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■一方的な米ドル安は続かない。株高、円安方向か

 そうなると、まず言えることは、一方的な米ドル安は続かないということです。

 確かにここまでは、ユーロ/米ドルや英ポンド/米ドルなど欧州通貨を中心に米ドル安が進んできました。これは、トランプ政権に対する不信感が一番の原因だと私は思っています。

【参考記事】
●米ドル安最大の要因はトランプ大統領への不信感!? だとすると反転の可能性は低い（8月6日、今井雅人）

米ドルＶＳ世界の通貨 日足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：米ドルＶＳ世界の通貨 日足）

 しかし、それ以上のことがあるでしょうか。

 世の中にお金が余っているので米ドル安になると言われて、皆さんはピンとくでしょうか。

 それよりも、やはりオーソドックスに株高、円安になると考える方がしっくりくると思います。

■米ドル売りより円売りを中心に考えた方が良い

 事実、米ドル/円では米ドル安にならなくなってきました。

 特に8月に入ってからは、8月6日（木）に105.30円の安値を付けた後、ずっと下値を切り上げています。8月13日（木）には、一時107.05円まで買われました。

米ドル/円 日足

（出所：TradingView）

 これは、今は米ドル安というより円安の流れが強いので、対ユーロや英ポンドでは米ドル安になる一方、対円ではむしろ強くなっているわけです。

 今後のポジションを考えるときも、米ドル売りポジションより円売りポジションを中心に考えた方が良いと思っています。

 私個人的には、しばらく持っていた英ポンド/円のロングポジションを140.00円でいったん決済しましたが、また、ユーロ/円や英ポンド/円などでロングポジション、つまり、円売りポジションを作りたいと考えています。押し目買いのチャンスを狙いたいと思います。

ユーロ/円 日足

（出所：TradingView）

英ポンド/円 日足

（出所：TradingView）

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