2020年08月11日(火)のFXニュース(2)
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2020年08月11日(火)08時50分
ドル・円は106円近辺で推移か、米追加経済対策の協議再開への期待でドル売り抑制も
10日のドル・円は、東京市場では105円72銭から106円05銭まで反発。欧米市場でドルは106円20銭まで買われた後、105円71銭まで反落し、105円97銭で取引終了。
本日11日のドル・円は、主に106円近辺で推移か。米政権と民主党指導部による追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る協議再開への期待で、リスク回避的なドル売りは抑制される可能性がある。
報道によると、ムニューシン米財務長官は10日、米CNBCとのインタビューで「民主党(指導部)の主張が合理的であれば、トランプ政権と議会は今週中にも追加の新型コロナウイルス経済対策で合意できる」との考えを伝えたようだ。一方、共和党上院のマコネル院内総務は、「民主党が州や地方自治体向けの1兆ドルにこだわっているため協議が行き詰まっている」と述べた。
トランプ米大統領は8日、失業保険給付の上乗せ延長や一部を対象とした給与税の一時免除などを含めた4つの大統領令に署名している。民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は共同声明を発表し、この措置に反論したが、協議再開の可能性は消えていなかったようだ。市場関係者の間からは「すみやかな協議再開は簡単ではないが、新型コロナウイルスの追加経済対策で合意形成への期待は高まっている」との声が聞かれており、民主党指導部の対応に注目している。
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2020年08月11日(火)08時42分
ドル円106.02円までじり高、106円にはNYカットオプション
ドル円は106.02円までじり高に推移。106.00円には13日のNYカットオプションが控えている。
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2020年08月11日(火)08時32分
ドル円105.97円付近、SGX日経225先物は22480円で寄り付き
ドル円は105.97円付近で推移している。シンガポール取引所(SGX)の日経225先物(期近限月)は、大阪夜間終値(22450円)と比べ30円高の22480円でスタート。
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2020年08月11日(火)08時07分
米6月JOLT:雇用の堅調な回復を証明
米労働省が発表した6月JOLT求人件数は588.9万件と、5月537.1万件から減少予想に反して増加し、予想530万件を上回りパンデミックにより経済封鎖が開始された3月来で最高となった。増加幅は51.8万件で5年ぶり最大。ウイルスが再燃する一方で、経済活動の再開も同時に進み、雇用統計でも示された通り、警戒をよそに7月も雇用は堅調に回復した証拠となった。24カ月連続で求人件数が失業者総数を上回り労働市場のひっ迫を示していたが、パンデミックにより失業者が急増したため4月には失業者数が求人数を1800万人上回った。差は過去最大。その差は6月には1190万人まで縮小した。
6月の採用者数は670万人と、過去最多を記録した5月の720万人から鈍化も過去2番目で最多。採用率(Hiring rate)は4.9%と、5月5.4%から低下も昨年3.8%や2008年の金融危機前の3.8%を上回った。
労働者の雇用市場への自信をあらわすとして特に注目される退職者は260万人と、5月の210万人から増加。退職率(Quits rate)は1.9%と、パンデミック危機前の2月の2.3%以来の高水準に達したことはポジティブサプライズとして歓迎されている。とはいえ、年初の350万人、2.3%には程遠く、労働市場にスラックが依然くすぶっていることは確かである証拠となった。解雇者数は190万人で変わらず。解雇率も1.4%でほぼ変わりなし。ただ、危機前の水準1.2%はまだ上回っている。
今のところ、労働市場は堅調な回復を見せている。一方で、パンデミック危機の影響で多くの小売り業者が破たん、さらなる解雇が予想されるほか、特に直接的な影響を受けた航空会社なども雇用削減計画をすでに発表している。今後の雇用は需要の伸び次第ということのようだ。
■雇用たるみダッシュボード
◎金融危機前に比べ状態が改善 パンデミック: 金融危機水準
7月雇用者数(Nonfirm payrolls):+176.3万人(6月+479.1万人)⁺25.1万人:+16.18万人
6月求人率(Job openings rate):4.1%(5月3.9%、昨年4.5% ) 4.4%: 3%
