■米ドル/円はまだ強くなりそう
米ドル/円は逆イールドでのリスク回避で、109.70円まで下がりましたが、目先の底をつけた状態となっており、期末の買いや、株式市場が今月(4月)は堅調になりやすいこともあって、まだ強くなると考えています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
今月(4月)下旬から10連休となるため、ここでの円高が市場では懸念されていますが、新元号へ変わるときに日経平均などが急落するわけにもいかないため、買い支えも出てくると思います。
また、市場参加者から連休前にポジションを落とす動きも出てくるため、フラッシュ・クラッシュのような動きは考えにくいと思います。
【参考記事】
●ゴールデンウィークは円高になるって本当? 過去20年を徹底検証。10連休はどうなる…
連休までに円売りに偏るようなことになれば、10連休での円高も考えられますが、そうでなければ大丈夫ではないかと考えています。
■ユーロ/米ドルの上昇はショートカバー頼み!?
ユーロ/米ドルは、3月のFOMC(米連邦公開市場委員会)のときを高値にして、軟調な展開となっています。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 日足)
FOMCはハト派な内容でしたが、ユーロ圏の方が景況感が悪いため、相対的には米ドルの方が強く、ユーロ/米ドルが上がるとすれば、ショートカバーぐらいしかないのではないかと思います。
【参考記事】
●超ハト派FOMCでも株価頭打ち。景気後退? 円高傾向だが、特にユーロ/円は戻り売りか(3月26日、バカラ村)
週足も、上値が徐々に切り下がってきており、1.14ドル台を超えることは、難しいように見えます。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足)
■ユーロ/米ドルは市場参加者の予想に警戒!?
ユーロ/米ドルは、基本的に売り方向で考えており、3月のECB理事会のときの1.1175ドルも、下抜ける可能性の方が高いと考えています。

(出所:Bloomberg)
まだ下がると考えていますが、気をつけたいのは、ユーロ/米ドルは市場参加者の予想する方向が偏ると、反対方向へ行くことが非常に多いイメージがあります。
たとえば2018年も、その年のユーロ/米ドルの予想は、1.30ドルや1.35ドルなどへの上昇といったものばかりで、私も上昇するのではないかと考えていましたが、実際には下がりました。市場参加者の予想に偏りが多くなってくると、反対に推移することも考えなければいけないかと思います。
今回も、市場参加者の目線が下ばかりになっていることは、気になるところです。
今は下降トレンドのため、まだ売り目線ですが、もし下げ止まるようなことになると、その点を気をつけなければいけないかと思います。
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