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2019年01月25日(金)のFXニュース(2)

  • 2019年01月25日(金)04時53分
    ECB、次回3月の定例理事会ではTLTROやガイダンスが焦点に

     欧州中央銀行(ECB)は市場の予想通り政策金利の据え置きを決定した。「少なくとも2019年の夏まで、金利を据え置きへ」というフォワードガイダンスを維持。同時に、「最初の利上げ後も、長期にわたり保有債券償還金の再投資を継続する」としたことはややハト派要因と見られている。ドラギ総裁は会合後の会見で、今回の会見では、経済の見直しが主要議題になったとし、「経済見通しリスクが下方に傾斜した」との判断で全会一致したことを明らかにした。

    リスクとして、保護主義の台頭、中国の景気減速、米国の財政策の効果が薄れること、
    地政学的リスクの上昇などを挙げた。しかし、いずれ、こういった問題も解決され、欧州の経済の弱さも後退、インフレもいずれ目標に達するとドラギ総裁は楽観視している。落ち込んでいたドイツの製造業も反動を見せていると加え、域内の経済がリセッションに陥るとは予想していないことを強調した。

    一方で、ドイツの最新1月製造業PMIは50を割り込み2013年以降6年ぶりのリセッション水準に落ち込んだ。貿易や関税に絡み、ドイツの自動車セクターの低迷が響いた。さらに、ドイツ政府は、2019年の経済成長見通しを従来の1.8%から1.0%へ大幅に引き下げた。2020年は1.6%を予想している。世界経済の弱さや英国のEU離脱への不透明感を理由に挙げた。

    ECBは昨年12月の会合で資産購入プログラムを終了後、予測の発表もなく、ドラギ総裁は次回の会合に向けた対応を示唆できなかった。しかし、新たな予測が出る3月の定例理事会では、ガイダンスの変更、または、ECBが長期資金供給の金融政策の一環TLTROに踏み切るかどうかが焦点となる。ユーロにとっては、売り材料となる。

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  • 2019年01月25日(金)04時17分
    NY市場動向(午後2時台):ダウ107ドル安、原油先物0.60ドル高

    【 米国株式 】         前日比    高値   安値  ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 24468.79 -106.83 -0.43% 24626.30 24422.73   8  22
    *ナスダック   7043.26 +17.49 +0.25% 7078.96 7029.95 1278 1052
    *S&P500     2630.93  -7.77 -0.29% 2647.20 2627.01 261 243
    *SOX指数     1249.52 +63.58 +5.36%  
    *225先物    20550 大証比 -10 -0.05%  
       
    【 為替 】           前日比    高値   安値 
    *ドル・円     109.66  +0.06 +0.05%  109.80  109.42 
    *ユーロ・ドル  1.1301 -0.0080 -0.70%  1.1381  1.1292 
    *ユーロ・円   123.92  -0.83 -0.67%  124.66  123.79 
    *ドル指数     96.62  +0.50 +0.52%   96.68   96.04 
       
    【 債券 】         前日比       高値   安値 
    * 2年債利回り   2.56  -0.02        0.63   0.61 
    *10年債利回り   2.71  -0.03        2.08   2.05 
    *30年債利回り   3.03  -0.03        2.92   2.88 
    *日米金利差    2.70  -0.04   
       
    【 商品/先物 】        前日比    高値   安値 
    *原油先物     53.22  +0.60 +1.14%   53.47  52.07 
    *金先物      1285.20 -5.00 -0.39%  1290.00  1281.50 
       
    【 欧州株式 】         前日比    高値   安値  ↑ / ↓
    *英FT100    6818.95 -23.93 -0.35% 6854.59 6802.03  52  48
    *独DAX    11130.18 +58.64 +0.53% 11149.32 11032.53  20  10
    *仏CAC40    4871.96 +31.58 +0.65% 4883.90 4832.40  31   8

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  • 2019年01月25日(金)04時06分
    ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、軟調

     24日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは軟調。4時時点では1.1304ドルと2時時点(1.1321ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ安水準だった。クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「1月の米雇用統計はかなり良いだろう」と発言したことで、全体的にドルが底堅く(ユーロは上値が重く)なっていたが、「ドイツは今年の経済成長見通しを1.8%から1.0%に大幅下方修正する公算」とのリポートが出たことで、ユーロドルの売りに拍車がかかった。ユーロドルは一時昨年12月14日以来の1.1292ドルまで下落した。
     ユーロは対ポンドでも売られ昨年11月14日以来となる0.8668ポンドまで下値を広げた。

