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西原宏一_メルマガ取材記事
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

背筋が凍るほどのコアインフレ率の低さ!
米ドルのさらなる地位低下は避けられない

2010年11月19日(金)19:04公開 (2010年11月19日(金)19:04更新)
陳満咲杜

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■円高一服で、クロス円は上値余地拡大か

 為替市場では、米ドル/円の上昇が目立つ。それに伴って、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円といったクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)も底固く推移しており、円高一服の様相が強まっている。

 このコラムでも何度か指摘してきたが、米ドル/円は「5年サイクル」が示すように、もともとリバウンドしやすい段階にあった「5年サイクルで見て今は円安トレンド。人民元弾力化による円高進行は続かない」を参照)

 やっと11月1日に底打ちして反転したようだが、これはむしろ遅すぎた。その分の遅れを取り戻すような値動きとなれば、少なくとも年内は堅調なパフォーマンスを見せてくれるだろう
米ドル/円 日足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

 一方、ユーロ/米ドルの下落も一段落した様相が強く、これはユーロ/円に対してプラスの作用が働くこととなる。

 同じように、上海株急落に伴う豪ドルの軟調地合い、量的緩和の可能性が示唆された英ポンド売りもそれぞれ鎮火した感が強く、クロス円相場にとっては追い風となる。

前回のコラムでも述べたように、限定的とは言え、クロス円相場の上値余地が一段と広がった印象を受ける「ユーロは信用不安再燃でも買われる運命。来年に向けてブル(強気)基調を保てそう!」を参照)

■日本株上昇は流動性の恩恵が大きいことを物語っている

 ファンダメンタルズ的には、米国の量的緩和という材料に対して、ユーロサイドのアイルランドの財政問題、中国サイドのインフレ懸念が、それぞれ綱引きしているように見える。ただ、足元では米国サイドのほうが弱気に傾き始めているように思える

 したがって、米ドル資金の過剰供給による流動性相場が当面続き、マーケットのリスク選好意欲は継続されるだろう

 その好例は、なんと言っても、日経平均株価の1万円の大台回復である。
日経平均株価 日足
(出所:株マップ.com

 リーマン・ショック以降、日本株は欧米株に比べてリバウンドが弱く、かなり弱含んでいた。その日本株の浮上は流動性の恩恵が大きいことを物語っている。もちろん、円高一服が好感された面も否めない。

■トレーダーがユーロ売りに確信を持てなくなっている

 さて、アイルランドの財政問題が示しているように、ユーロのソブリンリスク(国家に対する信用リスク)は根深い。ただ、その問題自体はユーロの崩壊やEU(欧州連合)の解体といった「狼少年」のような論調とは違っていて、マーケットに与えるインパクトは弱くなっている

 実際のところ、この問題が浮上したことをきっかけに、ユーロ/米ドルは1.4263ドルから一時は1.3472ドルまで急落した。
ユーロ/米ドル&ユーロ/円 日足
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