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2025年01月08日(水)のFXニュース(2)

  • 2025年01月08日(水)08時00分
    東京為替見通し=ドル円、米金利上昇で堅調推移 豪ドルは豪11月CPIに要注目

     7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、良好な米経済指標を受けて米10年債利回りが上昇したことで158.42円とアジア時間の高値に面合わせした。トランプ次期米大統領の発言「金利は高すぎる」で一時157.59円付近まで伸び悩む場面もあったが、一巡後は158円台を回復した。ユーロドルは米長期金利の上昇で1.0340ドルまで下落した。

     本日の東京外国為替市場のドル円は、米長期債利回りの上昇を背景に堅調推移が予想される。ただし、トランプ次期米大統領のドル高牽制発言や本邦通貨当局による円安抑制発言、円買い介入の可能性には引き続き警戒しておきたい。

     トランプ次期米大統領は昨日「金利は高すぎる」と発言したが、今後はドル高・円安を牽制する発言に警戒しておきたい。トランプ氏は、昨年4月にドル円が34年ぶりの高値を更新して154円台に乗せた際に、「アメリカの製造業にとって大惨事」と述べていた。
     また、トランプ氏は日本製鉄によるUSスチールの買収に反対してきており、「関税の引き上げによってはるかに儲かり、価値のある会社になるというのに、誰がUSスチールを売りたいと思うだろうか」と述べ、製造業保護のための関税引き上げを強調していた。

     昨日のドル円は、新NISA絡みの円売りで158円台に乗せた模様だが、加藤財務相が「投機的な動向含め為替市場の動向を憂慮、行き過ぎた動きに対しては適切に対応」と牽制したことなどで上値は抑えられた。しかし、円買い介入を予告する「断固たる措置」という牽制発言ではなかったため158円付近で高止まりしている。

     植田日銀総裁が、第2次トランプ米政権の関税政策や春闘での賃上げのモメンタムという「ワンノッチの情報」を見極めるスタンスを示したことで、今月の日銀金融政策決定会合での追加利上げはない、との見立てから円売りが進んでいる。しかし、OIS市場が示す追加利上げ確率は47%へ上昇し、新発10年物国債の利回りも一時1.135%まで上昇したことで、債券市場が発している追加利上げへの警戒シグナルには注目しておきたい。

     投機筋のポジションを示唆するIMM通貨先物の投機部門取組の昨年12月31日時点(※NY市場終値157.20円)の円の持ち高は、8443枚のネット円売り持ちに過ぎず、現状のドル高・円安が投機筋ではなく実需主導であることが示されている。
     ちなみに、昨年4月23日時点では179919枚、7月2日時点では184223枚となっており、それぞれ、4月29日と5月1日、7月11日と12日に、本邦通貨当局による投機的な円売りを抑えるという名目でのドル売り・円買い介入(※覆面介入)が断行されている。

     2024年4月、5月、7月の円買い介入は以下の通りとなっており、介入の警戒ゾーンに入りつつある。
    ■4月29日:5兆9185億円(介入時間帯:日本時間14時頃 東京市場は昭和の日で休場)
    ・IMMネット円売り持ち高:179919枚(※4/23)
    ・ドル円:高値160.17円から安値154.54円まで5.63円下落
    ■5月1日:3兆8700億円(介入時間帯:日本時間午前5時頃)
    ・IMMネット円売り持ち高:179919枚(※4/23)
    ・ドル円:高値157.99円から安値153.04円まで4.95円下落
    ■7月11日:3兆1678億円(介入時間帯:日本時間午後21時半頃)
    ・IMMネット円売り持ち高:7/2=184223枚、7/9=182033枚
    ・ドル円:高値161.76円から安値157.44円まで4.32円下落
    ■7月12日:2兆3670億円(介入時間帯:日本時間午後22時頃)
    ・IMMネット円売り持ち高:7/2=184223枚、7/9=182033枚
    ・ドル円:高値159.45円から安値157.38円まで2.07円下落

