■でも、一方的に米ドル高は望みにくい!?
ただし、一方的に米ドル高が進むかと言えば、そうではありません。金利差だけでは、市場を動かす力に限界があるからです。
米ドル/円も、110.00円をしっかり超えて、111円、112円を目指すほどのエネルギーを感じません。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
ユーロ/米ドルにしても、1.1300ドルをしっかり下に抜けていくかと言えば、疑問を持たざるを得ません。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
米ドルが上昇するときに、追っかけ買いをしないで、押し目をしっかりと捉えていくというスタンスで、臨みたいと思います。
■新興国通貨に朗報。トルコリラの買いがおもしろい!?
もう1点。米国の利上げが、いったん様子見になりそうだということは、新興国通貨にとっては朗報です。
ここのところ、新興国通貨が安定しているのは、その影響であると考えられます。
まだ、波乱要因はあるものの、昨年(2018年)起きた「米国利上げ→新興国から米ドルへの資金流出→新興国通貨安」という流れは、いったん、止まったと考えて良いでしょう。
金利狙いで、トルコリラなど新興国通貨を買ってみるのも、おもしろいのかもしれません。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:トルコリラ/円 日足)
また、今月(2月)の中旬以降、米中の貿易交渉が佳境に入ってくると考えられますので、注目しておきたいです。
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