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FXのトレードスタイル「デイトレード」とは
FXの「デイトレード(Day Trade)」とは、ポジションを翌営業日へ持ち越さず、その日(営業日)のうちに新規から決済までの一連の取引を完結させる、短期のトレードスタイル(取引手法)です。デイトレードをメインに取引しているトレーダーは、「デイトレーダー」と呼ばれることがあります。
取引する通貨ペアや、そのときどきの為替レートの値動きによっても異なりますが、1回のトレードに要する時間は数十分~数時間程度で、取引回数は1日に1回から多くて数回、1度の取引で数十pips(銭)の値幅を狙うのが主流のスタイルです。
使用するチャートの時間軸は5分足から1時間足ぐらいの短いものがメインで、長くても日足までが一般的です。1つの時間軸だけでなく、長めの時間軸でトレンドを判断してから、それよりも短い時間軸でエントリーや決済のポイントを判断するのがオーソドックスな方法と言われています。
デイトレードでは短期的な相場のトレンドを捉え、一定の値幅が獲得できそうなポイントでエントリーすることが重要です。レンジ相場を上下どちらかにブレイクしたときや、複数の移動平均線向きが同じになったとき、オシレーター系のテクニカル指標が底打ちや天井の可能性を示唆したときなどが、典型的なエントリーポイントになると考えられています。
そのため、テクニカル分析をメインに売買のポイントを探るのが基本となりますが、取引する通貨ペアのファンダメンタルズも押さえておくと、より相場の流れを予測しやすくなるでしょう。
【FXの「デイトレード」とは? ・ポジションを翌営業日へ持ち越さない、その日のうちに取引を完結させる短期のトレードスタイル ・使用するチャートは5分足や1時間足、長くても日足までの時間軸がメイン ・テクニカル分析をメインにして、一定の値幅が獲得できそうなポイントでエントリーするのが一般的 |
デイトレードのメリット
デイトレードはスキャルピングに比べてポジションを保有している時間が長いため、利益確定や損切りの目安とする値幅はスキャルピングよりも広く、「取引しやすい」「基本的なテクニカル分析が機能しやすい」といったメリットがあります。
取引しやすく、相場急変に対するリスクも低い
デイトレードはポジションを保有する時間が比較的短く、相場を見ている間に取引を完結させることが多いので、基本的にポジションを為替レートの変動リスクに無防備な状態でさらすことがほとんどありません。また、エントリーや決済のタイミングが多少遅れても、スキャルピングほど損益に大きなダメージを被る可能性は低いので、取引しやすいというメリットがあります。
そのため、デイトレードはできるだけポジションを長く持ち続けることを避けたい人、取引の時間をあまり確保できない兼業トレーダーなどに特におすすめです。
基本的なテクニカル分析が機能しやすい
デイトレードでは移動平均線などの基本的なテクニカル分析でも、ある程度の値幅を狙えるわかりやすい売買シグナルが出現する頻度は多いと言われています。相場の流れにうまく乗ることができれば、損切りのリスクが比較的少ない、安定したトレードが可能になるでしょう。
また、平日はほぼ24時間取引でき、基本的に価格が連続性を伴うFX取引では、週末を挟まなければその日の終値と翌日(翌営業日)の始値に大きな価格差(窓)が生じることは、ほとんどありません。その日のうちに取引を完結させるのがデイトレードの定義ではありますが、平日に営業日をまたぐことで為替レートが狙った決済ポイントまで到達しそうだと判断した場合、ポジションを翌営業日へ持ち越すなどの臨機応変な対応ができるようになれば、より利益を伸ばすことができる確率も高まります。
デイトレードのデメリット
一方、デイトレードには「レンジ相場に弱い」「相場の動きに対応できるスキルが必要」といった、デメリットも言えるような特徴があります。
レンジ相場に弱い
相場には為替レートの変動幅が限定的となり、方向性が見定めにくい「レンジ相場」や「横ばい相場」の状態になるときが必ずあります。そのような状態が続いてしまうと、デイトレードでは売買シグナルが出現するタイミングを待つ時間が長くなり、思ったように取引できない場合もあります。
トレード回数が減り、思ったように収益を上げていくことができなくなると、不要なポイントでエントリーして取引コストがかさんでしまったり、ポジションを常に持っていないと不安になってしまう「ポジポジ病」に陥ったりして、結果的に損切りとなる取引回数が多くなってしまうという傾向が、デイトレードでは特に高いと言われています。
相場の動きに対応できるスキルが必要
FXの取引では、デイトレードだけで安定的に勝ち続けている人は少ないと言われることがあります。
デイトレードはスキャルピングよりも広い値幅の獲得を狙うため、為替レートが予想した方向へ動いて含み益が生じても、目標としている決済ポイントに届かず、相場の流れが反転してしまうこともよくあるからです。反対に相場に勢いがあり、目標としている決済のポイントを大きく超えて、トレンドが続きそうなときもあります。
そのため、デイトレードで勝率を伸ばし、利益の最大化を目指すには、事前に決めておいた決済ポイントへ届く前に相場が反転したときは手仕舞いを決断する、予想した方向へ相場のトレンドが継続しそうなら、決済する水準を変更して獲得する値幅を広げるなどの工夫も必要になります。こうした判断を適切に行うことができるようになれば、デイトレードで利益を着実に積み上げていくことができるでしょう。
デイトレードにおすすめのFX会社
デイトレードをメインに取引するなら、動き出したらある程度の値幅が出る傾向の高い通貨ペアを選択し、その通貨ペアのスプレッドが狭いFX口座で取引するのがおすすめです。
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取引できる通貨ペアが多いFX口座を選ぶのもおすすめ
FX取引に慣れてくると、複数の通貨ペアの中からトレンドが発生しそうな通貨ペアを見つけ出すこともできるようになってきます。そうすれば収益機会も増えるので、取引できる通貨ペアの数が多いFX口座で取引するのも、1つの選択肢です。
FXでは、20~30ペア程度の通貨ペアを取引できるFX口座が一般的です。どのFX口座も、一定の値動きが見込める通貨ペアを厳選して取り扱っていますが、中にはIG証券の約100ペア、サクソバンク証券の約150ペアなど、非常に豊富な通貨ペアを取引できるFX口座もあります。
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取り扱う通貨ペアが多いということは、その分、多くの通貨ペアの値動きをチャートで確認できるということにも繋がります。情報が少なく、値動きを予測しにくい通貨ペアを積極的に取引することはおすすめしませんが、取引できる通貨ペアの多さがデメリットになることはありません。取引できる通貨ペアの種類が豊富なFX口座を開設するのもよいでしょう。
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