■英ポンドは売り材料あるが、今は様子見で
英国とEUの通商交渉は、ジョンソン英首相が10月15日(木)を期限としていることもあり、まだ、時間的な余裕があります。
そのため、少しでも良い条件を引き出そうと、ジョンソン英首相の強硬姿勢は続く可能性があり、英ポンドにとっては売り材料となります。

(出所:TradingView)
ただ、英ポンドは、ニュースヘッドラインで簡単に急騰することや、合意が近いとの見方もあるため、今は様子見をしたい通貨になります。
【参考記事】
●英ポンドは、どう動く!? ブレグジット移行期間終了に向けた予想シナリオとは?(9月23日、志摩力男)
■米大統領選終われば米株は上昇、今の米ドル高は短命
NYダウなどの米株価指数は、今月(9月)に入ってから軟調に推移していましたが、このまま下げが続くようには考えておらず、米大統領選に向けたポジション調整という認識です。
米大統領選が近くなってきたこともあって、積極的にポジションを建てる人は少なくなると思いますが、米大統領選(11月3日)が終われば懸念材料がなくなるため、年末に向けて上昇しやすいと考えています。

(出所:TradingView)
トランプ大統領が再選した方が、米国株の上昇は強いと思いますが、バイデン氏が勝利したとしても、米国株は上昇するのではないかと思います。
米大統領選が終われば、リスク選好の動きが年末に向けて期待できるのではないかと考えています。
そのため、今の米ドル高も、短期的な動きで終わると考えています。
【参考記事】
●ドルインデックスは目先、3月安値が目標。それ以上の上昇には、ドル買い材料が必要(9月23日、バカラ村)

(出所:TradingView)
■ユーロ/米ドルは短期的に戻り売り、長期では上昇予想
ユーロは、IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向で、投機筋の米ドルに対する買い越しが約19.1万枚に偏っています。

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
まだ、かなり買い越しが多い状態で、ユーロ/米ドルが上昇していくのは難しいのではないかと思います。
また、1.17ドルのレンジ下限を下抜けたこともあって、テクニカル的にも調整しやすい状況です。

(出所:TradingView)
そのため、ユーロ/米ドルは、短期的には戻り売りで考えていますが、それはあくまでも、調整局面を狙っているトレードとなり、長期に関しては、ユーロ/米ドルは上昇というイメージのままでいます。
今週(9月28日~)は、米大統領選のテレビ討論会や、月末ということもあって、乱高下しやすいですが、テクニカルやポジションの偏りから、ユーロ/米ドルは戻り売りで良いのではないかと考えています。
【参考記事】
●目先、調整のユーロ/米ドルは戻り売りで! 新たな買い材料がないと上昇は継続しにくい(9月8日、バカラ村)
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