6月採用率(Hiring rate):4.9%(5月5.4%、昨年3.8%) 3.8%
6月解雇率(Layoffs/discharges rate):1.4%(5月1.4%、昨年1.2%)1.2%◎金融危機前に比べ状態悪化
6月退職率(Quits rate):1.9%(5月1.6%、昨年2.3%) 2.3%: 2.1%
7月失業率(Unemploynent rate):10.2%(6月11.1%) 3.5%:5%
7月広義の失業率(U-6):16.5%(6月18.0%) 6.9%:8.8%
7月労働参加率:61.4%(6月61.5%) 63.4%:66.1%
7月長期失業率(15週以上):48.8%(5月18.7%、2019年34.1%) 19.1%Powered by フィスコ -
2020年08月11日(火)08時06分
東京外国為替市場概況・8時 ドル円、小動き
11日の東京外国為替市場でドル円は小動き。8時時点では105.95円とニューヨーク市場の終値(105.96円)と比べて1銭程度のドル安水準だった。足元ではドル安の調整が目立つなか、連休明けの本邦勢の動向を見極めたいとして105.90円台での静かな動きとなっている。なお、トランプ米大統領の記者会見中にホワイトハウスの外で発砲があり、一時的に米大統領が避難する場面があったが、為替市場への影響は限定的。米大統領は会見で「給与税の撤廃を検討している」「G7を大統領選挙後に延期することを検討しており、その際にはプーチン露大統領を招待する予定」などと述べている。
ユーロドルも小動き。8時時点では1.1741ドルとニューヨーク市場の終値(1.1738ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。早朝のオセアニア市場では1.1740ドル前後でこう着している。
ユーロ円は8時時点では124.39円とニューヨーク市場の終値(124.38円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:105.92円 - 105.97円
ユーロドル:1.1736ドル - 1.1743ドル
ユーロ円:124.34円 - 124.42円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2020年08月11日(火)08時04分
NY金先物は反発、自律反発狙いの買いが入る
COMEX金12月限終値:2039.70 ↑11.70
10日のNY金先物12月限は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+11.70ドルの1オンス=2039.70ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは、2027.80ドル−2060.80ドル。10日のロンドン市場から自律反発を狙った買いが強まり、ニューヨーク市場で2060.80ドルまで上昇したが、米景気対策での合意形成への期待が広がったことから利食い売りが強まり、一時2027.80ドルまで反落した。
・NY原油先物:反発、株高期待で一時42.33ドルまで買われる
NYMEX原油9月限終値:41.94 ↑0.72
10日のNY原油先物9月限は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は、前営業日比+0.72ドルの1バレル=41.94ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは41.17ドル−42.33ドル。10日のアジア市場で41.96ドルまで反発し、ニューヨーク市場の序盤に41.58ドルまで弱含みとなったが、まもなく株高を期待した買いが入っており、一時42.33ドルまで上昇した。
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2020年08月11日(火)08時00分
東京為替見通し=米中対立関連や米コロナ追加対策協議関連のヘッドラインに要警戒か
10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、106.20円まで上昇した後、105.71円まで反落した。ユーロドルは1.1736ドルまで軟調推移。ユーロ円も124.34円まで軟調推移。
本日の東京外国為替市場のドル円は、お盆休みで本邦実需筋からの取引がない中で、米中対立激化に関連する報道や米コロナ追加対策協議に関する報道に要警戒となる。
米中対立激化に関しては、米中の総領事館閉鎖(在ヒューストン総領事館と在成都総領事館)に続き、米中高官や当局者11人を対象とした制裁が打ち出されている。トランプ米政権は、国家安全保障を理由に、中国のティックトックとウィーチャットが関わる取引を禁止する大統領令に署名したことに続き、政治的弾圧を理由に、中国の高官や香港の林鄭月娥行政長官ら11人が米国内に保有する不動産や資産を凍結する制裁を科す、と表明した。中国は、報復措置として、米国の当局者や議員ら11人を対象に制裁を科す、と発表している。
