2022年09月01日(木)のFXニュース(3)
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2022年09月01日(木)09時00分
日経平均寄り付き:前日比294.53円安の27797円
日経平均株価指数前場は、前日比294.53円安の27797.00円で寄り付いた。
ダウ平均終値は280.44ドル安の31510.43。
東京外国為替市場、ドル・円は9月1日9時00分現在、139.32円付近。Powered by フィスコ -
2022年09月01日(木)08時56分
ドル円 24年ぶりの高値更新、139.44円まで上昇
昨日の米金利上昇を支えに、早朝からのドル買いの勢いが継続。ドル円は7月14日高値139.39円を上抜け。1998年9月1日以来、24年ぶりとなる139.44円まで上値を広げている。
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2022年09月01日(木)08時33分
ドル円 139.25円付近、SGX日経225先物は27715円でスタート
ドル円は139.25円付近で推移している。シンガポール取引所(SGX)の日経225先物(期近限月)は、大阪夜間終値(27850円)と比べ135円安の27715円でスタート。
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2022年09月01日(木)08時21分
ドル円 139.25円までじり高、米金利の上昇が支えに
ドル円は139.25円までじり高。昨日米金利が大幅に上昇したことが支え。
なお、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では、9月20-21日のFOMCでの0.50%の利上げ確率は28.0%、0.75%の利上げ確率は72.0%となっている。1カ月前は0.50%が利上げ確率は72.0%、0.75%の利上げ確率は28.0%だったことで、完全に予想が逆転している。
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2022年09月01日(木)08時17分
ドル・円は主に139円を挟んだ水準で推移か、米長期金利上昇で円売り継続の可能性
8月31日のドル・円は、東京市場では138円85銭から138円27銭まで反落。欧米市場では一時138円45銭まで下落したものの、139円00銭まで反発し、138円95銭で取引終了。本日9月1日のドル・円は主に139円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を意識したドル買い・円売りは継続する可能性がある。
31日の米国債券市場で長期債などの利回りは上昇。この日発表された8月ADP雇用統計で雇用者数の伸びは市場予想を下回ったものの、クリーブランド連銀のメスター総裁が「我々は利上げを継続すべき」、「来年利下げを予想していない」などと述べたことが意識されたようだ。ユーロ圏の8月消費者物価指数は市場予想を上回る高い伸びを記録したことも材料視された。
市場参加者の多くは、9月開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75ポイントの追加利上げが決定されると予想している。現時点でインフレ鈍化を示唆するデータは揃っていないことから、FF金利の誘導目標水準は年末時点で3.75-4.00%まで上昇するとの見方が多い。2023年1-3月期に追加利上げが行われる可能性も残されており、米国金利の先高観は後退していないことから、ドル高・円安の流れはしばらく続く可能性がある。
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2022年09月01日(木)08時06分
東京外国為替市場概況・8時 ドル円、強含み
1日の東京外国為替市場でドル円は強含み。8時時点では139.07円とニューヨーク市場の終値(138.96円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが約2カ月ぶりの高水準で引けるなど、米金利の上昇に支えられドル円は昨日高値139.00円、30日高値139.07円を上抜け139.14円まで強含んだ。市場では7月14日に付けた年初来高値139.39円を超えることが出来るかに注目が集まっている。
ユーロ円は底堅い。8時時点では139.78円とニューヨーク市場の終値(139.70円)と比べて8銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円に連れる動きで139.90円まで上値を広げ、7月26日以来となる140円台が視野に入ってきた。
ユーロドルはもみ合い。8時時点では1.0050ドルとニューヨーク市場の終値(1.0054ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル買いで上値が抑えられているが、欧州のインフレ高進で欧州中央銀行(ECB)の利上げ幅も大きくなるとの観測が強く下値も堅く、もみ合い。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.86円 - 139.14円
ユーロドル:1.0047ドル - 1.0057ドル
ユーロ円:139.59円 - 139.90円Powered by DZHフィナンシャルリサーチ -
2022年09月01日(木)08時00分
東京為替見通し=明日の米8月雇用統計控え動意薄、中国人民元と製造業PMIに要注目
