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2024年03月21日(木)のFXニュース(4)

  • 2024年03月21日(木)09時01分
    日経平均寄り付き:前日比507.95円高の40511.55円


    日経平均株価指数前場は、前日比507.95円高の40511.55円で寄り付いた。
    ダウ平均終値は401.37ドル高の39512.13。
    東京外国為替市場、ドル・円は3月21日9時00分現在、150.73円付近。

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  • 2024年03月21日(木)08時53分
    日・2月貿易収支:-3794億円で赤字幅は市場予想を下回る

    21日発表の2月貿易収支は-3794億円で赤字幅は市場予想の-7850億円程度を下回った。

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  • 2024年03月21日(木)08時33分
    ドル円 150.85円付近で推移、SGX日経225先物は40400円でスタート

     ドル円は150.85円付近で推移している。シンガポール取引所(SGX)の日経225先物(期近限月)は、大阪夜間終値(40370円)と比べ30円高の40400円でスタート。

  • 2024年03月21日(木)08時17分
    NY金先物は小幅高、時間外取引で上げ幅拡大

    COMEX金4月限終値:2161.00 ↑1.30

     20日のNY金先物4月限は小幅高。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比+1.30ドル(+0.06%)の2161.00ドルで通常取引終了。時間外取引を含めた取引レンジは2152.30-2192.20ドル。米国市場の序盤にかけて2152.30ドルまで売られたが、ドル高を警戒した売りは縮小し、反転。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明後に一段高となった。米長期金利の低下を意識した買いが入った。通常取引終了後の時間外取引で2192.20ドルまで買われている。


    ・NY原油先物:反落、一時81ドルを下回る

    NYMEX原油5月限終値:81.27 ↓1.46

     20日のNY原油先物5月限は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は、前営業日比-1.46ドル(-1.76%)の81.27ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは80.83ドル-82.65ドル。アジア市場で82.65ドルまで買われたが、供給不足を警戒した買いは一巡し、米国市場では一時81ドルを下回った。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明後に81.54ドルまで戻している。株高やドル安を意識した買いが入ったようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に81ドル台で推移した。

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  • 2024年03月21日(木)08時11分
    東京外国為替市場概況・8時 ドル円、弱含み

     21日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。8時時点では150.86円とニューヨーク市場の終値(151.26円)と比べて40銭程度のドル安水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)を通過し、祝日明けの本邦勢の本格参入を待つなかで売りが先行。151円を割り込むと、150.86円まで弱含んだ。目先は、NY午後に日銀追加利上げに関する観測報道が伝わったときの下押し水準150.73円が意識される。また、151円台まで円安が進行したこともあり、当局者の発言にも注意する必要がありそうだ。

     ユーロ円は伸び悩み。8時時点では164.91円とニューヨーク市場の終値(165.21円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれ安となり、164.90円までユーロ安・円高に振れている。ポンド円も193円半ばから192.99円まで売り戻された。

     ユーロドルは8時時点では1.0932ドルとニューヨーク市場の終値(1.0922ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円がドル安に振れたことや、NZドル/ドルの底堅さにつれて1.0932ドルまでじり高となった。
     NZドル/ドルは0.6060ドルを下値に0.6093ドルまで上昇。早朝に発表された10-12月期ニュージーランドGDPは、前期比・前年比とも予想に反してマイナス成長となった。結果を受けてNZドル売りが先行するも、一巡後は切り返した。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:150.86円 - 151.30円
    ユーロドル:1.0920ドル - 1.0932ドル
    ユーロ円:164.90円 - 165.25円

  • 2024年03月21日(木)08時00分
    東京為替見通し=ドル円、日米金融政策で底堅い展開だが円買い介入には要警戒か

     20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、FOMC結果公表前の思惑的なドル買いで151.82円まで上昇した後、観測記事「日銀の追加利上げ『10月』『7月』観測」を受けて150.73円まで反落したものの、151.40円付近まで反発した。ユーロドルは、欧州市場の安値1.0836ドルから1.0923ドルまで上昇。ユーロ円は米株式相場が底堅く推移したことで165.35円まで上昇した。

     本日の東京外国為替市場のドル円は、19日の日銀金融政策決定会合でのハト派的利上げと、20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのタカ派的据え置きを受けて底堅い展開が予想されるものの、ドル売り・円買い介入の可能性には警戒しておきたい。