     9時30分に発表される11月豪消費者物価指数(CPI)は前年比+2.2%と予想されており、10月の同比+2.1%からの上昇が見込まれている。10月のコアCPIは同比+2.4%で9月の同比+2.7%から伸び率が鈍化していたものの、豪準備銀行(RBA)が注視するコアインフレ率(トリム平均値)は同比+3.5%で、9月の+3.2%から上昇していた。RBAのインフレ目標2〜3%からの乖離が拡大したことで、利下げのハードルが上がっていた。
     今年5月に豪連邦議会選挙が予定されており、それまではRBAは利下げに踏み切らないとの見方もあるため、ブロックRBA総裁の発言などを注視していきたい。

  • 2025年01月08日(水)07時04分
    ニューヨーク外国為替市場概況・7日 ユーロドル、3日ぶり反落

     7日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3営業日ぶりに反落。終値は1.0340ドルと前営業日NY終値(1.0390ドル)と比べて0.0050ドル程度のユーロ安水準だった。12月米ISM非製造業景況指数が54.1と予想の53.3を上回ったほか、11月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が809.8万件と予想の770.0万件よりも強い内容だったことが分かると、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.6972%前後と昨年4月26日以来の高水準を記録。米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが活発化し、取引終了間際に一時1.0340ドルと日通し安値を更新した。

     ドル円は続伸。終値は158.05円と前営業日NY終値(157.62円)と比べて43銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻に一時157.38円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。この日発表の米経済指標が良好だったことが伝わると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが優勢となり、24時過ぎに一時158.42円とアジア時間に付けた昨年7月以来の高値に面合わせした。
     ただ、同水準の上抜けに失敗すると失速。トランプ次期米大統領が「金利は高すぎる」と発言したことも嫌気されて、3時30分前には一時157.59円付近まで伸び悩む場面があった。

     ユーロ円は3日ぶりに反落。終値は163.42円と前営業日NY終値(163.77円)と比べて35銭程度のユーロ安水準。20時前に一時164.55円と日通し高値を付けたものの、昨年12月30日の高値164.90円がレジスタンスとして意識されると一転下落した。ドル円の伸び悩みやユーロドルの下落につれた売りが出ると一時163.21円と日通し安値を更新した。

    本日の参考レンジ
    ドル円:157.38円 - 158.42円
    ユーロドル:1.0340ドル - 1.0434ドル
    ユーロ円:163.21円 - 164.55円

  • 2025年01月08日(水)06時42分
    円建てCME先物は7日の225先物比265円安の39735円で推移

    円建てCME先物は7日の225先物比265円安の39735円で推移している。為替市場では、ドル・円は158円00銭台、ユーロ・円は163円40銭台。

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  • 2025年01月08日(水)06時40分
    本日のスケジュール

    <国内>
    14:00 消費者態度指数(12月)  36.4
    14:00 需給ギャップと潜在成長率(日本銀行)
    16:00 赤沢経済財政・再生相が会見


    <海外>
    09:30 豪・消費者物価指数(11月) 2.2% 2.1%
    16:00 独・製造業受注(11月)  -1.5%
    19:00 欧・ユーロ圏生産者物価指数(11月)  -3.2%
    19:00 欧・ユーロ圏消費者信頼感指数(12月)  -14.5
    19:00 欧・ユーロ圏景況感指数(12月)  95.8
    20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(先週)
    21:00 ブ・鉱工業生産(11月)  -0.2%
    22:15 米・ADP全米雇用報告(12月) 13.0万人 14.6万人
    29:00 米・消費者信用残高(11月) 91.00億ドル 192.39億ドル

      米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月17日-18日会合分)


    ---------------------------------------------------------------------
    注:数値は市場コンセンサス、前回数値

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  • 2025年01月08日(水)05時40分
    1月7日のNY為替・原油概況(訂正)

    7日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円52銭から158円42銭まで上昇し引けた。

    米12月ISM非製造業景況指数が予想以上に上昇したほか、11月JOLT求人件数も10月783.9万件から予想外に増加したため長期金利上昇に伴いドル買いが強まった。その後、トランプ次期米大統領が会見の中で、「金利が高すぎる」との見解を示したため金利上昇を受けたドル買いが後退した。

