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2022年09月22日(木)のFXニュース(4)

  • 2022年09月22日(木)08時33分
    ドル円 144.48円前後、SGX日経225先物は26815円でスタート

     ドル円は144.48円前後で推移している。シンガポール取引所(SGX)の日経225先物(期近限月)は、大阪夜間終値(26860円)と比べ45円安の26815円でスタート。

  • 2022年09月22日(木)08時24分
    ドル・円は144円を挟んだ水準で推移か、日米金利差の大幅拡大でドル買い継続も

     21日のドル・円は、東京市場で144円08銭から143円35銭まで反落。欧米市場では一時144円70銭まで上昇した後、143円41銭まで下げたが、144円05銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に144円を挟んだ水準で推移か。日米金利差の大幅な拡大を想定してリスク選好的なドル買いは継続する可能性がある。

     米連邦公開市場委員会(FOMC)は20−21日に開催した会合で、FF金利の誘導目標水準を0.75ポイント引き上げることを決めた。FF金利は2023年に4.6%に達するとの予想も提示された。FOMCが発表した声明では、「FF金利の誘導目標レンジの継続的な引き上げが適切になると見込む」との文言は残された。

     ただ、FOMCは失業率が2023年末までに4.4%まで上昇すると予想している。また、経済成長率は2022年が+0.2%、2023年は+1.2%、2024年は+1.7%と予測し、6月時点から下方修正している。インフレ抑制の可能性は高いものの、米国経済の大幅な減速は避けられないことから、ドル相場の見通しについては予断を許さない状況となりそうだ。

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  • 2022年09月22日(木)08時06分
    東京外国為替市場概況・8時 ドル円、買い先行

     22日の東京外国為替市場でドル円は買い先行。8時時点では144.38円とニューヨーク市場の終値(144.06円)と比べて32銭程度のドル高水準だった。昨日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が今後も大幅利上げを継続する方針を示し、本日の日銀金融政策決定会合では現状の緩和政策を継続するとの見方が大勢のなか、日米金融政策の方向性の違いに着目した買いが朝方から優勢となり、一時144.44円まで値を上げている。

     ユーロ円も買い先行。8時時点では142.06円とニューヨーク市場の終値(141.79円)と比べて27銭程度のユーロ高水準だった。日銀の緩和継続期待から円安が進んだ流れに沿って一時142.13円まで上昇した。また、ポンド円は162.73円、豪ドル円は95.69円までそれぞれ買われている。

     ユーロドルは8時時点では0.9838ドルとニューヨーク市場の終値(0.9837ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:143.99円 - 144.44円
    ユーロドル:0.9837ドル - 0.9848ドル
    ユーロ円:141.68円 - 142.13円

  • 2022年09月22日(木)08時03分
    NZ・8月貿易収支:-24.47億NZドル

    22日発表のNZ・8月貿易収支は、-24.47億NZドルとなった。赤字幅は7月実績(-14.06億NZドル)を上回った。

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  • 2022年09月22日(木)08時00分
    東京為替見通し=日銀金融政策決定会合でのフォワードガイダンス変更に要注目か

     21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、FOMCが0.75%の利上げを決め、インフレ抑制に向け今後も大幅利上げを継続する方針を示したことで144.70円まで上昇後、パウエルFRB議長が「いつか利上げペースを落とすのが適切になるだろう」と述べたことで143.41円付近まで反落した。もっとも、引け前には144円台を回復している。
     ユーロドルは、ウクライナ情勢の悪化懸念やFOMC声明を受けて0.9814ドルまで下落後、0.9910ドル付近まで反発した。しかし、ドル円同様に引け前には0.98ドル前半まで弱含んだ。ユーロ円は、ウクライナ情勢激化への懸念やNY株下落を受けたリスク回避の売りで141.64円まで下落した。

