みなさん、こんにちは、葉那子です。
今回は、メタトレーダー(MT4)がバージョンアップされ、便利な新機能が搭載されたことについてご紹介したいと思います。
■最新バージョンは「Build500」!
メタトレーダー(MT4)を提供するメタクオーツ社は、2013年5月9日(木)に、メタトレーダー(MT4)の取引プラットフォームの新バージョン、「Build500」をリリースしました。
メタトレーダー(MT4)を提供する日本国内のFX会社のほとんども、現在この新バージョンに対応しています。
すでにメタトレーダー(MT4)口座をお使いの方は、ぜひ最新バージョンにライブアップデートを行ってみてください。
実は、2カ月前の2013年3月9日(土)にも、メタクオーツ社は当時の最新バージョン「Build 482」をリリースしました。
【参考記事】
●MT4に便利なワンクリック機能が登場! バージョンアップしてすぐにでも確認を!
前回のバージョンアップでは、メタトレーダー(MT4)待望のワンクリック注文機能が追加されたわけですが、ワンクリックに対応していたのは新規注文だけで、決済注文は従来どおり、数回クリックをする必要がありました。
新規注文がスムーズに行えるようになっただけに、決済注文も対応すればいいのにな、と思っていたところ、今回の新バージョンではまさにその機能や、その他、便利な機能が追加されました。
■ボタン1つでワンクリック決済が可能に!
まずは、ワンクリック決済機能から見ていきましょう。
これまでの新規注文に加え、取引画面下部にあるターミナルの「取引」タブの右端にある×印をクリックすることで、決済注文・注文取り消しが可能となりました。
画像はFOREX.com Japan[MetaTrader4]のデモ取引画面です。
急な相場変動ですぐにポジションを決済したいという時には、非常に助かる機能ですね。
ちなみに、ワンクリック注文に対応している左上のレートパネルは、新規注文の時だけ使用するものとなっているため、ポジションを持っているときにこのレートパネルをクリックして反対売買しても決済はされません。その場合は両建て状態となるだけなのです。
■損切りと利確ラインのオーダーがスムーズに!
そして、もう1つの主な新機能として、チャート上からの注文変更ができるようになりました。
たとえば、ポジションを保有している場合は、エントリー場所がチャート上に緑色のラインで表示されるのですが、このラインをマウスで上下に動かすことで、損切り(SL:Stop Loss)や、利益確定(TP:Take Profit)の赤いラインが表示され、そのラインを動かすことでその設定や変更ができます。
また、指値オーダーを入れている場合は、そのラインを動かすことで、指値の価格を変更することができます。
そして、FOREX.com Japan[MetaTrader4]以外にも、今回のこの「Build500」へアップデートされた国内FX会社は、アルパリジャパン[スタンダード口座]、アルパリジャパン[プロ口座]、アヴァトレード・ジャパン[メタトレーダー4]、そしてFXCMジャパン証券[MT4口座]などがそうです。
なお、サイバーエージェントFX[MT4]は、1つ前のバージョン「Build482」で、FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]はそれよりも前の「Build451」となっています。
サイバーエージェントFXに問い合わせたところ、最新バージョンへの更新は現在、検討中ということでした。
■FXTFが導入しているMT4iなら、決済もパネルをワンクリック
一方、FXトレード・フィナンシャル[FXTF MT4]のほうは、今回のバージョンアップよりもだいぶ前の2011年9月から、ワンクリック注文機能を持つEA(Expert Advisors)、「MT4i」を提供しています。
「MT4i」は、レートパネルをワンクリックすることで新規注文だけではなく、決済注文までもできてしまうので、メタトレーダー(MT4)のバージョンが古いままでも、ワンクリック機能に関しては十分、引けを取らないと思います。
【参考記事】
●FXトレード・フィナンシャルのMT4がスプレッド縮小&裁量トレード向きに変身
チャート機能のみならず、注文機能も徐々に取引しやすい環境が整ってきた最新のメタトレーダー(MT4)をぜひチェックしてみてください。
(※キャンペーンの詳しい条件などについては、FOREX.com Japanのウェブサイトなどで必ずご確認ください)
>>>FOREX.com Japan[MetaTrader4]の最新スペック詳細はザイFX!の比較コンテンツをご覧ください
(ザイFX!編集部見習い・葉那子)
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