■Super strong ADP shooting up USD!
1月5日に発表された2010年12月のADP雇用報告は、前月比29.7万人増となり、事前予想10万人増を3倍近く上回る結果となりました。
ADP雇用報告は、1月7日発表予定の米国雇用統計の先行指標とされるため、足元の雇用情勢の改善期待が高まり、米ドルは急騰しています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 1時間足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足)
1月5日NY市場で、米ドル/円は83円台を回復し、ユーロ/米ドルは1.31ドル台前半まで米ドルが上昇する相場展開になっています(ユーロ/米ドルはチャートは下落(=ユーロ安・米ドル高))。
2011年の為替市場のスタートは、大方のシナリオどおりに、「アメリカ経済回復=ドル金利上昇=米ドル/円堅調」という流れでスタートしています。
ドルインデックスも、心理的節目である80を再び突破し、80.353まで上昇しており、米ドルは全面高の様相です。
この流れが続くかどうかは、今週金曜日発表予定の米国雇用統計の数字しだいです。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移)
米国雇用統計においても雇用の改善が示されれば、昨年11月18日のコラムでご紹介したように、今年の米ドル/円は反騰する可能性が高まることになります(「米ドル/円の反撃。その背景にあるヘッジファンドの動きとは?」を参照)。
1月7日の米国雇用統計に注目ですね。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
ザイFX!で人気の西原宏一さんと、ザイFX!編集部がお届けする有料メルマガ、それが「トレード戦略指令!(月額:6600円・税込)」です。
「トレード戦略指令!」は10日間の無料体験期間がありますので、初心者にもわかりやすいタイムリーな為替予想をはじめ、実践的な売買アドバイスやチャートによる相場分析などを、ぜひ体験してください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)