     ユーロ円は上値が重い。4時時点では123.95円と2時時点(124.22円)と比べて27銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落に連れて、ユーロ円も123.79円の日通し安値をつけた。ナスダック総合はプラス圏で取引されているものの、ダウ平均やS&P500が0.3%程度の下げ幅を記録していることも上値を抑えた。

     ドル円はもみ合い。4時時点では109.65円と2時時点(109.73円)と比べて8銭程度のドル安水準。「中国との合意にはまだ何マイルも距離がある」と発言していたロス米商務長官が「米中両国とも貿易協定を結びたい」「来週の協議のためにたくさんの準備をしている」などと、米中通商摩擦に対するトーンを弱めた発言が出たことでドル円が強含む局面もあった。しかしユーロ円の売りや米株の重さもあり上値も限られた。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:109.42円 - 109.80円
    ユーロドル:1.1292ドル - 1.1391ドル
    ユーロ円:123.79円 - 124.90円

  • 2019年01月25日(金)03時30分
    欧州マーケットダイジェスト・24日 株高・金利低下・ユーロ安

    (24日終値:25日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=109.67円(24日15時時点比△0.06円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=123.92円(▲0.88円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1299ドル(▲0.0086ドル)
    FTSE100種総合株価指数:6818.95(前営業日比▲23.93)
    ドイツ株式指数(DAX):11130.18(△58.64)
    10年物英国債利回り:1.265%(▲0.061%)
    10年物独国債利回り:0.180%(▲0.045%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)        <発表値>  <前回発表値>
    1月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
                       51.2      49.7
    1月仏サービス部門PMI速報値
                       47.5      49.0
    1月独製造業PMI速報値
                       49.9      51.5
    1月独サービス部門PMI速報値
                       53.1      51.8
    12月スウェーデン失業率        6.0%     5.5%
    1月ユーロ圏製造業PMI速報値
                       50.5      51.4
    1月ユーロ圏サービス部門PMI速報値
                       50.8      51.2
    欧州中央銀行(ECB)、政策金利  0.00%に据え置き  0.00%

    ※改は改定値、▲はマイナスを表す。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは荒い値動き。1月ユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値が50.7と予想を下回り5年半ぶりの低水準を付けたため、ユーロ圏の景気減速懸念が高まりユーロ売りが先行。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が理事会後の記者会見で「地政学要因や保護主義の脅威、新興国市場の脆弱性、金融市場のボラティリティに関連する根強い先行き不透明感により、ユーロ圏の成長見通しを巡るリスクは下向きに傾いた」と述べるとユーロ売りが加速し、一時1.1307ドルまで下げた。
     その後、ロス米商務長官が「米中間の貿易問題解決には程遠い」との見解を示すとダウ先物が失速し米長期金利が低下したため、ユーロ買い・ドル売りが優勢となり1.1381ドル付近まで買い戻されたものの、戻りは鈍かった。
     クドロー国家経済会議(NEC)委員長が「トランプ米大統領は中国との貿易協議について楽観」「1月雇用統計は著しい伸びが示される可能性」と発言したことでユーロ売り・ドル買いが再び強まり、一時1.1292ドルと昨年12月14日以来の安値を付けた。「ドイツは今年の経済成長見通しを1.8%から1.0%に大幅下方修正する公算」とのリポートも相場の重し。

    ・ドル円は下値が堅かった。20時過ぎに一時109.80円と日通し高値を付けたものの、前日の高値110.00円の上抜けに失敗すると失速。ロス米商務長官が「中国との合意にはまだ何マイルも距離がある」と話したことで、米中貿易交渉の早期決着への期待が後退し円買い・ドル売りが強まった。24時頃に一時109.42円と日通し安値を付けた。
     ただ、前日の安値109.33円が目先サポートとして意識されると買い戻される展開に。クドローNEC委員長の発言で全般ドル買い戻しが進むと、109.74円付近まで値を上げている。

    ・ユーロ円は22時30分過ぎに一時123.98円まで下げたあと124円台半ばまで持ち直したものの、結局123.82円の日通し安値を更新した。ユーロドルにつれた動きとなった。

    ・ロンドン株式相場は3日続落。しばらくは前日終値付近でのもみ合いが続いていたが、終盤弱含んだ。時価総額の大きいたばこ株と医薬品株が売られ、指数の重しとなった。銀行株や鉱業株も軟調だった。半面、公益株や住宅建築株が買われ、相場の下支え要因となった。