    ユーロ・ドルは1.0405ドルから1.0350ドルまで反落し、引けた。

    ユーロ・円は164円23銭から163円36銭まで下落した。

    ポンド・ドルは1.2549ドルから1.2481ドルまで下落した。

    ドル・スイスは0.9062フランから0.9096フランまで上昇。

    7日のNY原油先物は反発。中国がイランやロシアからの輸入を禁止する可能性が報じられ、供給ひっ迫懸念が強まったほか、米国の寒波に加え、雇用やサービス業指標が予想を上回ったため底堅い経済に需要増加期待に買われた。

    【経済指標】
    ・米・12月ISM非製造業景況指数:54.1(予想:53.5、11月:52.1)
    ・米・11月JOLT求人件数:809.8万件(予想:774万件、10月:783.9万件←774.4万件)
    ・米・11月貿易収支:-782億ドル(予想:-783億ドル、10月:-736億ドル←-739億ドル)

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  • 2025年01月08日(水)05時10分
    米11月JOLT求人件数予想外の増加も内容冴えず、自主退職者数はパンデミック来で最低

    米国労働統計局が発表した11月JOLT求人件数は809.8万件と、10月783.9万件から増加し、予想外に5月来の800万件台を回復した。年末年始に向けたサービス業での雇用が増加した結果と見られる。

    内容で求人件数は4.8%と、6月以来の高水準となった。一部鈍化基調も見られる。労働者の市場への自信を表明すると見られる自主退職率は1.9%と、前月2.1%から再び低下。自主退職数は306.5万人と、パンデミックによる経済封鎖した直後20年8月来で最低となった。採用率も3.3%と、3.4%から低下した。採用者数は526.9万人と、1年間で30万人減少した。雇用削減率は1.1%で変わらず。

    求人件数が増加したため、失業者1人に対する求人件数は1.133件と、10月の1.122件から増加。しかし、パンデミック前の1.2件を依然下回る。

    求人件数の増加やISM非製造業が予想を上回ったため短期金融市場では年1回の利下げと、一段と利下げペースの鈍化が織り込まれた。しかし、緩やかながら、雇用の減速も示されており、雇用統計で予想以上の減速が示されると、年内の利下げ観測がさらに強まり、ドルの上昇を妨げる可能性もある。

    ■11月労働市場ダッシュボード
    求人件数:4.8%(10月4.7%)
    雇用削減率:1.1%(1.1%)
    自主的退職率:1.9%(2.1%)
    採用率:3.3%(3.4%)

    失業率:4.2%(4.1%)
    不完全雇用率(U6):7.8%(7.7%)
    非農業部門雇用者数:+22.7万人(+3.6万人)
    平均時給:前月比+0.4%、前年比+4.0%(+0.4%、+4.0%)

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  • 2025年01月08日(水)04時40分
    [通貨オプション]OP売り、レンジ相場観測

    ドル・円オプション市場で変動率は低下。リスク警戒感の後退やレンジ相場観測にオプション売りが強まった。

    リスクリバーサルで円コールスプレッドは連日縮小。ドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いに比べ円先安観に伴う円プット買いが一段と強まった。

    ■変動率
    ・1カ月物10.48%⇒10.18%(08年/24=31.044%)
    ・3カ月物10.57%⇒10.14%(08年10/24=31.044%)
    ・6カ月物10.46%⇒10.12%(08年10/24=25.50%)
    ・1年物10.36%⇒10.13%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)

    ■リスクリバーサル(25デルタ円コール)
    ・1カ月物+1.00%⇒+0.96%(08年10/27=+10.63%)
    ・3カ月物+0.97%⇒+0.93%(08年10/27=+10.90%)
    ・6カ月物+0.76%⇒+0.73%(08年10/27=+10.71%)
    ・1年物+0.47%⇒+0.44%(08年10/27=+10.71%)

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  • 2025年01月08日(水)04時28分
    NY市場動向(午前10時台):ダウ39ドル安、原油先物0.72ドル高

    【 米国株式 】         前日比    高値    安値 ↑ / ↓
    *ダウ30種平均 42667.27 -39.29  -0.09% 42931.54 42554.46   18   12
    *ナスダック 19588.77   -276.21 -1.39% 19940.21 19524.82  1047  2046
    *S&P500 5933.10 -42.28  -0.71%     6000.68  5919.46   265  237
    *SOX指数 5276.28 -33.86  -0.64%
    *225先物 39890 大証比-110 -0.28%

