■ユーロ/米ドルを売り回転、下抜けに期待
相場の方は、6月14日(水)にFOMCがあっても、8日(木)に三大イベント(ECB理事会・コミー前FBI長官の議会証言・英国下院総選挙)があっても、米ドルやユーロはあまり動いておらず、資源国通貨だけ強い状態が続いています。
ユーロ/米ドルは約1カ月間、1.1109ドル~1.1295ドルの狭いレンジ内で推移しており、重要イベントがあってもほとんど動いていません。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
ただ、FOMCの内容を受けて、このもみ合いは下に抜けるのではないかと考えています。
ユーロ/米ドルの1.11ドル前半にはサポートがありますが、それよりも下の1.10ドルを目指すような動きが出てくるのではないかと考えています。
メルマガ「バカラ村のFXトレード日報!」でも配信しましたが、トレードの方はユーロ/米ドルを売り回転しています。
以下はユーロ/米ドルの30分足チャートです。
(出所:サクソバンク証券)
FOMCを受けて、1.1300ドルを越えられなかったこともあり、ユーロ/米ドルを売りました(1つ目の矢印)。
ただ、オプションの影響から膠着がまだ続くと考え、一部を下がったところで手仕舞い(2つ目の矢印)しましたが、上がってきたので再度、手仕舞いした分をエントリーし直し(3つ目の矢印)、下抜けすることに期待しています。
■円安も追い風に米ドル/円は上昇か?
直近1カ月は、米ドルやユーロがあまり動いていませんが、円もあまり動いていません。
ただ、6月15日(木)の英国のMPC(金融政策委員会)で、前回は「7対1」で決定した政策金利の据え置きが今回は「5対3」となり、利上げ支持が3票あったことがサプライズとなって、英ポンド/円が上昇すると、それに連れて円売りの動きが出てきています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 4時間足)
過去3回、FOMCが利上げをしたとき、米ドル/円は下がりましたが、今回は、市場が予想した以上のタカ派だったこと、さらにMPCをきっかけにした円安で、米ドル/円の上昇も見込めそうです。
【参考記事】
●為替相場にトランプ・ラリー再来!? 米ドル続伸のサイン点灯、米国株もまだ崩壊しない!(6月16日、陳満咲杜)
●サイクル的に米ドル/円はいったん底打ち? 要人発言注目だが深く考えず押し目は買い(6月19日、西原宏一&大橋ひろこ)
市場はFOMCの内容にまだ懐疑的で、相場の方も動意づいていませんが、ユーロ/米ドルの下抜けに期待しています。
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