また、アザー米厚生長官が、昨日、米国の閣僚や閣僚級としては6年ぶりに、1979年に台湾と断交して以降、最高位の高官として台湾を訪問して、蔡英文台湾総統と会談を行ったことで、中国政府は報復を示唆している。米中対立が激化していった場合、中国が保有する米国債・株式の凍結懸念が高まることで、米国債・株式の売却の可能性に要警戒となる。
今週は、15日を目途に、ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表と劉鶴中国副首相が、米中第一段階通商合意の検証を行うが、新型コロナウイルスなどで、中国による米国産エネルギー・農産物の購入は目標に達していないことで、制裁措置の発動などに要警戒となる。
トランプ米大統領は、議会民主党との新型コロナウイルスの追加経済対策を巡る協議が合意に至らなかったことで、失業保険給付の上乗せ延長(600ドルから400ドルに減額)、一部を対象とした給与税の一時免除、家賃未払いに伴う立ち退き猶予の延長、学生ローン返済の減免措置に関する4つの大統領令に署名した。ムニューシン米財務長官は、引き続き民主党との協議を継続していく意向を示しているものの、関連ヘッドラインに要警戒となる。ドル円の注文状況は、106.00円に13日のNYカットオプションが控え、上値には106.20円にはドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、106.30-50円にも断続的に売りオーダー、超えるとストップロス買いが控えている。下値には、105.50円、105.30円、105.20円、105.00円にドル買いオーダーが控えている。
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2020年08月11日(火)07時55分
NY市場動向(取引終了):ダウ357.96ドル高(速報)、原油先物0.84ドル高
【 米国株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*ダウ30種平均 27791.44 +357.96 +1.30% 27803.86 27488.21 23 7
*ナスダック 10968.36 -42.62 -0.39% 11040.24 10849.46 1602 1045
*S&P500 3360.47 +9.19 +0.27% 3363.29 3335.44 343 161
*SOX指数 2179.60 +0.74 +0.03%
*225先物 22450 大証比 +110 +0.49%【 為替 】 前日比 高値 安値
*ドル・円 105.96 +0.04 +0.04% 106.20 105.71
*ユーロ・ドル 1.1739 -0.0048 -0.41% 1.1801 1.1736
*ユーロ・円 124.39 -0.46 -0.37% 124.96 124.34
*ドル指数 93.60 +0.16 +0.17% 93.70 93.30【 債券 】 前日比 高値 安値
* 2年債利回り 0.13 +0.00 0.13 0.12
*10年債利回り 0.58 +0.02 0.58 0.54
*30年債利回り 1.25 +0.02 1.26 1.22
*日米金利差 0.57 +0.01【 商品/先物 】 前日比 高値 安値
*原油先物 42.06 +0.84 +2.04% 42.33 41.17
*金先物 2036.3 +8.3 +0.41% 2060.8 2027.8
*銅先物 286.7 +7.4 +2.67% 288.5 278.2
*CRB商品指数 147.58 +0.73 +0.50% 148.41 147.32【 欧州株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*英FT100 6050.59 +18.41 +0.31% 6099.48 6028.49 56 45
*独DAX 12687.53 +12.65 +0.10% 12753.12 12605.82 18 12
*仏CAC40 4909.51 +19.99 +0.41% 4937.63 4878.58 23 17Powered by フィスコ -
2020年08月11日(火)07時53分
世界各国通貨に対する円:対ドル0.04%安、対ユーロ0.38%高
現在値 前日比 % 前日終値
*ドル・円 105.96円 +0.04円 +0.04% 105.92円
*ユーロ・円 124.38円 -0.47円 -0.38% 124.85円
*ポンド・円 138.52円 +0.26円 +0.19% 138.26円
*スイス・円 115.74円 -0.35円 -0.30% 116.09円
*豪ドル・円 75.75円 -0.07円 -0.09% 75.82円