    ・フランクフルト株式相場は4営業日ぶりに反発。米主要企業の増益決算を背景に独株にも買いが入った。ドラギECB総裁が「成長リスクは下向きに移行」との認識を示したものの、相場の反応は限られた。個別ではインフィニオン・テクノロジーズ(6.43%高)やワイヤーカード(3.84%高)などの上昇が目立った。

    ・欧州債券相場は上昇。ドラギECB総裁が「成長リスクは下向きに移行した」と述べたことが材料視された。

  • 2019年01月25日(金)03時16分
    NY外為:ユーロ売り再燃、独政府が19年見通しを大幅引き下げ

     ドイツの経済相が2019年のドイツ経済成長見通しを従来の1.8%から1.0%へ大幅に引き下げた。世界経済の弱さや英国のEU離脱を巡る不透明感が背景にあると、地元紙ハンデルズブラット紙が伝えた。ドイツの1月の製造業PMIもリセッション水準に落ち込んだ。

    外為市場ではユーロ売りが一段と加速。ユーロ・ドルは1.1381ドルから1.1295ドルまで下落し、年初来安値を更新した。ユーロ・円は124円60銭から123円87銭まで下落。ユーロ・ポンドは0.8720ポンドから0.8674ポンドまで下落し、昨年11月来の安値を更新した。

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  • 2019年01月25日(金)03時08分
    ユーロ弱含み、今年の独経済成長予測を大幅下方修正の噂も

     ユーロが弱含んでいる。一部で独が2019年の経済成長見通しを1.8%から1.0%に引き下げるという噂も流れていることがきっかけか。ユーロドルは昨年12月14日以来となる1.1292ドル、ユーロ円は123.86円、ユーロポンドは昨年11月14日以来となる0.8674ポンドまで下値を広げている。

  • 2019年01月25日(金)02時49分
    NY外為:商品通貨高、原油先高観、ベネズエラの混乱が供給に影響との懸念

     NY原油先物は急伸した。朝方米国が発表した週次統計では、原油在庫が減少予想に増加したため、一時下落する場面もあったが、ベネズエラの混乱で、原油供給に影響がでるとの懸念が買い材料となった。

    ベネズエラでは、暫定大統領が就任し、米国、カナダ、ブラジルが支持を表明する一方で、マドゥロ氏も執務を継続。ロシア、中国、キユーバなどが支持を表明している。

    原油高を受けて、商品通貨も上昇。ドル・カナダは1.3375カナダドルから1.3333カナダドルまで下落。カナダ円は81円95銭から82銭25銭まで上昇した。豪ドル・ドルは0.7085ドルから0.7116ドルまで反発した。豪ドル円は77円80銭前後で下げ止まった。

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  • 2019年01月25日(金)02時25分
    NY市場動向(午後0時台):ダウ31ドル安、原油先物0.61ドル高


    【 米国株式 】         前日比    高値   安値  ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 24544.48 -31.14 -0.13% 24626.30 24462.28  15  15
    *ナスダック   7058.98 +33.21 +0.47% 7078.96 7030.01 1375 904
    *S&P500     2642.81  +4.11 +0.16% 2647.20 2631.06 311 193
    *SOX指数     1255.71 +69.77 +5.88%  
    *225先物    20590 大証比 +30 +0.15%  
       
    【 為替 】           前日比    高値   安値 
    *ドル・円     109.69  +0.09 +0.08%  109.80  109.42 
    *ユーロ・ドル  1.1317 -0.0064 -0.56%  1.1381  1.1307 
    *ユーロ・円   124.14  -0.61 -0.49%  124.66  123.98 
    *ドル指数     96.50  +0.38 +0.40%   96.58   96.04 
       
    【 債券 】         前日比       高値   安値 
    * 2年債利回り   2.56  -0.02        0.63   0.61 
    *10年債利回り   2.71  -0.03        2.08   2.05 
    *30年債利回り   3.04  -0.02        2.92   2.88 
    *日米金利差    2.70  -0.04   
       
    【 商品/先物 】        前日比    高値   安値 
    *原油先物     53.23  +0.61 +1.16%   53.42  52.07 
    *金先物      1287.30 -2.90 -0.22%  1290.00  1281.50 
       