     19日の日銀金融政策決定会合では、マイナス金利(▲0.10%)からゼロ金利へ引き上げられたものの、「当面の間は緩和的な金融環境を維持する」と表明されたことで、ハト派的な利上げとなり、ドル円は151.82円まで上昇して年初来高値を更新している。

     20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、5会合連続での政策金利の据え置きが決定されたものの、ドット・プロット(金利予測分布図)で2024年の3回の利下げ予想が前回の11人から10人へ減り、2025年の利下げ予想が前回の4回から3回へ減ったことで、ややタカ派的な据え置きとなっている。

     日銀金融政策決定会合での「当面の間は緩和的な金融環境を維持する」との表現は、2006年7月にゼロ金利から0.25%へ引き上げられた時と同じであり、2007年2月に0.50%へ引き上げられている。昨日も「日銀は7月か10月に追加利上げを検討している」との観測記事が報じられており、今後も予断を許さない状況が続くことになる。

     岸田首相は年初の施政方針演説で「2024年に物価高を上回る所得を実現する」と公約していた。春季労使交渉(春闘)では33年ぶりの高水準の賃上げが実現し、6月の所得税・住民税の定額減税により所得面は実現しつつある。4月の衆議院補欠選挙や秋の総裁選に向けて、物価高の抑制は喫緊の課題であると思われることで、輸入物価の上昇要因となる円安に関しては、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入によって抑えたいのではないだろうか。

     また、植田日銀総裁は、物価を押し上げる主役が「第1の力」から「第2の力」に徐々にバトンタッチし、賃金と物価の好循環が強まっていく姿をメインシナリオと考えている。
     ドル円が151円台に乗せていることで、円安による輸入物価上昇の価格転嫁による物価上昇圧力「第1の力」への警戒感が高まりつつある。
     2022年秋のドル円151円台は、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入で反転させられており、今回も円買い介入の可能性には警戒しておきたい。

     8時50分に発表される2月の本邦の貿易統計では、季節調整前で8102億円の赤字、季節調整済で8401億円の赤字と予想されており、本邦実需筋による円売り圧力を確認することになる。

     9時30分に発表される2月の豪雇用統計では、失業率が4.0%、新規雇用者数が+4.00万人と予想されている。18-19日の豪準備銀行(RBA)理事会では政策金利4.35%が据え置かれたばかりであり、予想から大幅に外れない限り、豪ドルへの影響は限定的だと思われる。

  • 2024年03月21日(木)07時57分
    世界各国通貨に対する円:対ドル0.33%安、対ユーロ0.83%安

                      現在値    前日比       %   前日終値
    *ドル・円           151.36円   +0.50円    +0.33%   150.86円
    *ユーロ・円         165.28円   +1.36円    +0.83%   163.92円
    *ポンド・円         193.46円   +1.54円    +0.80%   191.92円
    *スイス・円         170.63円   +0.73円    +0.43%   169.90円
    *豪ドル・円          99.62円   +1.08円    +1.10%   98.54円
    *NZドル・円         91.98円   +0.67円    +0.74%   91.31円
    *カナダ・円         112.19円   +0.99円    +0.89%   111.20円
    *南アランド・円        8.08円   +0.10円    +1.30%    7.98円
    *メキシコペソ・円       9.07円   +0.09円    +1.05%    8.98円
    *トルコリラ・円        4.67円   +0.02円    +0.44%    4.65円
    *韓国ウォン・円       11.30円   +0.04円    +0.33%   11.26円
    *台湾ドル・円         4.74円   -0.01円    -0.16%    4.75円
    *シンガポールドル・円   112.97円   +0.55円    +0.49%   112.42円
    *香港ドル・円         19.35円   +0.06円    +0.33%   19.28円
    *ロシアルーブル・円     1.64円   +0.01円    +0.32%    1.63円
    *ブラジルレアル・円     30.43円   +0.45円    +1.49%   29.98円
    *タイバーツ・円        4.20円   +0.02円    +0.48%    4.18円
                  年初来騰落率 過去1年間での高値/安値 昨年末終値
    *ドル・円            +7.32%   151.91円   129.64円   141.04円
    *ユーロ・円           +6.14%   165.35円   139.07円   155.72円
    *ポンド・円           +7.74%   193.54円   158.27円   179.56円
    *スイス・円           +1.77%   171.83円   140.84円   167.65円
    *豪ドル・円           +3.70%   99.66円   86.06円   96.06円
    *NZドル・円         +3.21%   93.45円   80.44円   89.12円
    *カナダ・円           +5.52%   112.26円   94.08円   106.32円
    *南アランド・円        +4.91%    8.34円    6.91円    7.71円
    *メキシコペソ・円       +9.18%    9.08円    6.90円    8.31円
    *トルコリラ・円        -2.44%    7.48円    4.54円    4.79円
    *韓国ウォン・円        +3.54%   11.67円    9.92円   10.91円
    *台湾ドル・円         +2.80%    4.81円    4.28円    4.61円
    *シンガポールドル・円    +5.73%   113.01円   97.18円   106.84円
    *香港ドル・円         +7.15%   19.46円   16.52円   18.06円
    *ロシアルーブル・円     +3.85%    1.79円    1.42円    1.58円
    *ブラジルレアル・円     +4.72%   31.21円   24.33円   29.06円
    *タイバーツ・円        +2.46%    4.29円    3.79円    4.10円