31日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年債利回りが一時3.1945%前後まで上昇したことで139.00円まで上昇した。ユーロドルは8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が過去最高の前年比9.1%上昇と発表され、来週8日の欧州中央銀行(ECB)理事会での0.75%の利上げ観測が高まったことで、1.0079ドルまで上昇した。ユーロ円も139.73円まで上昇した。
本日の東京外国為替市場のドル円は、明晩発表される米国8月の雇用統計を控えて動きづらい展開の中、人民元基準値や中国8月のPMIを見極める展開が予想される。
米国8月の雇用統計の予想は、非農業部門雇用者数が前月比+30.0万人で7月の前月比+52.8万人から増加幅が減少することが見込まれ、失業率は7月と変わらずの3.5%と見込まれている。7月の増加幅程度になれば、9月20-21日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ幅が0.75%となる確率が高まり、予想を下回れば0.50%の利上げ確率が高まることになる。しかし、パウエルFRB議長は、26日のジャクソンホール会合で、高金利の状態が当面続くことを示唆しており、ドル円の下値は限定的だと思われる。
昨日発表された8月のADP全米雇用報告は前月比+13.2万人だった。ADP全米雇用報告は、民間給与計算代行業者大手のオートマチック・データ・プロセッシング社(Automatic Data Processing)が、雇用統計の先行指標として、自身の持つ全米約50万社、約2500万人のデータを元にして、2006年5月から発表を開始した雇用調査報告である。
昨日は、休止期間を経て、雇用統計との確度を高めた新方式で発表されており、明日の雇用統計で真価が問われることになる。ホワイトハウス報道官も「週末の米雇用統計は若干弱めの数字となりそうだ」と述べており、市場予想を下回る数字に要警戒となる。本日は、中国人民銀行(中央銀行)が日本時間10時15分頃に設定する中国人民元の対ドル基準値(中間値)に注目したい。昨日の人民元の対ドル基準値は、2年ぶりの元安水準となる1ドル=6.8906元に設定された。最近のドル高基調を反映したものだが、市場予想に比べると6営業日連続で元高だったことで、急激な元安に歯止めをかける意図が確認され、ドルの上値を抑える要因となった。
中国人民銀行は、先月、景気支援策として利下げに踏み切り、輸出振興のためにある程度の元安を容認する姿勢を強めているとみられる。市場では、2020年7月以来の7元台復帰が見込まれているが、中国国家外国為替管理局(SAFE)は急激な元安は望んでおらず、先週も複数の銀行に対して積極的な人民元売りを控えるように警告したと報じられている。本日も、市場予想より元高方向に設定されるのか否かに要注目か。10時45分に発表される8月Caixin中国製造業PMIは50.0と予想されており、7月の50.4からの低下が見込まれている。昨日発表された中国8月製造業PMIは49.4と発表され、7月の49.0から改善していたものの、2ヵ月連続で景況感判断の境目である50を下回った。8月Caixin中国製造業PMIが50を下回った場合、中国の景気減速懸念が高まり、10月16日からの第20回共産党大会に向けて、更なる景気刺激策、すなわち人民元売り圧力が強まることが予想される。
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2022年09月01日(木)07時55分
NY市場動向(取引終了):ダウ280.44ドル安(速報)、原油先物2.86ドル安
【 米国株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*ダウ30種平均 31510.43 -280.44 -0.88% 31966.04 31509.59 4 26
*ナスダック 11816.20 -66.94 -0.56% 12027.43 11814.17 1452 1932
*S&P500 3955.00 -31.16 -0.78% 4015.37 3954.53 88 413
*SOX指数 2677.39 -31.24 -1.15%
*225先物 27860 大証比 -260 -0.92%【 為替 】 前日比 高値 安値
*ドル・円 138.97 +0.18 +0.13% 138.99 138.27
*ユーロ・ドル 1.0053 +0.0038 +0.38% 1.0079 0.9972
*ユーロ・円 139.70 +0.71 +0.51% 139.70 138.27
*ドル指数 108.70 -0.07 -0.06% 109.20 108.38【 債券 】 前日比 高値 安値
* 2年債利回り 3.48 +0.04 3.50 3.42
*10年債利回り 3.18 +0.08 3.19 3.09
*30年債利回り 3.29 +0.07 3.30 3.21
*日米金利差 2.96 -0.14【 商品/先物 】 前日比 高値 安値
*原油先物 88.78 -2.86 -3.12% 92.73 88.27
*金先物 1722.0 -14.3 -0.82% 1738.0 1720.6
*銅先物 351.2 -3.9 -1.11% 359.9 344.5
*CRB商品指数 290.41 -3.17 -1.08% 293.58 290.41【 欧州株式 】 前日比 高値 安値 ↑ / ↓
*英FT100 7284.15 -77.48 -1.05% 7378.44 7263.62 29 70
*独DAX 12834.96 -126.18 -0.97% 13020.54 12814.81 9 31
