■ドルインデックスは目先、レジスタンスがターゲットだが…
株式市場も軟調に推移していますが、過剰流動性相場はまだ続いており、下がれば買いたいと考えている人も多くいると思います。
今は、株式市場が下がっているため、米ドル高となっていますが、米ドルを買い続ける材料もなく、株式市場も下がり続けないと思いますので、今の米ドル高も続かないと考えています。
ドルインデックスからは、3月9日(月)安値の94.65がレジスタンスになるため、目先はそこをターゲットに上昇する動きだと思いますが、それ以上は、米ドルを買う材料が必要だと思います。
【参考記事】
●米ドル/円は戻り売り。11月から年末にかけて、リスク選好の米ドル安に期待!(9月15日、バカラ村)
●米ドル/円、長期的には104円のサポートを割り込む可能性。戻り売りが良さそう!(9月1日、バカラ村)

(出所:TradingView)
■ユーロ/米ドル、下抜けても1.15ドル付近はサポートされそう
ユーロ/米ドルも、1.17~1.20ドルのレンジを抜けることができないでいますが、IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向で、投機筋の米ドルに対するユーロのポジションが買いに偏っていることもあって、今の水準では買いたいと思えません。
しかし、1.17ドルを下抜けたとしても、1.15ドル付近には以前のレジスタンスがあり、さらに、その水準は38.2%押しの水準とも重なるため、そこはサポートされやすいと思います。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)

(出所:TradingView)
そのため、長期的には買いが出てきやすい水準だと思います。
【参考記事】
●目先、調整のユーロ/米ドルは戻り売りで! 新たな買い材料がないと上昇は継続しにくい(9月8日、バカラ村)
●ユーロ/米ドルは深い調整を期待しにくいが、短期的にはレンジ下限1.17ドルを下抜けそう(8月25日、バカラ村)
■豪ドル/米ドル、0.70ドル割れなければ長期上昇か
一部報道によると、トランプ大統領は、中国人民元安を止めたいと考えており、米ドル安にもしたいと考えているようです。しかし、側近からは、自然に変動させなければならないと言われたようなので、今後は、結果的に米ドル安になる政策を多用してくることが考えられます。
米ドル/中国人民元が下がるのであれば、相関性からは、豪ドル/米ドルが上昇する可能性があるということになります。
豪ドル/米ドルは、長期的には上昇という考えのままですが、ここまでの上昇が大きかったこともあって、買いにくい水準でした。しかし、下は0.7060ドルにサポートがあるため、0.7000ドルが割れないようであれば、長期的には上昇が期待できると思います。

(出所:TradingView)
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