*NZドル・円 69.85円 -0.08円 -0.11% 69.93円
*カナダ・円 79.34円 +0.19円 +0.24% 79.15円
*南アランド・円 5.99円 -0.02円 -0.30% 6.01円
*メキシコペソ・円 4.72円 -0.02円 -0.42% 4.74円
*トルコリラ・円 14.44円 -0.11円 -0.73% 14.54円
*韓国ウォン・円 8.93円 +0.03円 +0.34% 8.90円
*台湾ドル・円 3.60円 -0.00円 -0.07% 3.60円
*シンガポールドル・円 77.12円 -0.05円 -0.06% 77.17円
*香港ドル・円 13.67円 +0.00円 +0.03% 13.67円
*ロシアルーブル・円 1.44円 -0.00円 -0.07% 1.44円
*ブラジルレアル・円 19.34円 -0.14円 -0.72% 19.48円
*タイバーツ・円 3.41円 +0.01円 +0.36% 3.39円
年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
*ドル・円 -2.44% 112.23円 101.19円 108.61円
*ユーロ・円 +2.14% 125.58円 114.43円 121.77円
*ポンド・円 -3.86% 147.96円 124.10円 144.07円
*スイス・円 +3.05% 116.52円 106.74円 112.31円
*豪ドル・円 -0.64% 76.87円 59.91円 76.24円
*NZドル・円 -4.50% 73.54円 59.51円 73.15円
*カナダ・円 -5.13% 84.75円 73.82円 83.63円
*南アランド・円 -22.79% 7.83円 5.61円 7.75円
*メキシコペソ・円 -17.82% 6.01円 4.23円 5.74円
*トルコリラ・円 -20.83% 19.22円 14.05円 18.24円
*韓国ウォン・円 -5.01% 9.66円 8.41円 9.40円
*台湾ドル・円 -0.63% 3.71円 3.33円 3.62円
*シンガポールドル・円 -4.50% 81.92円 73.18円 80.75円
*香港ドル・円 -1.99% 14.42円 13.02円 13.95円
*ロシアルーブル・円 -17.76% 1.80円 1.31円 1.75円
*ブラジルレアル・円 -28.33% 27.69円 17.90円 26.98円
*タイバーツ・円 -6.80% 3.73円 3.22円 3.65円Powered by フィスコ -
2020年08月11日(火)07時23分
円建てCME先物は7日の225先物比140円高の22480円で推移
円建てCME先物は7日の225先物比140円高の22480円で推移している。為替市場では、ドル・円は150円90銭台、ユーロ・円は124円40銭台。
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2020年08月11日(火)06時57分
ホワイトハウス近くで発砲との報道
ホワイトハウス近くで発砲との報道
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2020年08月11日(火)06時40分
本日のスケジュール
<国内>
08:50 国際収支(経常収支)(6月) 1326億円 1兆1768億円
08:50 貸出動向 銀行計(7月) 6.5%
08:50 銀行貸出動向(含信金前年比)(7月) 6.2%
13:30 倒産件数(7月) 6.26%
14:00 景気ウォッチャー調査 現状判断(7月) 38.8
14:00 景気ウォッチャー調査 先行き判断(7月) 44.0
<海外>
09:00 シンガポール・GDP(4-6月) -12.6%
15:00 英・失業率(7月) 7.3%
15:00 英・ILO失業率(3カ月)(6月) 3.9%
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(8月7日まで1カ月間)
18:00 独・ZEW期待指数(8月) 60.0 59.3
18:30 南ア・失業率(4-6月) 35.0% 30.1%
20:00 ブ・ブラジル中央銀行金融政策委員会議事録公表
21:00 印・鉱工業生産(6月) -21.5%
21:30 米・生産者物価コア指数(7月) 0% 0.1%
25:00 露・GDP(4-6月) -9.6% 1.6%米・サンフランシスコ連銀総裁がオンライン討論会に参加
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注:数値は市場コンセンサス、前回数値Powered by フィスコ -
2020年08月11日(火)06時32分
ドル円オーダー=106.00円 OP13日NYカット
108.00円 売り