*仏CAC40 6125.10 -85.12 -1.37% 6230.90 6125.10 13 27Powered by フィスコ -
2022年09月01日(木)07時54分
世界各国通貨に対する円:対ドル0.13%安、対ユーロ0.50%安
現在値 前日比 % 前日終値
*ドル・円 138.97円 +0.18円 +0.13% 138.79円
*ユーロ・円 139.69円 +0.70円 +0.50% 138.99円
*ポンド・円 161.47円 -0.31円 -0.19% 161.77円
*スイス・円 142.08円 -0.38円 -0.27% 142.46円
*豪ドル・円 95.08円 -0.05円 -0.05% 95.13円
*NZドル・円 84.99円 -0.08円 -0.09% 85.06円
*カナダ・円 105.80円 -0.18円 -0.17% 105.98円
*南アランド・円 8.12円 -0.05円 -0.57% 8.16円
*メキシコペソ・円 6.90円 +0.02円 +0.23% 6.89円
*トルコリラ・円 7.63円 +0.01円 +0.09% 7.63円
*韓国ウォン・円 10.38円 +0.08円 +0.74% 10.31円
*台湾ドル・円 4.57円 +0.02円 +0.53% 4.54円
*シンガポールドル・円 99.45円 +0.17円 +0.17% 99.28円
*香港ドル・円 17.71円 +0.02円 +0.13% 17.68円
*ロシアルーブル・円 2.28円 -0.00円 -0.09% 2.28円
*ブラジルレアル・円 26.79円 -0.31円 -1.13% 27.10円
*タイバーツ・円 3.80円 -0.01円 -0.15% 3.81円
年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
*ドル・円 +20.76% 139.39円 109.11円 115.08円
*ユーロ・円 +6.72% 144.28円 124.40円 130.90円
*ポンド・円 +3.67% 168.73円 148.96円 155.74円
*スイス・円 +12.65% 143.76円 117.54円 126.13円
*豪ドル・円 +13.62% 96.88円 78.79円 83.68円
*NZドル・円 +8.06% 87.35円 75.24円 78.65円
*カナダ・円 +16.17% 107.65円 84.90円 91.08円
*南アランド・円 +12.56% 8.81円 6.94円 7.21円
*メキシコペソ・円 +23.11% 6.95円 5.14円 5.61円
*トルコリラ・円 -10.75% 13.34円 6.17円 8.55円
*韓国ウォン・円 +7.31% 10.73円 9.21円 9.68円
*台湾ドル・円 +9.97% 4.66円 3.93円 4.15円
*シンガポールドル・円 +16.49% 99.70円 80.66円 85.37円
*香港ドル・円 +19.90% 17.76円 14.02円 14.77円
*ロシアルーブル・円 +48.88% 2.67円 0.68円 1.53円
*ブラジルレアル・円 +29.70% 27.84円 19.77円 20.65円
*タイバーツ・円 +9.60% 3.90円 3.27円 3.47円Powered by フィスコ -
2022年09月01日(木)07時46分
NY金先物は続落、換金目的の売りが続く
COMEX金12月限終値:1726.20 ↓10.10
8月31日のNY金先物12月限は続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比-10.10ドル(-0.58%)の1726.20ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1720.60ドル-1738.00ドル。アジア市場で1738.00ドルまで買われたが、換金目的の売りは続いており、ロンドン市場で1720.60ドルまで反落。ただ、ユーロの値動きを意識して売りは縮小し、通常取引終了後の時間外取引では1722ドルを挟んだ水準で推移した。
・NY原油先物:続落、世界経済の減速予想で買い縮小NYMEX原油10月限終値:89.55 ↓2.09
8月31日のNY原油先物10月限は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は、前営業日比-2.09ドル(-2.28%)の89.55ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは88.27ドル-92.73ドル。アジア市場で92.73ドルまで値を上げたが、世界経済の減速予想を背景に買いは縮小し、ロンドン市場の中盤にかけて88.27ドルまで反落。ニューヨーク市場では米国株安が嫌気されたが、需給ひっ迫の思惑は完全に消えていないことから、91.61ドルまで戻したが、通常取引終了後の時間外取引で売りが再び強まり、88.71ドルまで下げている。
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2022年09月01日(木)07時35分
円建てCME先物は31日の225先物比350円安の27770円で推移
円建てCME先物は31日の225先物比350円安の27770円で推移している。為替市場では、ドル・円は139円00銭台、ユーロ・円は139円70銭台。
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2022年09月01日(木)07時33分
ドル円、139.14円まで上昇
