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第7章 トレードスタイル

その日のうちに取引が終わる。宵越しの
ポジションは持たない「デイトレード」

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■NY市場のクローズまでにポジションを決済

その日に完結 デイトレード

「デイトレード(Day Trade)」は名前からもわかるとおり、建てたポジションをその日のNY(ニューヨーク)市場が終了(※)するまでに決済して、翌営業日へ持ち越さないスタイルを指します。1日に1回から多くて数回、1度の取引で数十pips(銭)の値幅を狙うやり方が主流です。

(※日本時間朝7時。米国のサマータイム期間中は朝6時。日次メンテナンスの都合などで、取引が終了する時間はFX会社ごとに異なります)

 基本的には、相場を見ている間に取引を完結させるので、ポジションを為替レートの変動リスクに無防備な状態でさらすことはありません

 デイトレードをメインに取引しているトレーダーは、「デイトレーダー」と呼ばれます。また、これはどちらかと言うと株式の世界になりますが、その日のうちに取引を完結させる手法を「日計り(ひばかり)」と称することから、「日計り族」と呼ばれることもあります。

■短期的な相場の波に乗るスキルが必要

 値動きによって異なりますが、1回のトレードが完結するまでの時間は数十分~数時間程度と言われています。広い意味では、スキャルピングもデイトレードの仲間ですが、デイトレードの方がポジションを保有している時間が長く、利食いと損切りの設定幅も広くなります。その分、レバレッジの比率はスキャルピングよりも低く設定する必要があります。

【参考記事】
超短期決戦! トレードスキルと勝率の高さが決め手の「スキャルピング」とは?
最大25倍!? FXのレバレッジってなに? 管理できればリスクはもっと抑えられる!?

 使用するチャートは短いもので5分足から1時間足ぐらい、長くても日足までが一般的です。1つのチャートだけを見てトレードするのではなく、長めの時間軸でトレンドを判断して、それよりも短い時間軸でエントリーや決済のポイントを判断するのが、オーソドックスなやり方と言われています。

 デイトレードでは、短期的な相場のトレンドを捉えて、その波に乗るスキルが必要です。テクニカル分析の基本はもちろん、短期的なファンダメンタルズを把握しておくことも重要です。また、スキャルピングと同様に、相場に一定のトレンドが発生しやすい時間帯を知っておくことも大切です。そのうえで、流動性が高く、スプレッドが比較的狭い通貨ペアを選んで取引したいですね。

【参考記事】
歴史は繰り返す!? 相場予測に欠かせないテクニカル分析って、なにを分析するの?
ファンダメンタルズ分析とは? FXのファンダメンタルズって、なにが対象?

デイトレードのポイント

■臨機応変な対応で利益を最大限に伸ばそう

 為替レートは土日を除いて24時間、休みなく動いていますから、週をまたがない取引であれば、終値と翌日の始値に大きな価格差が生じることは、ほとんどありません。平日に営業日をまたぐことで、為替レートが狙った決済ポイントまで到達しそうだと判断したときに、ポジションを翌営業日まで持ち越すなど臨機応変に対応できるようになれば、一段と利益を伸ばせるようになると思います(そうなると、デイトレードとは呼べませんが…)

 デイトレードでは、一定の値幅が獲れそうなポイントでエントリーすることが重要になります。レンジ相場を上下どちらかにブレイクしたときや、複数の移動平均線が同じ方向を向いたとき、オシレーター系のテクニカル指標が底打ちや天井の可能性を示唆したときなどが、典型的なエントリーポイントになると考えられています。

【参考記事】
キング・オブ・テクニカル指標。相場の動きをなめらかにする移動平均線とは?
オシレーター系の代表選手! 買われすぎと売られすぎを教えてくれる「RSI」とは?

米ドル/円 5分足チャート

(出所:サクソバンク証券

 必ず毎日というわけにはいきませんが、基本的なテクニカル分析でも、わかりやすいエントリーポイントが出現することは、かなりあります。相場の流れにうまく乗ることができれば、損切りのリスクが比較的少なく、安定したトレードができます。

 ただし、目論見どおりに為替レートが動いて含み益が生じても、目標とする決済ポイントまで届かず、相場の流れが変わることはありえます。反対に、相場が勢いづいて、思った以上にトレンドが継続しそうなときもあります。事前に決めた決済ポイントへ届く前に相場が反転したときは手仕舞いを決断したり、勢いがあれば決済の水準を変更して利益の最大化を目指す工夫も必要です。こうした判断がうまくできるようになれば、デイトレードで着実に利益を積み上げていくことができるでしょう。

デイトレードのメリット

 トレンドをしっかりと捉えることができれば、超短期売買のスキャルピングと比べて、多少、エントリーや決済のタイミングが遅れても、致命的なダメージを被る可能性は低いです。

 ポジションを保有している時間も短いので、取引時間があまり取れない兼業トレーダーや、ポジションを長く持ち続けることをできるだけ避けたい方にもおすすめです。

■デイトレードには「ポジポジ病」患者が多い!?

 値動きの乏しい横ばい相場が続いてしまうと、トレード回数が減って、チャンスを待つ時間が長くなります。ポジションを持ちたくて、不要なポイントでエントリーしてコストがかさんだり、売買回数が増えて「ポジポジ病」に陥る人が多くなりがちなのも、デイトレードの特徴です。

【参考記事】
激安! FXの取引コストはわずか0.3銭!? 1つの通貨ペアになぜ2つのレートが…?

 相場の短期的なトレンドを的確に捉えることが大切ですから、テクニカル分析だけでなく、ファンダメンタルズ分析の知識もほしいところです。単純にトレンドに乗ればいいのでは…?とも思いますが、コンスタントに勝ち続けて、コストを差し引いたうえで安定的な収益を積み上げていくのは結構、難しいのが実情です。実は、デイトレードだけで勝ち続けている人がそれほど多くないという指摘があるのも、こういった理由があるからなのかもしれません。

デイトレードのデメリット

■チャンスをしっかりとゲットできるように準備して!

デイトレードで大切なこと

 スキャルピングほど神経質になる必要はありませんが、デイトレードでもスリッページや約定拒否が少なく、思ったレートで約定するFX会社を選ぶことが大切です。もちろん、スプレッドも狭い方が有利です。

【参考記事】
超短期決戦! トレードスキルと勝率の高さが決め手の「スキャルピング」とは?

 最初は1つの通貨ペアに的を絞った方が良いと思いますが、慣れてくると複数の通貨ペアの中からトレンドの出たものを見つけ出すこともできるようになってくるでしょう。そうなれば、収益チャンスも増えるので、取引できる通貨ペアの数が多いFX会社を選択することも、必要になりそうです。

【参考コンテンツ】
FX会社徹底比較!:取引できる通貨ペアを比べる【取り扱い通貨ペアの多い順】

 そのほかに、流動性が高く、トレンドの発生しやすい通貨ペアを把握しておくことも大切です。これは、通貨ペアそのものの特性だけでなく、取引する時期や時間帯でも変わります。たとえば、NYタイムを中心に取引するなら、重要経済指標の発表も多く、米国株や米国の金利の動きにも影響を受けやすい、米ドルが絡んだ通貨ペアに注目するといった感じです。

 1日に最低●回はトレードする! みたいなルールは作らず、エントリーするときの条件をしっかり決めて、チャンスが来たときに逃さず取引できるよう、準備を怠らずに臨んでください。

(最終更新日:2019年8月28日)

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第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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