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第7章 トレードスタイル

デイトレードとは? メリット・デメリットも
解説。トレードに適したFX会社はどこ?

2019年01月08日(火)17:55公開 (2021年04月05日(月)15:06更新)
ザイFX!編集部

今井雅人は資金5倍トレード達成!米ドル/円の攻めトレードが成功したのには理由があった!

このページの概要
デイトレード(Day Trade)は、ポジションを翌営業日へ持ち越さない取引手法で、新規取引から決済取引までに要する時間は数十分~数時間程度と言われています。1日に1回から多くて数回、1度の取引で数十pips(銭)の値幅を狙うやり方が一般的です。

デイトレードのポイント

 デイトレードの主なポイントや特徴は以下のとおりです。

【デイトレードのポイント】
・ その日のうちに取引が完結
・ 5分足から1時間足がメイン
・ 短期トレンドを捉えるスタイル

その日のうちに取引が完結

「デイトレード(Day Trade)」は、その名前からもわかるとおり、ポジションをその日のNY(ニューヨーク)市場が終了(※)するまでに決済して、翌営業日へ持ち越さないスタイルを指します。

(※日本時間朝7時。米国のサマータイム期間中は朝6時。日次メンテナンスの都合などで、取引が終了する時間はFX会社によって異なります)

 値動きによって異なりますが、1回のトレードに要する時間は数十分~数時間程度、取引回数は1日に1回から多くて数回、1度の取引で数十pips(銭)の値幅を狙うやり方が主流と言われています。

 デイトレードをメインに取引しているトレーダーは、「デイトレーダー」と呼ばれます。また、これはどちらかと言うと株式の世界になりますが、その日のうちに取引を完結させる手法を「日計り(ひばかり)」と称することから、「日計り族」と呼ばれることもあります。

 広い意味ではスキャルピングもデイトレードの仲間ですが、デイトレードの方がポジションを保有している時間が長く、利食いと損切りの設定幅も広くなります。その分、スキャルピングよりもレバレッジの比率を低く設定して取引するよう心がける必要があります。

5分足から1時間足がメイン

 使用するチャートは5分足から1時間足ぐらいの短い時間軸がメインで、長くても日足までが一般的です。

 1つのチャートだけを見てトレードするのではなく、長めの時間軸でトレンドを判断して、それよりも短い時間軸でエントリーや決済のポイントを判断するのが、オーソドックスなやり方と言われています。

米ドル/円 5分足チャート
米ドル/円 5分足チャート

(出所:サクソバンク証券)

短期トレンドを捉えるスタイル

 デイトレードでは、短期的な相場のトレンドを捉えて、一定の値幅が獲れそうなポイントでエントリーすることが重要になります。

 レンジ相場を上下どちらかにブレイクしたときや、複数の移動平均線が同じ方向を向いたとき、オシレーター系のテクニカル指標が底打ちや天井の可能性を示唆したときなどが、典型的なエントリーポイントになると考えられています。

 テクニカル分析が基本になりますが、ファンダメンタルズも押さえておくと、相場の流れを予測しやすくなるでしょう。

デイトレードのメリット

 デイトレードの主なメリットは以下のとおりです。

【デイトレードのメリット】
・ ポジションの保有時間が短い
・ テクニカル分析が機能しやすい

ポジションの保有時間が短い

 デイトレードは、基本的に相場を見ている間に取引を完結させるので、ポジションを為替レートの変動リスクに無防備な状態でさらすことはありません。エントリーや決済のタイミングが多少遅れても、スキャルピングほど致命的なダメージを被る可能性は低く、資金効率が悪くないのも特徴です。

 ポジションの保有時間が短いので、取引時間があまり取れない兼業トレーダーや、ポジションを長く持ち続けることをできるだけ避けたい方にもおすすめです。

テクニカル分析が機能しやすい

 必ず毎日というわけにはいきませんが、基本的なテクニカル分析でも、わかりやすいエントリーポイントが出現することは、かなりあります。

 相場の流れにうまく乗ることができれば、損切りのリスクが比較的少なく、安定したトレードができます。

 為替は週をまたがない取引であれば、その日の終値と翌日の始値に大きな価格差が生じることは、ほとんどありません。平日に営業日をまたぐことで為替レートが狙った決済ポイントまで到達しそうだと判断したときは、ポジションを翌営業日まで持ち越すなど臨機応変に対応できるようになれば、一段と利益を伸ばせるようになるでしょう(そうなると、デイトレードとは呼べませんが…)。

デイトレードのデメリット

 デイトレードの主なデメリットは以下のとおりです。

【デイトレードのデメリット】
・ レンジ相場に弱い
・ 臨機応変に対応できるスキルが必要

レンジ相場に弱い

 値動きの乏しいレンジ相場や横ばい相場が続いてしまうと、チャンスを待つ時間が長くなります

 トレード回数が減ってしまい、思ったように収益を上げていくことができないことも考えられます。

 我慢強くチャンスを待つことができれば良いですが、ポジションを持ちたくて不要なポイントでエントリーしてコストがかさんだり、売買回数が増えて「ポジポジ病」に陥る人が多くなりがちなのも、デイトレードの特徴です。