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  • 2024年03月21日(木)07時56分
    NY市場動向(取引終了):ダウ401.37ドル高(速報)、原油先物1.21ドル安

    【 米国株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 39512.13 +401.37   +1.03% 39529.13 38988.65   28   2
    *ナスダック   16369.41 +202.62   +1.25% 16377.44 16127.48 2395  810
    *S&P500      5224.62  +46.11   +0.89%  5226.19  5171.55  378  122
    *SOX指数     4788.18  +75.37   +1.60%
    *225先物       40370 大証比 +770   +1.94%

    【 為替 】               前日比       高値    安値
    *ドル・円     151.37   +0.51   +0.34%   151.82   150.73
    *ユーロ・ドル   1.0920 +0.0054   +0.50%   1.0923   1.0836
    *ユーロ・円    165.29   +1.37   +0.84%   165.35   163.79
    *ドル指数     103.41   -0.41   -0.39%   104.15   103.38

    【 債券 】           前日比       高値    安値
    * 2年債利回り    4.62   -0.06      4.69    4.59
    *10年債利回り    4.28   -0.01      4.32    4.23
    *30年債利回り    4.46   +0.02      4.49    4.39
    *日米金利差     3.54   -0.75

    【 商品/先物 】           前日比       高値    安値
    *原油先物      81.52   -1.21   -1.46%   82.65   80.83
    *金先物       2209.5   +28.3   +1.30%   2213.6   2173.6
    *銅先物       408.8   +1.4   +0.32%   409.6   402.7
    *CRB商品指数   285.52   -1.34   -0.47%   286.86   285.52

    【 欧州株式 】             前日比       高値    安値   ↑ / ↓
    *英FT100     7737.38   -0.92   -0.01%  7749.39  7711.46   61   39
    *独DAX     18015.13  +27.64   +0.15% 18044.49 17955.69   18   21
    *仏CAC40     8161.41  -39.64   -0.48%  8168.23  8125.65   20   20

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  • 2024年03月21日(木)07時35分
    ドル円 151円割り込む、調整の売り続く

     昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表後に上昇が一服したドル円は東京早朝も調整の売りが継続し、151円を割り込み150.97円まで下押した。
     クロス円はドル円につれた動きとなり、ユーロ円は165.02円、ポンド円は193.11円、豪ドル円は99.49円までやや売りが優勢。

  • 2024年03月21日(木)06時45分
    パウエルFRB議長は年内の利下げを想定、インフレ改善軌道かわらず、1月の強いインフレは季節的要因との見方

    米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を市場の予想通り5.25-5.50%に据え置くことを決定した。

    声明は、利下げには物価安定の一段の確信が必要との姿勢を繰り返し、内容は前回とほぼかわらず。ただ、雇用の伸びは緩和したとの文言を削除し、労働市場の判断を上方修正した。注目となっていた金融当局者の金利予測分布図(ドット・プロット)では、最近の予想を上回ったインフレ指標にもかかわらず、中間予想で12月と同様に年内3回の利下げが維持された。ただ、19人のうち、9人のメンバーは2回またはそれ以下の利下げを予想しており、見解は分かれた。