107.70円 売り
107.40-50円 断続的に売り
107.20円 売り
107.00円 売り
106.60-80円 断続的に売り
106.30-50円 断続的に売り・超えるとストップロス買い
106.20円 売り・超えるとストップロス買い
106.00円 OP13日NYカット105.96円 8/11 6:00現在(高値106.20円 - 安値105.71円)
105.50円 買い
105.30円 買い・割り込むとストップロス売りともにやや小さめ
105.20円 買いやや小さめ
105.00円 買い、OP13日NYカット
104.80円 買い
104.50円 OP13日NYカット大きめ
104.25円 OP14日NYカット
104.00円 買い、OP14日NYカット※オプション(OP)設定水準の手前では防戦の売買が、抜けたところではストップロスの売買が活発化しやすい。また、期限(カットオフタイム)に向けて設定水準に収れんする動きを見せる場合もある。
オプション数量表現の目安 大きめ:10億通貨単位以上、非常に大きめ:20億通貨単位以上、極めて大きめ:30億通貨単位以上。Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2020年08月11日(火)06時26分
NYマーケットダイジェスト・10日 ダウ上昇・金利上昇・ユーロ安
(10日終値)
ドル・円相場:1ドル=105.96円(前営業日比△0.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=124.38円(▲0.47円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1738ドル(▲0.0049ドル)
ダウ工業株30種平均:27791.44ドル(△357.96ドル)
ナスダック総合株価指数:10968.36(▲42.63)
10年物米国債利回り:0.57%(△0.01%)
WTI原油先物9月限:1バレル=41.94ドル(△0.72ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2039.7ドル(△11.7ドル)※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし(各市場の動き)
・ドル円は小幅ながら続伸。トランプ米大統領が追加の新型コロナウイルス経済対策を実施する大統領令に署名したことで全般ドル買いが先行。前週末の高値106.05円を上抜けて一時106.20円まで値を上げた。ただ、買いが一巡するとじりじりと上値を切り下げる展開に。米10年債利回りの低下などが相場の重しとなり、24時過ぎに一時105.71円と日通し安値を更新した。もっとも、前週末NY時間安値の105.56円がサポートレベルとして意識されると下げ渋った。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の下支え要因となり、105.97円付近まで持ち直した。
トランプ米大統領は8日、失業保険給付の上乗せ延長や一部を対象とした給与税の一時免除、家賃未払いに伴う立ち退き猶予の延長、学生ローン返済の減免措置に関する4つの大統領令に署名した。ただ、同大統領の行動により、新型コロナ追加経済対策を巡る野党民主党との協議は危うくなる可能性があるなど、実施に向け不透明感は残っている。
しかしながら、ムニューシン財務長官はこの日、「民主党の主張が合理的であれば、米政権と議会は今週中にも追加対策で合意できる」との見解を示している。・ユーロドルは続落。米長期金利が低下したタイミングでユーロ買い・ドル売りが入り1.1792ドル付近まで持ち直したものの、1.18ドル台に乗せることは出来なかった。米長期金利が上昇に転じたほか、一部ユーロクロスの下落につれた売りが相場の重しとなり、4時30分前に一時1.1736ドルと日通し安値を更新した。
米商品先物取引委員会(CFTC)が前週末発表した4日時点の建玉報告によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で非商業部門(投機筋)のユーロの対ドル持ち高は18万648枚の買い越しと過去最大になった。市場では「ポジションの偏りが気にかかる。ユーロの反落を警戒する必要がある」との指摘があった。・ユーロ円も続落。NYの取引時間帯に入ると全般ユーロ売りが活発化し、4時30分前に一時124.34円と日通し安値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、2月24日以来約5カ月半ぶりの高値となった。トランプ米大統領が8日に失業給付の増額を含む追加の経済対策を大統領令で発動すると、米景気懸念が和らぎ買いが広がった。業績が景気に左右されやすい景気敏感株に買いが集まり、指数は一時370ドル超上げた。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落。前週末に続きマイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど大型ハイテク株中心に利食い売りが出た。・米国債券相場で長期ゾーンは続落。トランプ米大統領が追加の経済対策を大統領令で発動したことを受けて、米景気懸念が和らぐと相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。
