緩和を意識させ、市場が豪ドル売りで反応していたことから、雇用環境の状況を確認し、緩和をさらに後押しする内容となるか否かについては注目しておきたい。そのほかの材料としては、本邦3月経常収支・貿易収支の発表が控えており、貿易収支に関しては赤字になると想定されている。なお、日本総研・調査部 マクロ経済研究センター研究員 井上肇氏は「貿易収支の赤字基調が継続していることなどの日本側の材料においても、一段の円高が進む余地を少なくしている」との見解を示していた。よって、あらかじめ貿易収支の赤字が想定されるなかではあるが、そこからの「かい離」については十分注意しておく必要がありそうだ。ドル円については方向感に乏しい展開となっているものの、市場で意識されていた昨年10月の日銀介入後の高値79.55円をいったん下抜け、80円の大台が徐々に遠くなってきている。目先、80円水準から大口の売りも並んでおり、オーダー状況からは上値の重さがうかがえる。

  • 2012年05月10日(木)07時04分
    5月10日の主な指標スケジュール

    5月10日の主な指標スケジュール
    05/10                           予想 前回
    *** (中)貿易収支(米ドル)(4月)          99.0億USD  53.5億USD
    08:50(日)対外対内証券投資-(対内株式)(前週分)      N/A N/A
    08:50(日)対外対内証券投資-(対外中長期債)(前週分)  N/A    N/A
    08:50(日)対外対内証券投資-(対内株式)(前々週分)   N/A -631億円
    08:50(日)対外対内証券投資-(対外中長期債)(前々週分) N/A -1兆1700億円
    08:50(日)国際収支・貿易収支(3月)           -428億円   1021億円
    08:50(日)国際収支・経常収支(3月) 1兆4313億円 1兆1778億円
    10:30(豪)失業率(4月) 5.3% 5.2%
    10:30(豪)新規雇用者数(4月) -0.5万人 4.4万人
    14:00(日)景気ウオッチャー調査-現状判断DI(4月) N/A 51.8
    15:45(仏)財政収支(3月) N/A -242億EUR
    15:45(仏)鉱工業生産指数 前月比(3月) -0.6% 0.3%
    17:00(EU)欧州中央銀行(ECB)月報 *** ***
    17:30(英)製造業生産指数 前月比(3月) 0.5% -1.0%
    17:30(英)鉱工業生産指数 前月比(3月) -0.3% 0.4%
    20:00(英)イングランド銀行(英中央銀行)金利発表 0.50% 0.50%
    21:30(米)輸出物価指数 前月比(4月) N/A 0.8%
    21:30(米)輸入物価指数 前月比(4月) -0.2% 1.3%
    21:30(カ)貿易収支(3月) 5.0億CAD 2.9億CAD
    21:30(カ)新築住宅価格指数 前月比(3月) 0.2% 0.3%
    21:30(米)貿易収支(3月) -500億USD -460億USD
    21:30(米)新規失業保険申請件数 前週分        36.7万件 36.5万件
    27:00(米)月次財政収支(4月) 305億USD -1982億USD

  • 2012年05月10日(木)06時15分
    NYサマリー(9日)=ユーロ安一服も、ギリシャ政治空白は継続

     為替市場では、ギリシャを中心としたユーロ圏加盟国に対する懸念からリスク回避の円買いやドル買いが先行したものの、欧米の株価指数が下げ渋ったことで、逃避的なムードは後退した。ただ、一時は米金融市場で株安・債券高・商品安が進んだことや、ギリシャに対する支援金52億ユーロの支払いについて報道が錯綜し、ユーロを一段と押し下げる場面もあった。スペイン大手銀行バンキアの国有化に関するヘッドラインもユーロの重しだった。このほか、ギリシャ急進左派連合(SYRIZA)が、連立政権の樹立を断念したと発表したが為替の反応は限定的だった。
     ギリシャに対して10日に融資される支援金提供が延期されるとの報道のなか、ユーロドルは1.2912ドルまで下落し、本日の安値を塗り替えた。その後、欧州金融安定基金(EFSF)がこの融資を行うと発表したほか、株式や債券など関連市場でリスク回避の流れが後退し、ユーロ安の動きは落ち着いた。ただ、ギリシャで連立政権の樹立が見えないなか、ユーロの上値は重かった。ポンドドルは1.6067ドルまで一段安となった後、1.61ドル半ばまで戻した。資源国通貨に対してもドル買いが強まった後、流れが反転。ドル/加ドルは1.0064加ドル、豪ドル/ドルは1.0021ドル、NZドル/ドルは0.7814ドルまでドル高が進んだが、ドル買いは巻き戻された。
     一時軟調だったクロス円も戻りを試す格好となった。ユーロ円は102.76円まで、ポンド円は127.83円まで、加ドル円は79.04円まで、豪ドル円は79.73円まで、NZドル円は62.17円まで下落したが、NYタイム午後は円高圧力が後退。ユーロ円は103円前半、ポンド円は128円後半、豪ドル円は80円前半まで反転した。ドル円はクロス円の下落に圧迫され、79.43円まで軟化したが、その後は79円後半まで戻した。
     6時現在、ドル円は79.64円、ユーロドルは1.2930ドル、ユーロ円は102.96円で推移。