    【 為替 】           前日比    高値   安値
    *ドル・円 157.81 +0.19   +0.12%    158.42  157.38
    *ユーロ・ドル 1.0358 -0.0032 -0.31%  1.0434  1.0350
    *ユーロ・円 163.46 -0.31 -0.19%     164.55  163.36
    *ドル指数 108.56   +0.30 +0.28%     108.60  107.85

    【 債券 】           前日比    高値   安値
    *2年債利回り 4.29 +0.01
    *10年債利回り 4.68 +0.05
    *30年債利回り 4.91 +0.06
    *日米金利差 3.55 +0.06
    【 商品/先物 】        前日比    高値   安値
    *原油先物 74.28 +0.72 +0.98%     74.53    73.11
    *金先物 2663.50 +16.10 +0.61%    2678.50   2643.50

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  • 2025年01月08日(水)04時06分
    ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、さえない

     7日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルはさえない。4時時点では1.0354ドルと2時時点(1.0368ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。NY序盤からの弱い地合いが継続。米10年債利回りが高水準を維持していることも重しとなり、一時1.0350ドルと日通し安値を更新した。

     ユーロ円は弱含み。4時時点では163.43円と2時時点(163.64円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。総じてユーロドルにつれた動きとなり、一時163.36円まで値を下げている。

     ドル円は4時時点では157.84円と2時時点(157.83円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。NY後半に入り、157円台後半で動きが鈍くなっている。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:157.38円 - 158.42円
    ユーロドル:1.0350ドル - 1.0434ドル
    ユーロ円:163.36円 - 164.55円

  • 2025年01月08日(水)03時50分
    欧州主要株式指数、まちまち


    7日の欧州主要株式指数はまちまち。ユーロ圏の消費者物価指数(CPI)が予想に一致したため欧州中央銀行(ECB)の利下げを織り込み全般的に堅調に推移した。唯一英国指数が下落。

    スイスの金融ジュリアス・ベアは、同国のインフレが前年から伸びが鈍化したことが好感され1.15%高。ドイツの医薬品メーカー、バイエルは同社開発のデダロルタミド、転移性ホルモン感受性前立腺癌(mhspc)適応治療薬の使用拡大承認を中国政府に要請し、期待に0.33%上昇した。自動車メーカーのステランテスはシミレーションのソフトウェア会社との提携でクラウドベース自動車開発が期待され、1.1%高。

    ドイツDAX指数は+0.62%、フランスCAC40指数は+0.59%、イタリアFTSE MIB指数は+0.45%、スペインIBEX35指数は+0.03%、イギリスFTSE100指数は-0.05%。

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  • 2025年01月08日(水)03時28分
    NY外為:ドル高止まり、米10年債入札は低調

    米財務省は390億ドル規模の10年債入札を実施した。結果で最高落札利回りは4.68%。2008年7月来で最高となった。テイルはプラス0.2ベーシスポイント(bps)。過去6か月平均はマイナス01BPsだった。応札倍率は2.53倍と前回6回入札平均の2.55倍を下回り需要は弱かった。外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は61.4%となった。過去6回入札平均は69.9%。

    テイルが冴えず、低調な結果を受けて、米国債相場は引き続き軟調。ドル・円は157円60銭から157円78銭へじり高推移した。

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  • 2025年01月08日(水)03時25分
    欧州マーケットダイジェスト・7日 株まちまち・金利上昇・ユーロ頭重い

    (7日終値:8日3時時点)
    ドル・円相場:1ドル=157.69円(7日15時時点比▲0.17円)
    ユーロ・円相場:1ユーロ=163.48円(▲0.64円)
    ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0367ドル(▲0.0029ドル)
    FTSE100種総合株価指数:8245.28(前営業日比▲4.38)
    ドイツ株式指数(DAX):20340.57(△124.38)
    10年物英国債利回り:4.683%(△0.073%)
    10年物独国債利回り:2.483%(△0.036%)