・原油先物相場は3日ぶりに反発。一時42.33ドルまで上昇。先週末の高値42.22ドルをわずかながら上回った。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのナセル最高経営責任者(CEO)が、中国のガソリン・ディーゼルの需要が、コロナショック以前の水準を回復したことを指摘。中国の物価指標が市場予想以上に改善したことも支援となった。
・金先物相場は反発。先週末7日の大幅反落の後を受けた戻りに加え、「欧州最後の独裁者」と呼ばれるベラルーシのルカシェンコ大統領が週末9日の大統領選で6選を果たしたことに反政権派が反発を強めたことや、香港での国家安全維持法違反による民主活動家の逮捕など地政学的なリスクが意識され、安全資産とされる金は一時2060.80ドルまで買い戻された。
その後は対ユーロなどでドル相場が持ち直し、ドル建て金価格の圧迫要因となり上昇幅を縮小したものの、先週末比プラスの水準を維持して引けた。Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2020年08月11日(火)06時08分
ニューヨーク外国為替市場概況・10日 ドル円、小幅続伸
10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅ながら続伸。終値は105.96円と前営業日NY終値(105.92円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。トランプ米大統領が追加の新型コロナウイルス経済対策を実施する大統領令に署名したことで全般ドル買いが先行。前週末の高値106.05円を上抜けて一時106.20円まで値を上げた。ただ、買いが一巡するとじりじりと上値を切り下げる展開に。米10年債利回りの低下などが相場の重しとなり、24時過ぎに一時105.71円と日通し安値を更新した。もっとも、前週末NY時間安値の105.56円がサポートレベルとして意識されると下げ渋った。米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の下支え要因となり、105.97円付近まで持ち直した。
トランプ米大統領は8日、失業保険給付の上乗せ延長や一部を対象とした給与税の一時免除、家賃未払いに伴う立ち退き猶予の延長、学生ローン返済の減免措置に関する4つの大統領令に署名した。ただ、同大統領の行動により、新型コロナ追加経済対策を巡る野党民主党との協議は危うくなる可能性があるなど、実施に向け不透明感は残っている。
しかしながら、ムニューシン財務長官はこの日、「民主党の主張が合理的であれば、米政権と議会は今週中にも追加対策で合意できる」との見解を示している。ユーロドルは続落。終値は1.1738ドルと前営業日NY終値(1.1787ドル)と比べて0.0049ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利が低下したタイミングでユーロ買い・ドル売りが入り1.1792ドル付近まで持ち直したものの、1.18ドル台に乗せることは出来なかった。米長期金利が上昇に転じたほか、一部ユーロクロスの下落につれた売りが相場の重しとなり、4時30分前に一時1.1736ドルと日通し安値を更新した。
米商品先物取引委員会(CFTC)が前週末発表した4日時点の建玉報告によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の通貨先物市場で非商業部門(投機筋)のユーロの対ドル持ち高は18万648枚の買い越しと過去最大になった。市場では「ポジションの偏りが気にかかる。ユーロの反落を警戒する必要がある」との指摘があった。ユーロ円も続落。終値は124.38円と前営業日NY終値(124.85円)と比べて47銭程度のユーロ安水準。NYの取引時間帯に入ると全般ユーロ売りが活発化し、4時30分前に一時124.34円と日通し安値を付けた。
本日の参考レンジ
ドル円:105.71円 - 106.20円
ユーロドル:1.1736ドル - 1.1801ドル
ユーロ円:124.34円 - 124.96円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ
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