    会見後に行われた会見で、パウエル議長は「1月インフレデータはかなり高かった。季節的要因が影響した可能性」とし、「1月、2月のデータ、インフレ改善への確信を強めなかった」と、インフレの目標達成までの道のりが平たんではないことを再確認。同時に、1月インフレ指標には季節的調整が影響した可能性が強く、インフレの改善基調は変わらずと見ていることを明らかにした。年内のいつか利下げすることを想定していると繰り返し、市場の年内の利下げ観測が再燃した。また、「近く資産縮小ペースを減速することが適切」としたこともハト派発言ととらえられる。短期金融市場も再び6月、または7月の利下げ開始、年内3回の利下げを織り込んだ。

    ●パウエルFRBのハト派発言
    「近く資産縮小ペースを減速することが適切」
    「金利はこの利上げサイクルにおいてピークにある可能性が強い」
    「年内のいつかに利下げを開始することが適切」
    「我々は金融状況が経済の重しになっていると考えている」
    「1月インフレ指標には季節的調整が影響している可能性が強いと見ている」
    「物価上昇緩和の軌道は変わらずと見ている」

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  • 2024年03月21日(木)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    08:50 貿易収支(2月) -6344億円 -1兆7583億円
    08:50 輸入(2月) 1.4% -9.8%
    08:50 輸出(2月) 5.2% 11.9%
    08:50 資金循環統計速報(2023年10-12月、日本銀行)
    09:30 製造業PMI(3月)  47.2
    09:30 サービス業PMI(3月)  52.9
    09:30 総合PMI(3月)  50.6
    14:00 首都圏新築分譲マンション(2月)  56.6%

      STGが東証グロースに新規上場(公開価格:1920円)
      トライアルホールディングスが東証グロースに新規上場(公開価格:1700円)


    <海外>
    06:45 NZ・GDP速報(10-12月) 0.1% -0.6%
    09:30 豪・失業率(2月) 4.0% 4.1%
    10:00 中・SWIFTグローバル支払い元建て(2月)  4.51%
    14:00 印・製造業PMI速報値(3月)  56.9
    14:00 印・サービス業PMI速報値(3月)  60.6
    14:00 印・総合PMI速報値(3月)  60.6
    16:00 欧・ユーロ圏新車販売台数(2月)  12.1%
    17:30 スイス・中央銀行が政策金利発表 1.75% 1.75%
    17:30 独・製造業PMI(3月)  42.5
    17:30 独・サービス業PMI(3月)  48.3
    17:30 独・総合PMI(3月)  46.3
    18:00 欧・ユーロ圏製造業PMI(3月)  46.5
    18:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI(3月)  50.2
    18:00 欧・ユーロ圏総合PMI(3月)  49.2
    18:30 英・製造業PMI(3月)  47.5
    18:30 英・サービス業PMI(3月)  53.8
    18:30 英・総合PMI(3月)  53.0
    20:00 トルコ・中央銀行が政策金利発表 45.00% 45.00%
    21:00 英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表 5.25% 5.25%
    21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月) -2.5 5.2
    21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)  20.9万件
    21:30 米・経常収支(10-12月) -2090億ドル -2003億ドル
    22:45 米・製造業PMI(3月) 51.8 52.2
    22:45 米・サービス業PMI(3月) 52.0 52.3
    22:45 米・総合PMI(3月)  52.5
    23:00 米・景気先行指数(2月) -0.3% -0.4%
    23:00 米・中古住宅販売件数(2月) 394万件 400万件

      台湾・中央銀行が政策金利発表  1.88%
      欧・EU首脳会議(22日まで)
      世界貿易機関(WTO)一般理事会(22日まで)


    ---------------------------------------------------------------------
    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2024年03月21日(木)06時05分
    ニューヨーク外国為替市場概況・20日 ユーロドル、3日ぶり反発

     20日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.0922ドルと前営業日NY終値(1.0866ドル)と比べて0.0056ドル程度のユーロ高水準だった。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「今後数カ月のうちに利下げ開始に向けた確信の度合いを高められるような証拠を得られるだろう」との認識を示すと、ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方から、欧州市場では一時1.0836ドルまで値を下げた。
     ただ、NY市場に入ると買い戻しが優勢に。米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を市場予想通り据え置き、政策金利見通し(ドット・チャート)では年内3回としていた利下げ予想を維持した。市場では年内の利下げ予想が2回に減ると警戒する向きもあっただけに、FOMC後はドル売りが優勢となった。5時前には一時1.0923ドルと日通し高値を更新した。
     なお、パウエルFRB議長はFOMC後の会見で「インフレは大幅に緩和したが継続的な進展は保証されていない」「インフレ率は依然として高すぎる。今後の道筋も不透明」などと発言。利下げ回数を減らさなかった理由については「インフレ率が2%に向かって徐々に低下し、時には険しい道もあるという全体的なストーリーは変わっていないと思う」と話した。