臨機応変に対応できるスキルが必要

 デイトレードで成功するには、臨機応変に対応できるスキルも必要だと思います。

 思った方向へ為替レートが動いて含み益が生じても、目標とする決済ポイントまで届かず、相場の流れが変わることはありえます。反対に、相場が勢いづいて、思った以上にトレンドが継続しそうなときもあります。

 事前に決めた決済ポイントへ届く前に相場が反転したときは手仕舞いを決断したり、勢いがあれば決済の水準を変更して利益の最大化を目指す工夫も必要です。こうした判断がうまくできるようになれば、デイトレードで着実に利益を積み上げていくことができるでしょう。

 実は、デイトレードだけで勝ち続けている人は、それほど多くないという指摘があります。単純にトレンドに乗ればいいのでは…?とも思いますが、コンスタントに勝ち続けて、コストを差し引いたうえで安定的な収益を積み上げていくのは結構、難しいのが実情です。

デイトレードに適したFX会社

 デイトレードは、デイトレードに適したFX口座でトレードを行うのが効果的です。主なポイントは、以下の3つです。

【デイトレードに適したFX口座】
・ スプレッドが狭い
・ 為替ニュースが充実している
・ 取引できる通貨ペアが多い

スプレッドが狭い

 スキャルピングほど神経質になる必要はありませんが、デイトレードでもコスト削減や利益獲得機会の増加につながる、スプレッドが有利なFX会社で取引することを心がけると有利です。

 米ドル/円、ユーロ/米ドル、ユーロ/円の最新のスプレッド状況は、以下のコンテンツで確認できますので、ぜひチェックしてください。

【キャンペーンスプレッドを含む各社の主要通貨ペアのスプレッド一覧はこちら】
FX会社おすすめ比較:取引コストで比べる

 また、スリッページや約定拒否が少なく、思ったレートで約定するFX会社を選ぶことも大切です。

【スリッページに関する参考記事】
あなたは経験したことがありますか? 怪しいスリッページやレートずらしを…

為替ニュースが充実している

 テクニカル分析の基本はもちろん、短期的なファンダメンタルズを把握できるようになることも必要になってきますから、為替ニュースの充実しているFX会社を選ぶのも良いと思います。

 当サイトに掲載のある中では以下のFX会社で、「FXi24」「Market Win24」「フィスコ」「ロイター」「ダウ・ジョーンズ」の5つのうち、3つ以上のニュースを顧客向けに配信しています(※)。

(※2021年3月17日時点。独自コンテンツやその他の情報ベンダーは除く)

【為替ニュースが充実しているFX会社】
ヒロセ通商
外為オンライン
マネーパートナーズ
楽天証券
JFX
マネックス証券

【その他のFX会社を含む一覧はこちら】
FX会社おすすめ比較: 為替ニュースで比べる

取引できる通貨ペアが多い

 最初は1つの通貨ペアに的を絞った方が良いと思いますが、慣れてくると複数の通貨ペアの中からトレンドの発生したものを見つけ出すこともできるようになってくるでしょう。そうなれば、収益チャンスも増えるので、取引できる通貨ペアの数が多いFX会社を選択することも、必要になりそうです。

 当サイトに掲載のある中では以下のFX口座などが、取扱い通貨ペアの多いFX口座として知られています(※)。

(※2021年5月17日時点)

【取引できる通貨ペアが多いFX口座】
サクソバンク証券「スタンダードコース」(158ペア)
IG証券「標準」(100ペア)
FOREX.com「MetaTrader4」(84ペア)
サクソバンク証券「アクティブトレーダーコース」(53ペア)
ヒロセ通商「LION FX」(50ペア)

【その他のFX会社を含む一覧はこちら】
FX会社おすすめ比較: 取引できる通貨ペアを比べる

まとめ

 デイトレードでは、流動性が高く、トレンドの発生しやすい通貨ペアを把握しておくことが大切です。

 これは、通貨ペアそのものの特性だけでなく、取引する時期や時間帯でも変わります。たとえば、NYタイムを中心に取引するなら、重要経済指標の発表も多く、米国株や米国の金利の動きにも影響を受けやすい、米ドルが絡んだ通貨ペアに注目するといった感じです。

 また、スキャルピングほどの高い勝率は求められませんが、損切りの幅はできるだけ狭く、利食いの幅はできるだけ大きくなる「損小利大」の取引を常に心がける必要があります。これができれば、7勝3敗や8勝2敗でもトータルの収益がプラスになる可能性はあります。

 そのためには相場のトレンドに乗ることが大切ですから、1日に最低○回はトレードする、みたいなルールは作らず、エントリーするときの条件をしっかり決めて、チャンスが来たときに逃さず取引できるよう、準備を怠らずに臨んでください。

(最終更新日:2021年4月5日)

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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