       
    【 欧州株式 】         前日比    高値   安値  ↑ / ↓
    *英FT100    6818.95 -23.93 -0.35% 6854.59 6802.03  52  48
    *独DAX    11130.18 +58.64 +0.53% 11149.32 11032.53  20  10
    *仏CAC40    4871.96 +31.58 +0.65% 4883.90 4832.40  31   8

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  • 2019年01月25日(金)02時08分
    ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、堅調

     24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。2時時点では109.73円と24時時点(109.46円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。米株式市場がプラス圏とマイナス圏の間をふらふらと行き来していることもあり、ドル円は方向感が無く動いていた。しかしクドロー国家経済会議(NEC)委員長が「トランプ米大統領は中国との貿易協議について楽観している」と発言したことで109円後半までじり高となった。

     ユーロドルは上値重い。2時時点では1.1321ドルと24時時点(1.1378ドル)と比べて0.0067ドル程度のユーロ安水準だった。ドラギECB総裁発言後1.1307ドルまで下落後、1.1380ドル近辺まで戻していたユーロドルだが上値も重く、クドロー発言が伝わるとドル買いになり、ユーロも緩やかなペースながら下落した。

     ユーロ円は方向感のない動き。2時時点では124.22円と24時時点(124.54円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルとドル円の動くタイミングにより上下する相場で、ユーロ円は124円前半で方向感のない動きだった。

    本日これまでの参考レンジ

    ドル円:109.42円 - 109.80円
    ユーロドル:1.1307ドル - 1.1391ドル
    ユーロ円:123.98円 - 124.90円

  • 2019年01月25日(金)02時00分
    [通貨オプション]レンジ相場でOP売り継続

     ドル・円オプション市場で変動率は連日低下した。レンジ相場を受けたオプション売りが継続し、年初来で最低付近での推移が続いた。一方、リスクリバーサルはまちまち。調整色が強く、1ヶ月物ではドル・円下値をヘッジする目的の円コール買いがさらに後退したものの、中長期物では円コール買いが再燃した。

    ■変動率
    ・1カ月物6.76%⇒6.60%(08年10/24=31.044%)
    ・3カ月物7.18%⇒7.15%(08年10/24=31.044%)
    ・6カ月物7.65%⇒7.62%(08年10/24=25.50%)
    ・1年物8.14%⇒8.12%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)

    ■リスクリバーサル(25デルタ円コール)
    ・1カ月物+1.09%⇒+1.04%(08年10/27=+10.90%)
    ・3カ月物+1.38%⇒+1.41%(08年10/27=+10.90%)
    ・6カ月物+1.60%⇒+1.62%(08年10/27=+10.71%)
    ・1年物+1.84%⇒+1.86%(8年10/27=+10.71%)

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  • 2019年01月25日(金)01時51分
    【ディーラー発】ユーロ荒い値動き(NY午前)

    ドラギECB総裁が記者会見で「地政学要因や保護主義の脅威、新興国市場の脆弱性、金融市場のボラティリティに関する根強い先行き不透明感により、ユーロ圏の成長見通しを巡るリスクは下向きに傾いた」と述べたことでユーロは対ドルで1.1306付近まで下落、対円で一時124円を割り込んだ。しかしその後、ロス米商務長官による「米中間の貿易問題解決には程遠い」との発言を嫌気したドル売りが強まるとユーロドルは1.1380付近まで大きく反発した一方で、ドル円は109円42銭付近まで値を崩した。1時51分現在、ドル円109.646-649、ユーロ円124.328-332、ユーロドル1.13391-394で推移している。

  • 2019年01月25日(金)01時13分
    【米週次原油在庫統計(1/18時点)、前週比、単位:バレル】

    【米週次原油在庫統計(1/18時点)、前週比、単位:バレル】
    ・原油在庫:+797万(予想:-75万、前回:-268.3万)
    ・オクラホマ州クッシング在庫:−19万(前回:-74.3万)
    ・ガソリン在庫:+405万(予想:+300万、前回:+750.3万)
    ・留出油在庫:‐61.7万(予想:+90万、前回:+296.7万)
    ・製油所稼働率:90.8%(前回:92.5%)

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  • 2019年01月25日(金)01時08分
    NY外為:ユーロ安値から反発、トラギ総裁会見後

     欧州中央銀行(ECB)は市場の予想通り政策金利の据え置きを決定した。「少なくとも2019年の夏まで、金利を据え置きへ」というガイダンスを維持。同時に、「最初の利上げ後も、長期にわたり保有債券償還金の再投資を継続する」としたことはややハト派要因と見られている。ドラギ総裁は会見で、経済の見通しリスクが下方に傾斜したとの判断で全会一致したことを明らかにした。