昨日の米長期金利の上昇を受けてドル円はしっかり。昨日は139.00円を頭に上値が抑えられたが、東京早朝に139円台を超え、8月30日の高値139.07円を上抜け一時139.14円まで強含んだ。なお、ユーロドルは1.0050ドル近辺、ポンドドルは1.1615ドル近辺で小動き。
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2022年09月01日(木)06時40分
本日のスケジュール
<国内>
08:50 対外・対内証券投資(先週)
08:50 設備投資(4-6月) 2.8% 3.0%
08:50 企業売上高(4-6月) 7.9%
08:50 企業利益(4-6月) -2.0% 13.7%
09:30 製造業PMI(8月) 51.0
14:00 自動車販売台数(8月) -13.4%
16:00 債券市場サーベイ(8月調査、日本銀行)
<海外>
08:00 韓・GDP(4-6月) 2.9% 2.9%
10:45 中・財新製造業PMI(8月) 50.1 50.4
14:00 印・製造業PMI(8月) 56.4
15:30 スイス・消費者物価指数(8月) 3.4% 3.4%
17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI(8月) 49.7 49.7
18:00 欧・ユーロ圏失業率(7月) 6.6% 6.6%
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(8月) -0.95%
21:00 ブ・GDP(4-6月) 3.0% 1.7%
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週) 24.3万件
21:30 米・非農業部門労働生産性(4-6月) -4.6% -4.6%
22:00 ブ・製造業PMI(8月) 54.0
22:45 米・製造業PMI(8月) 51.3
23:00 米・建設支出(7月) -0.1% -1.1%
23:00 米・ISM製造業景況指数(8月) 52.2 52.8
27:00 ブ・貿易収支(8月) 54.38億ドル米・自動車販売(8月、2日までに) 1360万台 1335万台
米・アトランタ連銀総裁が講演
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注:数値は市場コンセンサス、前回数値Powered by フィスコ -
2022年09月01日(木)06時39分
米8月雇用統計:50年ぶり低水準の失業率がFRBの積極的な利上げ支援へ
米労働省が発表する最新8月雇用統計で失業率は50年ぶりの低水準付近で推移が予想されている。非農業部門雇用者数も前月比+30万人と、堅調な伸びが示される見通し。
雇用統計の先行指標のひとつ民間部門の雇用者数を示すADP雇用統計の8月分は新しい算出方法で発表が再開された。伸びは前月比+13.2万人と市場予想のほぼ半分にとどまり、2021年初め以来の低いものとなった。一方で、賃金は前年比で+7.6%。転職した労働者の賃金の伸びはほぼ2倍の伸び、+16.1%になったことが分かった。
NY連銀製造業景況指数の雇用(現状)は+7.4と、4月来で最低。6カ月平均+13.4も下回った。週平均就業時間も−13.1と、マイナスに転じる冴えない結果となった。一方で、フィラデルフィア連銀製造業景況指数の雇用(現状)は前月を上回るまちまちの結果。コンファレンスボードが発表した8月消費者信頼感指数の中での調査では、雇用が十分との答えは48%と、2021年4月来で最低となった。先行指標から、雇用が思ったように伸びない可能性もあるが、失業率が50年ぶり低水準を維持するなど、労働市場が依然強いとの見方から、連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げ計画に変更はないと見る。
2022年のFOMC投票権を有するクリーブランド連銀のメスター総裁は「インフレ対処を巡る早急な勝利宣言は間違い」とし、インフレとの闘いは長引くとの見方から、利上げを継続すべきとの考えを示した。また、来年利下げを予想しておらず、来年には政策金利のFF金利誘導目標を4%以上に引上げ、インフレを抑制するためにその水準で維持すべきと、タカ派姿勢を表明した。ドルの上昇も継続か。
■8月雇用統計の先行指標
・米・8月ADP雇用統計:+13.2万人(予想:+30.0万人)
・NY連銀製造業景況指数:
雇用(現状):+7.4(7月18.0、6カ月平均+13.4)
週平均就業時間:−13.1(+4.3、6カ月平均+3.8)6か月先
雇用:+30.0(22.5、6カ月平均25.5)
週平均就業時間:-10.9(-9.6、6カ月平均−0.4)・フィラデルフィア連銀製造業景況指数
雇用(現状):24.1(19.4、6カ月平均29.6)
週平均就業時間:6.1(6.4、13.8)6か月先
雇用:25.1(16.5、6か月平均26.8)
週平均就業時間:4.4(3.4、6か月平均6.3)・消費者信頼感指数(%)
雇用
十分48.0(49.2、前年同月55.6)
不十分40.6(38.4、33.2)
困難11.4(12.4、11.2)6カ月後
増加17.4(15.1、23.1)
減少19.3(21.1、18.0)
不変63.3(63.8、58.9)所得6カ月後
増加15.8(15.3、18.2)
減少14.5(15.5、9.9)
不変69.7(69.2、71.9)・失業保険申請件数
件数 前週比 4週平均 継続受給者数
08/20/22| 243,000| -2,000| 247,000| n/a |n/a
08/13/22| 245,000| -7,000| 245,500| 1,415,000
