雇用統計の結果は良いものだった。先日に発表されていた民間調査では大きな失望となったので、そちらの心配を打ち消す形となった。しかしあくまでも市場予想を上回っただけで、雇用環境の回復ペースの鈍化はいなめない。思っていた以上に経済の回復には時間がかかっているということだ。
雇用統計の前後で米国株は小動きに終始。値幅は週のなかでももっとも小さいものになった。ハイテクを中心に利食い売りが先行したが、ダウ平均やS&P指数はすでに史上最高値を視野に置くレベルまで上昇してきている。
為替相場も小さい値動きにとどまった。一段のドル安にもならず、ドル金利がやや上昇したこともあって、ドルの買い戻しが目立った。
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