     本日の東京外国為替市場のドル円は、日銀金融政策決定会合でのフォワードガイダンスの変更を見極める展開が予想される。

     ドル円のテクニカル分析では、トリプル・トップ(144.99円・144.96円・144.70円)を形成しつつある。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を受けて届かなかった145円に向けて、日銀金融政策決定会合の結果を受けて、上抜けることで1998年8月の高値を目指す上昇トレンド再開となるのか、それとも、トリプル・トップを完成させるのかを見極めることになる。

     日銀金融政策決定会合では、黒田日銀総裁が8月末のジャクソンホール会議で「賃金と物価が安定的かつ持続可能な形で上昇するまで、持続的な金融緩和を行う以外に選択肢はない」と語ったように、短期政策金利(▲0.1%)および長期金利の誘導水準(ゼロ%程度)の据え置き、連続指値オペの運用継続が予想されている。

     リスクシナリオは、円安抑制措置として、イールドカーブコントロール(YCC)の「年限の短期化」とゼロ%を中心に上下0.25%程度としている長期金利の「許容変動幅の拡大」という金融政策正常化が打ち出された場合となる。しかし、昨日も日銀による指し値オペが実施されたことで、可能性は限りなく低くなっている。

     また、政策金利のフォワードガイダンスの文言修正の可能性にも要警戒となる。
     現在のガイダンスは「当面、新型コロナウイルス感染症の影響を注視し、企業等の資金繰り支援と金融市場の安定維持に努めるとともに、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる。政策金利については、現在の長短金利の水準、または、それを下回る水準で推移することを想定している」というもので、緩和バイアス、あるいは利下げバイアスが付与されている。
     9月末が期限の新型コロナ対応金融支援特別オペの終了を控えて、前半の「新型コロナウイルス感染症の影響を注視し・・・」の部分は削除される可能性が高い。注目ポイントは、後半の「必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和措置を講じる」や「緩和バイアス」が維持されるのか否かとなる。

     ユーロドルは、プーチン露大統領のウクライナへの部分動員令とパウエルFRB議長の利上げ路線の継続を受けて、2002年10月以来約20年ぶりの安値を更新している。親ロシア派武装勢力「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」、ロシア軍が占領する南部ヘルソン州とザポリージャ州では、23-27日にロシア編入を問う住民投票が実施される。プーチン露大統領の狙いは、住民投票により占領地をロシアに併合し、ロシア領土を防衛するために核兵器を使用する権利を得て、ウクライナが退くか、さもなければ核戦争だ、という最後通牒を突き付けることにあるらしく、ユーロの続落リスクが高まりつつある。

  • 2022年09月22日(木)07時57分
    NY市場動向(取引終了):ダウ522.45ドル安(速報)、原油先物0.83ドル安

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 30183.78 -522.45   -1.70% 31020.79 30181.99   1   29
    *ナスダック   11220.19 -204.86   -1.79% 11613.57 11218.99  926 2516
    *S&P500      3789.93  -66.00   -1.71%  3907.07  3789.49   32  469
    *SOX指数     2514.96  -24.54   -0.97%
    *225先物       26870 大証比 -250   -0.92%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     144.04   +0.29   +0.20%   144.70   143.35
    *ユーロ・ドル   0.9844 -0.0127   -1.27%   0.9977   0.9814
    *ユーロ・円    141.83   -1.51   -1.05%   143.60   141.64
    *ドル指数     111.30   +1.08   +0.98%   111.58   110.13

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    4.05   +0.08      4.12    3.91
    *10年債利回り    3.53   -0.03      3.62    3.49
    *30年債利回り    3.50   -0.07      3.59    3.48
    *日米金利差     3.27   -0.29

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      83.11   -0.83   -0.99%   86.68   82.49
    *金先物       1682.4   +11.3   +0.68%   1696.9   1661.3
    *銅先物       343.6   -6.7   -1.93%   351.6   340.3
    *CRB商品指数   278.23   -1.31   -0.47%   279.54   278.23

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     7237.64  +44.98   +0.63%  7258.87  7170.69   73   27
    *独DAX     12767.15  +96.32   +0.76% 12771.78 12520.81   30   10
    *仏CAC40     6031.33  +51.86   +0.87%  6034.27  5915.57   30   10