08/06/22| 252,000| 4,000| 249,500| 1,434,000■市場エコノミスト予想
失業率:3.5%(7月3.5%)
非農業部門雇用者数:前月比+30万人(+52.8 万人)
民間部門雇用者数:前月比+30万人(+47.1万人)
平均時給:予想:前月比+0.4%、前年比+5.3%(+0.5%、+5.2%)Powered by フィスコ -
2022年09月01日(木)06時25分
NYマーケットダイジェスト・31日 ダウは1カ月半ぶり安値・金利上昇・原油安・ユーロ高
(31日終値)
ドル・円相場:1ドル=138.96円(前営業日比△0.17円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=139.70円(△0.71円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0054ドル(△0.0039ドル)
ダウ工業株30種平均:31510.43ドル(▲280.44ドル)
ナスダック総合株価指数:11816.20(▲66.94)
10年物米国債利回り:3.19%(△0.09%)
WTI原油先物10月限:1バレル=89.55ドル(▲2.09ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1726.2ドル(▲10.1ドル)※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標) <発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比) ▲3.7% ▲1.2%
8月ADP全米雇用報告 13.2万人 26.8万人・改
8月米シカゴ購買部協会景気指数 52.2 52.1※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは3日続伸。欧州時間発表の8月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値が前年比9.1%上昇と予想の9.0%上昇を上回り、過去最高を記録すると、来週8日の欧州中央銀行(ECB)理事会で通常の3倍にあたる0.75%の利上げが実施されるとの観測が高まりユーロ買いが優勢となった。市場では「月末のロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだユーロ買いのフローが観測された」との声も聞かれ、前日の高値1.0055ドルを上抜けて一時1.0079ドルまで上値を伸ばした。
ただ、26日の高値1.0090ドルがレジスタンスとして意識されるとやや伸び悩んだ。2時30分過ぎには1.0036ドル付近まで下押しした。・ドル円は4日続伸。8月ADP全米雇用報告で民間部門雇用者数が13.2万人増と予想の30.0万人増を下回ったことが伝わると一時138.45円付近まで値を下げたものの、下押しは限定的だった。
米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めが長期化するとの観測が強まる中、米10年債利回りが一時3.1945%前後と6月28日以来約2カ月ぶりの高水準を更新。円売り・ドル買いがじわりと強まり、欧州時間の高値138.89円を上抜けて139.00円まで上値を伸ばした。
なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するメスター米クリーブランド連銀総裁はこの日、「インフレ沈静化のために2023年初めまでにFF金利を4%超の水準に引き上げて、その後しばらくは据え置く必要がある」と述べ、「23年中の利下げはない」との予想を明確に示した。・ユーロ円も4日続伸。ユーロ圏インフレ率が過去最高を記録したことで、ECBの大幅利上げ観測が高まると全般ユーロ買いが進行。取引終盤はドル円の上昇につれた買いが入り、一時139.73円と7月26日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。
ユーロ円以外のユーロクロスも堅調だった。ユーロ豪ドルは1.4697豪ドル、ユーロNZドルは1.6440NZドル、ユーロポンドは0.8654ポンド、ユーロカナダドルは1.3207カナダドル、ユーロスイスフランは0.9835スイスフランまで値を上げた。・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、7月18日以来約1カ月半ぶりの安値となった。足もとの相場急落を受けて短期的な戻りを期待した買いが先行したものの、買い戻しが一巡すると下げに転じた。FRBによる金融引き締めが長期化するとの観測が強まる中、米景気の悪化を懸念した売りが優勢となった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も4日続落し、7月26日以来約1カ月ぶりの安値で取引を終えた。・米国債券相場で長期ゾーンは下落。FRBとECBによる大幅利上げ観測を背景に、債券売りが優勢となった。利回りは一時3.1945%前後と6月29日以来約2カ月ぶりの高水準を付けた。
・原油先物相場は続落。欧米の大幅利上げ観測による景気後退への懸念が相場の重しとなった。また、アジア時間に公表された中国の8月製造業PMIが2カ月連続で景況感の分水嶺となる50を下回り、同国景気の先行き不安が意識されたことも売り材料視された面がある。
・金先物相場は4日続落。米金融引き締め政策の長期化が意識されるなか、連日で米長期金利が上昇しており、金相場の重しとなっている。
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