  • 2012年05月10日(木)04時36分
    NY後場概況-リスク回避姿勢後退

    「EFSF(欧州金融安定基金)はギリシャ向け融資の実行決定」との報を受け、ギリシャのデフォルト懸念が後退。ユーロの買い戻しが強まると、対円・対ドルともに戻り反発幅を拡大。また同時に、NYダウも下げ幅を大きく縮小したことからリスク回避の動きが弱まり、クロス円も強含みとなった。ただ、NYダウの戻りが一服すると一段の反発余地は限定され、じりじりと押し戻されている。一方、ドル円は米10年債利回りの上昇も支援し底堅く推移。4時36分現在ドル円79.66-68、ユーロ円103.08-11、ユーロドル1.2940-42で推移している。

  • 2012年05月10日(木)02時34分
    ギリシャに支援金支払いへ、ユーロは買いで反応

     ユーロドルは1.29ドル半ば、ユーロ円は103円前半でややビッド気味となっている。EFFSがギリシャに対する支援金52億ユーロの支払いを決定したと伝えられたことが手掛かり。ただ、ギリシャの政治的空白が続くなか、一部の懸念が取り除かれたに過ぎず、ユーロ買いの反応は大きくない。
     2時34分現在、ドル円は79.71円、ユーロドルは1.2966ドル、ユーロ円は103.35円で推移。

  • 2012年05月10日(木)02時20分
    金融市場は徐々に小動きに、ドル円は79円半ばで膠着

     ギリシャの政権不安やスペイン大手銀行の一部国有化の報道を嫌い、NYタイム序盤に強まった全般的なリスクオフの動きも一巡し、為替市場を含め、他市場の動きも徐々に落ち着いたものとなってきた。米株価や商品相場は下げ幅を縮小して推移し、ドル円は79円半ばで膠着状態。渦中のユーロも、対ドルは1.29ドル半ば、対円は103円前半の限定的なレンジで上下しており一服感が漂っている。
     2時18分現在、ドル円は79.65円、ユーロドルは1.2941ドル、ユーロ円は103.07円で推移。

  • 2012年05月10日(木)00時42分
    NY前場概況-ユーロ、下値を探る展開

    欧州財政問題への先行き不透明感を背景にユーロ売りが先行。「スペインの大手銀行国有化」や「ギリシャ向け融資支払い先送りを協議」といった一部報道に加え、100ドル超の下落で始まったNYダウを受けたリスク回避の動きからユーロ円は102円73銭まで安値更新。ユーロドルも1.2911まで下げ幅を拡大した。ただ、売り一巡後は反発。「EU関係者は、融資は支払われる可能性の方が高いとの見解」とした報道もあり、ショートカバー優勢の展開。0時42分現在ドル円79.63-65、ユーロ円103.08-11、ユーロドル1.2943-45で推移している。

  • 2012年05月10日(木)00時27分
    LDNFIX=ギリシャ懸念で円全面高続く

     ロンドンフィックスにかけての為替市場では、ギリシャを中心としたユーロ圏加盟国に対する懸念からリスク回避の円買いやドル買いが継続。米金融市場で株安・債券高・商品安となっているほか、スペイン債にも売りが続いた。ギリシャに対する支援金52億ユーロの支払いについて報道が錯綜し、ユーロを一段と押し下げる場面もあった。支払いが延期される可能性や、予定通り支払われるとの観測報道が相次いだ。スペインの大手銀行バンキアが一部国有化されるとの報道に対する反応は薄かったものの、投資家心理に不安を拡大させた。このほか、一部報道によると、ベニゼロス全ギリシャ社会主義運動(PASOK)党首はツィプラス急進左派連合(SYRIZA)党首との書簡にサインすることで合意したもよう。ただ、書簡の内容は明らかになっていない。
     明日ギリシャに対して融資される支援金の支払いが延期されるとの報道のなか、ユーロドルは1.2912ドルまで下落し、本日の安値を塗り替えた。ポンドドルも1.6067ドルまで一段安に。資源国通貨に対してもドルが買われ、ドル/加ドルは1.0064加ドル、豪ドル/ドルは1.0021ドル、NZドル/ドルは0.7814ドルまでドル高が進んだ。
     クロス円も軟調で、ユーロ円は102.76円まで、ポンド円は127.83円まで、加ドル円は79.04円まで、豪ドル円は79.73円まで、NZドル円は62.17円まで下落し、円全面高が続いた。ドル円もクロス円の下落に圧迫され、79.43円まで軟化したが、対主要通貨でのドル高圧力もあり、下げ一服後は79円半ばでもみ合い。
     0時25分現在、ドル円は79.62円、ユーロドルは1.2947ドル、ユーロ円は103.10円で推移。

  • 2012年05月10日(木)00時00分
    ユーロ小幅反発、ギリシャ支援に関する楽観的な見方も後押し

     ユーロは安値から小幅に反発。対ドルは1.2912ドルから1.2940ドル前後、対円は102.76円を安値に102.90円近辺まで下げ幅を縮小させた。EU関係者が、「EFSF理事会はギリシャに対する支援金52億ユーロの支払いについて本日決定する」、「支払い延期よりも支払いが決定される可能性が高い」と発言したことを受けて、やや楽観的な見方が広まったもよう。
     23時59分現在、ユーロドルは1.2934ドル、ユーロ円は102.87円で推移。

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