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  • 2022年09月22日(木)07時55分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.19%安、対ユーロ1.05%高

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           144.03円   +0.28円    +0.19%   143.75円
    *ユーロ・円         141.83円   -1.51円    -1.05%   143.34円
    *ポンド・円         162.42円   -1.16円    -0.71%   163.59円
    *スイス・円         149.00円   -0.08円    -0.05%   149.08円
    *豪ドル・円          95.48円   -0.63円    -0.66%   96.11円
    *NZドル・円         84.27円   -0.41円    -0.49%   84.68円
    *カナダ・円         107.03円   -0.53円    -0.49%   107.56円
    *南アランド・円        8.12円   -0.00円    -0.03%    8.12円
    *メキシコペソ・円       7.19円   +0.01円    +0.08%    7.19円
    *トルコリラ・円        7.83円   -0.01円    -0.16%    7.84円
    *韓国ウォン・円       10.31円   -0.03円    -0.25%   10.34円
    *台湾ドル・円         4.57円   -0.00円    -0.09%    4.58円
    *シンガポールドル・円   101.63円   -0.32円    -0.32%   101.95円
    *香港ドル・円         18.35円   +0.04円    +0.20%   18.31円
    *ロシアルーブル・円     2.36円   +0.02円    +0.73%    2.34円
    *ブラジルレアル・円     27.83円   -0.11円    -0.39%   27.94円
    *タイバーツ・円        3.87円   -0.01円    -0.28%    3.88円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円           +25.16%   144.99円   109.76円   115.08円
    *ユーロ・円           +8.35%   145.64円   124.40円   130.90円
    *ポンド・円           +4.29%   168.73円   148.98円   155.74円
    *スイス・円          +18.14%   150.72円   118.44円   126.13円
    *豪ドル・円          +14.10%   98.60円   78.79円   83.68円
    *NZドル・円         +7.15%   87.89円   75.24円   78.65円
    *カナダ・円          +17.52%   110.64円   85.85円   91.08円
    *南アランド・円       +12.57%    8.81円    6.94円    7.21円
    *メキシコペソ・円      +28.25%    7.23円    5.14円    5.61円
    *トルコリラ・円        -8.46%   12.73円    6.17円    8.55円
    *韓国ウォン・円        +6.60%   10.73円    9.26円    9.68円
    *台湾ドル・円         +10.13%    4.69円    3.95円    4.15円
    *シンガポールドル・円   +19.05%   103.03円   81.07円   85.37円
    *香港ドル・円         +24.27%   18.47円   14.10円   14.77円
    *ロシアルーブル・円     +54.00%    2.67円    0.68円    1.53円
    *ブラジルレアル・円     +34.76%   28.12円   19.77円   20.65円
    *タイバーツ・円       +11.66%    3.96円    3.27円    3.47円

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  • 2022年09月22日(木)07時52分
    NY金先物は小幅高、米FOMC結果判明後に一段高となる場面も

    COMEX金12月限終値:1675.70 ↑4.60

     21日のNY金先物12月限は小幅高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、前営業日比+4.60ドル(+0.28%)の1675.70ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは1661.30ドル-1696.90ドル。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明後に1661.30ドルまで下げたが、米長期金利の低下を受けて1696.90ドルまで買われる場面があった。ただ、米金利見通しは引き続き不透明であり、通常取引終了後の時間外取引では主に1690ドルを下回る水準で推移した。


    ・NY原油先物:続落、調整目的の売りが増える

    NYMEX原油11月限終値:82.94 ↓1.00

     21日のNY原油先物11月限は続落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-1.00ドル(-1.19%)の82.94ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは82.49ドル-86.68ドル。ロンドン市場の序盤にかけて86.68ドルまで買われた後、ニューヨーク市場で反落。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明後に82.49ドルまで下げた。ただ、調整目的の売りが一巡した後は下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に83ドル台で推移した。