    先に発表されたドイツの製造業PMIがリセッション水準まで落ち込んだことに加えて、リスクバランスが下方修正されたためユーロ売りに拍車がかかった。しかし、ドラギ総裁が経済の弱さが一時的との見方を明らかにしたほか、ECBが長期資金供給の金融政策の一環TLTROに踏み切らなかったことから、その後、ユーロのショートカバーが強まった。

    ユーロ・ドルは1.1307ドルまで下落し、年初来安値を更新後、1.1381ドルへ反発。ユーロ・円は123円98銭まで下落後、124円60銭まで反発した。ユーロ・ポンドは0.8683ポンドまで下落後、0.8720ポンドまで反発した。

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  • 2019年01月25日(金)00時55分
    NY市場動向(午前10時台):ダウ19ドル高、原油先物0.12ドル高

    【 米国株式 】         前日比    高値   安値  ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 24594.84 +19.22 +0.08% 24626.30 24462.28  12  18
    *ナスダック   7064.78 +39.01 +0.56% 7078.96 7034.05 1351 840
    *S&P500     2643.70  +5.00 +0.19% 2645.22 2631.06 333 165
    *SOX指数     1254.21 +68.27 +5.76%  
    *225先物    20580 大証比 +20 +0.10%  
       
    【 為替 】           前日比    高値   安値 
    *ドル・円     109.57  -0.03 -0.03%  109.80  109.42 
    *ユーロ・ドル  1.1365 -0.0016 -0.14%  1.1381  1.1307 
    *ユーロ・円   124.52  -0.23 -0.18%  124.66  123.98 
    *ドル指数     96.23  +0.11 +0.11%   96.58   96.04 
       
    【 債券 】         前日比       高値   安値 
    * 2年債利回り   2.57  -0.01        0.63   0.61 
    *10年債利回り   2.72  -0.02        2.08   2.05 
    *30年債利回り   3.05  -0.01        2.92   2.88 
    *日米金利差    2.71  -0.03   
       
    【 商品/先物 】        前日比    高値   安値 
    *原油先物     52.74  +0.12 +0.23%   52.92  52.07 
    *金先物      1287.20 -3.00 -0.23%  1290.00  1281.50 

       
    【 欧州株式 】         前日比    高値   安値  ↑ / ↓
    *英FT100    6822.52 -20.36 -0.30% 6854.59 6802.03  50  50
    *独DAX    11091.61 +20.07 +0.18% 11149.32 11032.53  18  12
    *仏CAC40    4864.74 +24.36 +0.50% 4883.90 4832.40  27  12

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  • 2019年01月25日(金)00時33分
    【市場反応】米新規失業保険申請件数は50年ぶり低水準を記録、ドル持ち直す

     米コンファレンスボードが発表した12月景気先行指数は前月比‐0.1%と、過去3カ月間で2回目のマイナスに落ち込んだ。

    民間マークイットが発表した米国の1月製造業PMI速報値は54.9と、低下予想に反して12月53.8から上昇。1月サービス業PMI速報値は54.2と12月54.4から低下し、予想54.0を上回った。1月総合PMI速報値は54.5と、12月54.4から上昇。

    事前に労働省が発表した週次新規失業保険申請件数は前週比1.3万件減の19.9万件となり、予想外に前週から減少し、1969年11月以降50年ぶり低水準を記録。失業保険継続受給者数も171.3万人と、前回173.7万人から減少し、予想173.0万人も下回った。政府期間閉鎖で連邦職員の申請は増えたものの、民間の雇用は非常に強い。

    米10年債利回りは2.75%から2.71%まで低下。ドル・円は109円42銭の安値から109円55銭まで反発。ユーロ・ドルは1.1381ドルの高値から1.1365ドルへ反落した。

    【経済指標】
    ・米・先週分新規失業保険申請件数:19.9万件(予想:21.8万件、前回:21.2万件←21.3万件)
    ・米・失業保険継続受給者数:171.3万人(予想:173.0万人、前回:173.7万人)
    ・米・12月景気先行指数:前月比‐0.1%(予想:-0.1%、11月:+0.2%)
    ・米・1月製造業PMI速報値:54.9(予想:53.5、12月:53.8)
    ・米・1月サービス業PMI速報値:54.2(予想:54.0、12月:54.4)
    ・米・1月総合PMI速報値:54.5(12月:54.4)

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