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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

日本当局は、ついに為替介入を敢行!
直前の米ドル/円の高値更新はダマシとなり、サイクル論の視点を強化したとみる

2026年05月01日(金)16:37公開 (2026年05月01日(金)16:37更新)
陳満咲杜

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日本当局がついに為替介入! 遅すぎる介入は失敗の可能性があったため、ギリギリの決定だったか

 日本当局はついに介入を敢行した。4月30日(木)の実施は、ギリギリの決定だったと思う。なぜなら、当局はタイミングを計っており、遅すぎる介入は効果を低下させる恐れがあることを知っていたのではないかと思うからだ。

 ここで言うタイミングとは、米当局と連携とか、また日本の連休前とかの話ではない。サイクル論の視点だと強調したい。実際、Xにてこのような呟きもしたほど、当局のギリギリの判断に苛立っていた。

 

サイクル論の視点を確認。
介入直前の米ドル/円の高値更新は「ダマシ」のサインか

 その視点(サイクル論)について、4月29日(水)に筆者が発行するメルマガにて詳しく書いていたので、その部分を引用したい。本文は以下のとおり。

【以下、筆者のメルマガより引用(紫色のテキスト部分)】

 筆者は介入あり、また成功するとみる。何故なら、市場の内部構造がドル安の方向への転換を示唆しており、また時機も熟している。本日はテクニカル・アナリシスのみの視点をもって纏めておきたい。根拠は以下の如き。

 まず、強調したいのは、ドル/円のおける内部構造、または値動きの変動リズムがしっかり証左されてきたこと。次に、日本当局の介入がその内部構造(サイクル)や変動リズムに合わせた場合、失敗する可能性が極めて小さい。

 実際、2011年10月末におけるドル買い/円売りが成功したのも、16年半のサイクルが示したタイミングと合わせた介入だったから、歴史的な大成功を収めたわけだ。この辺は前のレポートをもって詳説したので、ここでは複述を省くが、2024年高値をもって2011年安値を起点とした大型サイクル(16年半)のトップを付けたはず、という前提をもう一回強調したい。

 ゆえに、足元週足では再度ソーサートップといったフォーメーションを形成、週足における大型ヘッド&ショルダーズの「右肩」の部分を完成しようとしていると推測。因みに、「左肩」は2022年10月高値を「トップ」とするから、そこからの変動リズムを検証すれば、ヒントを得られると思う。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

 まず、「左肩」(2022年10月17~当週)から2024年7月高値まで89週が通過されたことを確認できる。大型ヘッド&ショルダーズなので、完全ではなくてもよいが、相場はリズムを踏んでいるなら、足元形成している「右肩」も何らかの関連性を示すはずだ。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

 実際、現執筆の時点、3月高値を更新していないから、3月高値を付けた週足で計算すればわかるように、2024年7月高値から丁度90週間が通過していた。これから3月高値より大幅な上値を打診できないなら、ドル/円は事実上今年の高値をすでに付けたのでは、と思うわけだ。

米ドル/円 週足
米ドル/円 週足チャート

(出所:TradingView

【引用ここまで(紫色のテキスト部分)】

 もちろん、昨日(4月30日)、米ドル/円においていったん3月の高値を更新していたのも承知している。しかし、このようにいったん高値更新があったからこそ、「ダマシ」のサインとして、むしろ前述の視点を強化したと思う。

 このあたりの話はまた次回、市況はいかに。

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田向宏行