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• 2012年07月11日(水)01時04分

  LDNFIX＝欧州に対する懸念再燃、ユーロ売り強まる

  　ロンドンフィックスにかけての為替市場は、ユーロ売りが再び強まった。EUがスペインの赤字削減目標の1年先送りを正式に承認したことに加え、モンティ伊首相が同国は完全な支援を必要としないと述べたものの、「欧州安定メカニズム（ESM）の活用を排除しない」と発言したことで、欧州のソブリンリスクが再び意識され、リスク回避ムードが高まった。
  　ユーロは下落。ユーロドルはロンドンタイム午前に、ユーロ圏各国によるスペインの銀行への月内300億ユーロの支援合意などを背景に、同国10年債利回りが7％を下回る水準まで低下したことを受けて、1.2334ドルまで上昇した。しかし、モデル系の売りが観測されたなか、欧州に対する懸念や買い先行で始まったダウ平均の反落を受けてその後は売りが強まり、2010年7月1日以来の安値水準となる1.2235ドルまで下落幅を広げた。また、これにつれてユーロ円も97.23円まで下押し、ユーロポンドも0.7900ポンドまで売りが進んで2008年11月以来の安値を示した。そのほかのドルストレートもユーロドルにつれ、ポンドドルは1.5478ドルまで下落幅を広げたほか、豪ドル／ドルは1.02ドル割れ、NZドル／ドルも0.79ドル半ばまで押し戻された。また、ドル／加ドルは、強い加6月住宅着工件数の結果発表直後は加ドル買いの反応となったものの、その後に1.0219加ドルまでドル買い・加ドル売りが進んで本日のドル高・加ドル安水準を更新した。
  　ドル円・クロス円は軟調。ただ、ドルストレートの下落が重しとなった一方で、日銀の緩和観測も高まっていることから、積極的に下値を試す展開ともならなかった。ドル円は79.40円前後、ポンド円は123円前半、豪ドル円は81円前半、NZドル円は63円前半、加ドル円は77円後半でそれぞれもみ合った。
  　0時57分現在、ドル円は79.45円、ユーロドルは1.2253ドル、ユーロ円は97.35円で推移。

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• 2012年07月11日(水)00時45分

  NY前場概況-ユーロドル、本日安値

  1.23近辺まで買い戻しの動きとなっていたユーロドルは序盤から売り優勢となり1.2235近辺まで下落し本日安値示現、ユーロ円も97円20銭近辺まで下落するなど総じて軟調な展開。イタリア・モンティ首相が「来年の任期満了後の職務継続を否定する」、「イタリアが債券支援メカニズム決して活用しないと言及するのは危険」などと発言したことや、IMFがイタリアの2012年赤字見通し引き上げたことが背景となっている。一方ドル円はドルストレートでのドル買いから79円50銭近辺までやや強含みの動き。0時42分現在、ドル円79.45-46、ユーロ円97.33-35、ユーロドル1.2248-50で推移している。

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