    ※△はプラス、▲はマイナスを表す。

    (主な欧州経済指標)
           <発表値>    <前回発表値>
    12月スイス消費者物価指数(CPI)
    前月比    ▲0.1%      ▲0.1%
    12月仏消費者物価指数(CPI)速報値
    (前月比)  0.2%       ▲0.1%
    (前年比)   1.3%       1.3%
    12月英建設業購買担当者景気指数(PMI)
            53.3       55.2
    12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
    (前年比)   2.4%       2.2%
    12月ユーロ圏HICPコア速報値
    (前年比)   2.7%       2.7%
    11月ユーロ圏失業率
            6.3%       6.3%

    ※改は改定値を表す。▲はマイナス。

    (各市場の動き)
    ・ユーロドルは上値が重かった。欧州債利回りの上昇などを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。18時過ぎに一時1.0434ドルと日通し高値を更新した。ただ、12月仏消費者物価指数(CPI)速報値が前月比0.2%上昇と予想の0.3%上昇を下回ったことが分かると伸び悩んだ。
     NYの取引時間帯に入り、12月米ISM非製造業景況指数が54.1と予想の53.3を上回ったほか、11月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が809.8万件と予想の770.0万件よりも強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが活発化。2時30分前には一時1.0354ドルと日通し安値を更新した。
     なお、この日発表の12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比2.4%上昇と市場予想通りの結果となった。11月ユーロ圏失業率も6.3%と市場予想に一致した。

    ・ドル円は戻りが鈍い。対ユーロなどでドル売りが先行すると、円に対してもドル売りが進行。18時過ぎに一時157.38円と本日安値を更新した。ただ、この日発表の米経済指標が良好だったことが伝わると、米長期金利の指標となる米10年債利回りが一時4.6972%前後と昨年4月26日以来の高水準を記録。全般ドル買いが優勢となり、24時過ぎに一時158.42円とアジア時間に付けた昨年7月以来の高値に面合わせした。
     もっとも、同水準の上抜けに失敗すると一転下落した。トランプ次期米大統領が「金利は高すぎる」と発言したことも嫌気されて、1時30分過ぎには157.63円付近まで下押しした。

    ・ユーロ円は頭が重かった。20時前に一時164.55円と日通し高値を付けたものの、昨年12月30日の高値164.90円がレジスタンスとして意識されると上値が重くなった。ドル円の失速やユーロドルの下落につれた売りが出ると一時163.39円と日通し安値を更新した。

    ・ロンドン株式相場は小反落。12月英建設業PMIが予想を下回ったことなどが相場の重しとなったものの、引けにかけては下げ渋った。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、HSBCやバークレイズなど金融株が値下がりした。半面、BPやシェルなどエネルギー株が買われた。

    ・フランクフルト株式相場は続伸。米次期政権による関税強化への過度な警戒感が後退する中、ダイムラー・トラック・ホールディング(4.45%高)やザルトリウス(3.99%高)、バイヤスドルフ(3.25%高)などが買われ、相場を下支えした。

    ・欧州債券相場は下落。米債安につれた。

  • 2025年01月08日(水)02時35分
    NY外為:BTC反落、再び10万ドル割れ、リスク資産売り

    暗号通貨のビットコイン(BTC)は反落し、再び節目の10万ドルを割り込み9.7万ドル台前半で推移した。米11月ISM非製造業景況指数やJOLT求人件数が予想を上回り、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ鈍化の思惑を後押し。金利の上昇で、リスク資産が売られた。

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  • 2025年01月08日(水)02時14分
    【速報】米株下落に転じる

    米株下落に転じる

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  • 2025年01月08日(水)02時06分
    ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、上値重い

     7日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上値が重い。2時時点では157.83円と24時時点(157.79円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。良好な米経済指標を受けて0時過ぎに158.42円まで上昇したものの、本日高値との面合わせに留まると伸び悩み。トランプ次期米大統領が「金利は高すぎる」と発言したことも嫌気され157.63円付近まで下押しした。

     ユーロドルは安値圏で推移。2時時点では1.0368ドルと24時時点(1.0382ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。強い米指標を材料視に1.0355ドルまで下げ、その後の戻りも限られた。

     ユーロ円は2時時点では163.64円と24時時点(163.94円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の失速などにつれて日通し安値となる163.55円まで値を下げた。

    本日これまでの参考レンジ
    ドル円:157.38円 - 158.42円
    ユーロドル:1.0355ドル - 1.0434ドル
    ユーロ円:163.55円 - 164.55円

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