昨日はECBの金利会合であった。来週のFOMCに先駆けて、利下げ期待を確かめる場である。マーケットでは過度な利下げを織り込んでしまっているので、どうしても欧州勢の動きがみたいところだ。そして安心もしたいのである。
ユーロが十分に緩和的であれば、米ドルも問題なく利下げに励めるというもの。それだけ利下げに対しては「何でなのか」という疑問符がついているからだ。もっともハト派的な見解では、今回の会合で即時の利下げが見込まれていた。
ECB会合では返上の金利水準に変更はなかったがが、それはあくまでも過激な利下げへの当てが外れただけだ。問題はドラギ総裁がどこまで緩和に踏み込むかである。夏休みがあるので次回の会合は9月までない。
だからかなり積極的な緩和論が出てくるものと予想された。しかし実際には利下げの議論はなかったようである。たしかにコメントではより緩和するとは言っているものの、これでは市場の期待に応えるものには足りなかった。
ドイツ10年債の利回りはマイナス0.422%の記録を達成したが、こちらも反転した。下げていたユーロは急速に反発。ユーロドルは1.11台割れをうかがっていたが、寸前で反転したのだ。ここで止まったらテクニカル的にサポートされたと言われそうなので、焦ったユーロ買いも入ったものと見られる。
ユーロドルは100ポイント尺の戻しを見せた。しかし落ち着いて考えてみると、戻ってもその程度である。1.13台とかまで上がって、これまでのたまりにたまったユーロショートを完全に駆逐するには至らない。基本トレンドは変わっていないと言うことなのだろう。
そしてドル金利もつられて急激に上昇。ドル円はすなおに108円台をスルスルと上がってきた。私もドル円はロングで臨んでいたのだが、取れたのは30ポイントほどだけ。端から端までは取れるものではないが、ユーロの上げが思ったほど大きくないのを見せつけられては、ドル円の本格的な戻りもまだ遠いのかなと考えてしまったからである。
さて今晩はFOMC前の最後の大きな指標であるGDPだ。前回の6月FOMCの後に出た雇用統計や小売売上高、そして物価関連のデータおしなべて良いものだった。果たしてGDPは悪いのか。市場予想はプラス1.8%程度である。
6月FOMCでの利下げを見送って、この1ヶ月で状況が悪化したということが確認できたのかどうか。GDPがかなり悪いものでないと、7月利下げの正当化はできなくなる。
日本時間 15時15分
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