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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

年内利下げ観測後退の豪ドルは最弱から
一転、最強通貨に!豪ドル/円は95円台へ

2013年09月05日(木)18:54公開 (2013年09月05日(木)18:54更新)
西原宏一

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 みなさん、こんにちは。前回のコラムでご紹介したとおり、2013年9月に入って日経平均と米ドル/円相場は、新たな展開に入っています。

【参考記事】
シリア問題はすでに相場へ織り込み済み。9月にドル/円100円台回復とみる理由は?(8月29日、西原宏一)

■日経平均1万4000円回復! 米ドル/円は100円へ!

 日経平均は堅調に推移しており、1万4000円台を回復。

日経平均株価 日足

(出所:株マップ.com

 米ドル/円は、本稿執筆時点(9月5日14時台)で、100円超え目前の99.97円まで急騰しています(※)

(※編集部注:9月5日、16時30分頃に米ドル/円は一時100円を突破した)

米ドル/円 4時間足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足

 8月を終えると、夏期休暇を終えた欧米勢がマーケットに戻ってきます。9月2日(月)はレイバーデーでNY市場は休場。そして、例年米国勢はレイバーデー明けから相場に本格参入してきます。今年は、9月3日(火)からです。

 彼らにとっての9月は我々の4月の感覚に近く、年末へ向けて新たなリスクを取ってくる傾向があります。

 マーケットに戻ってきた欧米勢が注目したのが、今年の重要なテーマである「日本株と米ドル/円への投資」

 5月23日(木)から調整に入った日本株と米ドル/円相場ですが、3カ月の調整局面と夏季休暇が終わると同時に、欧米勢からの買いが殺到し、日経平均は1万4000円台を回復しました。米ドル/円は、本稿執筆時点で99.90円台で底堅く推移しています。

 なお、米ドル/円上昇の背景に関しては、前回のコラムを参考にしてください。

【参考記事】
シリア問題はすでに相場へ織り込み済み。9月にドル/円100円台回復とみる理由は?(8月29日、西原宏一)

■米ドル/円は、引き続き底堅く推移するだろう

 今週(9月2日~)から来週(9月9日~)にかけての米ドル/円の注目イベントは多く、前回のコラムでご紹介したGDP改定値に加え、オリンピックの東京招致という問題をうまくクリアできれば、シリア問題などで乱高下する局面もあるものの、引き続き、底堅く推移することが濃厚です。

米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

■年内のRBA追加利下げ観測後退で豪ドルが急上昇!

 9月に入って、米ドル/円以外に注目されているのが、豪ドル/米ドルです。

 IMM(国際通貨先物市場)での豪ドル/米ドルのショートが、かなり膨れ上がってきていたため、8月は調整での反発を予測する向きも多かったのですが、8月の豪ドル/米ドルは、0.92ドル台前半で何度も上値を抑えられ、上値トライはすべて失敗。

 この根強い豪ドル/米ドルの戻り売りを支えていたのが、年内のRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])の追加利下げ観測です。

 その追加利下げ観測は、今週のRBAスティーブンス総裁によるコメントで大きく後退しています。

 まず、通貨に関しては、「豪ドルは4月初旬から15%ほど下がったが、引き続き、高い水準にある」と従来のコメントをしていますが、金利に関しては、「現在の金融政策は、引き続き適切」とコメント。

 このコメントにより、RBAの年内利下げ観測が大きく後退。連れて、豪ドル/米ドルは反発を開始しました。

 今週の豪ドル/米ドルは調整もなく上昇を続け…


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