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  • 2022年09月22日(木)07時43分
    円建てCME先物は21日の225先物比260円安の26860円で推移

    円建てCME先物は21日の225先物比260円安の26860円で推移している。為替市場では、ドル・円は144円20銭台、ユーロ・円は142円00銭台。

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  • 2022年09月22日(木)07時40分
    ドル円、144.26円まで買い先行 クロス円もつれ高

     ドル円は買い先行。本日の日銀金融政策決定会合で現状の緩和政策を継続するとの見方が大勢のなか、朝方から円売りが進み一時144.26円まで値を上げている。また、ユーロ円は142.01円、ポンド円は162.63円まで値を上げた。

  • 2022年09月22日(木)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    国内
    10:00 営業毎旬報告(9月20日現在、日本銀行)
    14:00 基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行)
    14:30 全国百貨店売上高(8月)  9.6%
    14:30 東京地区百貨店売上高(8月)  17.6%

      日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目)、終了後決定内容発表 -0.10% -0.10%
      黒田日銀総裁が会見
      FPパートナーが東証グロースに新規上場(公開価格:2600円)


    <海外>
    07:45 NZ・貿易収支(8月)  -10.92億NZドル
    16:30 スイス・中央銀行が政策金利発表  -0.25%
    20:00 英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表 2.25% 1.75%
    20:00 トルコ・中央銀行が政策金利発表 13.00% 13.00%
    21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)  21.3万件
    21:30 米・経常収支(4-6月) -2601億ドル -2914億ドル
    23:00 米・景気先行指数(8月) 0% -0.4%
    23:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(9月) -24.6 -24.9

      南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表 6.25% 5.50%
      台湾・中央銀行が政策金利発表 1.63% 1.50%
      国連安全保障理事会(安保理)ウクライナ巡る閣僚級会合
      米・銀行CEOが上院銀行委員会の公聴会で証言
      欧・欧州中央銀行(ECB)経済報告


    ---------------------------------------------------------------------
    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2022年09月22日(木)06時38分
    11月FOMCでも4会合連続で75BP利上げ予想強まる、来年FF5%も

    連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り3会合連続で0.75%の利上げを決定し、政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を、3.00-3.25%に決定した。

    注目されていたスタッフ予測では、金利予想が前回6月から大幅に引き上げられた。年末の金利は4.4%が予想されているため、あと、100BPから125BPの追加利上げが年内に実施されることが予想されている。

    FRB予測:金利「22年:4.4%、23年:4.6%、24年:3.9%、2025年:2.9%、長期2.5%」GDP「22年+0.2%(前回+1.5%‐+1.9%)、23年+0.5%−+1.5%(+1.3%−+2.0%)

    バンク・オブ・アメリカのエコノミストは11月に4会合連続で0.75%の利上げ、12月に0.5%利上げ、来年の3月までの2会合で各0.25%の利上げを予想している。来年の第1四半期には4.75%−5%近くまで政策金利が引き上げられると見ている。

    インフレ抑制のためパウエル議長はFOMC後の会見で、来年FFが4.6%に達するのはほぼ確実と言及。一方で、米国債市場で逆イールドは一段と拡大。景気後退懸念も強まった。債券王と呼ばれるダブルラインキャピタルのガンドラックCEOは、FRBの大幅利上げで2023年に景気後退入りの確率は75%に上昇したとの考えを示した。

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  • 2022年09月22日(木)06時16分
    大証ナイト終値26860 円、通常取引終値比260円安

    大証ナイト終値26860 円、通常取引終値比260円安

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  • 2022年09月22日(木)06時06分
    ニューヨーク外国為替市場概況・21日 ユーロドル、続落