     ドル円は7日続伸。終値は151.26円と前営業日NY終値(150.86円)と比べて40銭程度のドル高水準だった。日銀が緩和的な金融環境を維持するとの見方を背景に、この日も円売りが継続。FOMC結果公表を前に思惑的なドル買いも入り、22時30分過ぎには一時151.82円と年初来高値を更新した。
     FOMCが公表したドット・チャートでは年内利下げ予想が3回に維持された一方、2025年・2026年の金利見通しが上方修正され、来年以降の利下げが昨年12月時点の予測よりも緩やかになるとの見通しが示された。市場では「景気を下支えするために利下げを急ぐ必要性はますます薄まっている。全体的には12月時点よりもタカ派的」との見方があり、当初は売買が交錯した。ただ、そのあとに日経新聞の「日銀の追加利上げ『10月』『7月』観測」との記事が英語で伝わると円買いが強まり、4時前に一時150.73円と日通し安値を付けた。
     もっとも、当該記事はあくまでも「観測記事」との見方から、円買いでの反応は一時的だった。日銀が緩和的な環境を維持するとの期待は根強く、引けにかけては151.40円付近まで持ち直している。

     ユーロ円は続伸。終値は165.21円と前営業日NY終値(163.92円)と比べて1円29銭程度のユーロ高水準。日銀の利上げに関する記事を受けて一時164.31円付近まで売られる場面もあったが、下押しは限定的だった。日銀の緩和的スタンスが当分継続されるとの見方から、全般円売りが優勢となり、5時30分前には165.35円と2008年8月以来の高値を更新した。ダウ平均が400ドル超上昇するなど、米株式相場が底堅く推移したこともリスク・オンの円売りを誘った。
     ポンド円は一時193.54円と15年8月以来の高値、豪ドル円は99.66円と14年12月以来の高値、カナダドル円は112.26円と08年1月以来の高値、メキシコペソ円は9.08円と08年10月以来の高値を更新した。

    本日の参考レンジ
    ドル円:150.73円 - 151.82円
    ユーロドル:1.0836ドル - 1.0923ドル
    ユーロ円:163.83円 - 165.35円

  • 2024年03月21日(木)05時59分
    円建てCME先物は19日の225先物比735円高の40335円で推移

    円建てCME先物は19日の225先物比735円高の40335円で推移している。為替市場では、ドル・円は151円25銭台、ユーロ・円は165円20銭台。

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  • 2024年03月21日(木)05時10分
    ユーロ円、しっかり 165.25円と08年8月以来の高値更新

     ユーロ円はしっかり。日銀の利上げに関する記事を受けて一時164.31円付近まで売られる場面もあったが、下押しは限定的。日銀の緩和的スタンスが当分継続されるとの見方から、全般円売りが継続し、5時過ぎには165.25円と2008年8月以来の高値を更新した。

  • 2024年03月21日(木)05時05分
    3月20日のNY為替・原油概況

     20日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円82銭へ上昇後、150円73銭まで反落し、引けた。

    最近の予想を上回ったインフレ指標を受けて連邦公開市場委員会(FOMC)が年内の利下げ回数予想を下方修正するとの見方にドル買いが優勢となった。その後、連邦準備制度理事会(FRB)がFOMCで市場の予想通り政策金利据え置きを決定し、米金融当局者の金利予測分布図(ドット・プロット)で12月と同様に年内の中間金利予想で3回の利下げ予想が維持されたため長期金利低下に連れドル売りに減じた。また、パウエル議長が会見で、年内の利下げの可能性を再表明したほか、バランスシート縮小ペースを近々減速すると発言し、ドル売りがさらに強まった。

    ユーロ・ドルは1.0836ドルから1.0918ドルまで上昇し、引けた。

    ユーロ・円は、164円31銭へ反落後、164円97銭へ再び上昇。

    ポンド・ドルは1.2685ドルへ下落後、1.2787ドルまで上昇。

    ドル・スイスは0.8917フランから0.8860フランまで下落した。

    20日のNY原油先物は反落。高値から利益確定売りが優勢となった。

    【金融政策】
    ・米連邦公開市場委員会(FOMC)
    ・政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を5.25-5.50%に据え置き決定

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