     21日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は0.9837ドルと前営業日NY終値(0.9971ドル)と比べて0.0134ドル程度のユーロ安水準だった。「プーチン露大統領は軍の部分動員令に署名した」と伝わると、ウクライナ情勢の一段の悪化が懸念されて、経済・地理的に影響の大きい欧州通貨に売りが先行した。
     注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)では3会合連続となる0.75%の大幅利上げが実施され、同時に公表された政策金利見通し(ドット・チャート)は2022年末で4.4%、23年末で4.6%と前回6月時点(22年末3.4%、23年末3.8%)から大幅に引き上げられた。市場では「ドット・チャートでは予想より高いターミナルレート(利上げの最終地点)と24年まで利下げが想定されていないことが示された。想定以上にタカ派的な内容だった」との声が聞かれ、米10年債利回りが一時3.6243%前後と11年2月以来の高水準を記録。全般ドル買いが優勢となり、一時0.9814ドルと02年10月以来約20年ぶりの安値を更新した。
     なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が定例記者会見で「今後の利上げペースは経済データ次第」「いつか利上げペースを落とすのが適切になるだろう」などと発言すると、米10年債利回りが3.49%台まで低下。ユーロドルにも買い戻しが入り0.9910ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。

     ドル円は3日続伸。終値は144.06円と前営業日NY終値(143.75円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。米金融政策の影響を受けやすい米2年債利回りが急伸し、4%を突破すると全般ドル買いが先行。FOMCが0.75%の利上げを決め、インフレ抑制に向け今後も大幅利上げを継続する方針を示すとドル買いが加速した。3時過ぎには一時144.70円まで上値を伸ばした。
     ただ、7日に付けた約24年ぶりの高値144.99円には届かなかった。パウエルFRB議長の会見を受けて米長期金利が低下に転じると、全般ドル買いの勢いが後退し、ドル円も143.41円付近まで下押しした。
     主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時111.58と02年6月以来の高値を付けたあと110.61付近まで上げ幅を縮めた。

     ユーロ円は続落。終値は141.79円と前営業日NY終値(143.34円)と比べて1円55銭程度のユーロ安水準。欧州市場ではウクライナ情勢激化への懸念からリスク回避の売りが優勢となった。NY市場に入るとユーロドルの下落につれた売りが出て一時141.64円と日通し安値を更新した。FRBが今後も大幅利上げを継続する方針を示したことで、ダウ平均が520ドル超急落したことも相場の重しとなった。

    本日の参考レンジ
    ドル円:143.35円 - 144.70円
    ユーロドル:0.9814ドル - 0.9977ドル
    ユーロ円:141.64円 - 143.60円

  • 2022年09月22日(木)05時14分
    9月21日のNY為替・原油概況

     21日のニューヨーク外為市場でドル・円は144円70銭まで上昇後、143円40銭まで反落し、引けた。

    連邦準備制度理事会(FRB)が米連邦公開市場委員会(FOMC)で市場の予想通り3会合連続で0.75%の利上げを決定し利上げ継続の必要性を主張したほか、スタッフの金利見通しで年内、来年の見通しが大きく引き上げられ長期金利が一段高。ドル買いが加速した。同時に成長率見通しが大幅に引き下げられ、長短金利の逆転がさらに進み、景気後退懸念が強まるとドル買いが後退。パウエル議長が会見で、どこかの時点で利上げペースを緩和させるとしたほか、ソフトランディングが困難と指摘すると、一時ドルの売り戻しが強まった。しかし、金利先高観を受けたドル買いに下落も限定的。

    ユーロ・ドルは0.9920ドルから0.9814ドルまで下落し、引けた。

    ユーロ・円は142円85銭から141円75銭まで下落。

    ポンド・ドルは1.1238ドルまで下落後、1.1356ドルまで反発。

    ドル・スイスは0.9699フランまで上昇後、0.9621フランまで反落した。

     21日のNY原油先物は続落。景気後退に伴う需要鈍化懸念に売りが続いた。
     
    [経済指標]  

    ・米・8月中古住宅販売件数:480万戸(予想:470万戸、7月:482万戸←481万戸)

    【金融政策】
    ・米連邦公開市場委員会(FOMC)
    ・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を0.75ポイント引き上げ、3.
    00-3.25%に決定

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