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ドルインデックスは高値圏で推移しているが、米ドル/円は頭が重い展開に。クロス円は、これから一段と下値余地を拡大か
円は引き続き、強含みな推移をキープしている。
前回のコラムのとおり、ドルインデックスは高値圏での推移を維持しているが、米ドル/円は頭が重い展開だ。
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⇒米ドル/円は158円台以上に定着できず、上値が重い。円は弱いどころかむしろ強く、主要なクロス円は軒並み下落余地ありとみる! 円の本格的な上昇はこれから!(2026年10月2日、陳満咲杜)
ゆえに、ユーロ/円などのクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)は、ベア(下落)トレンドへ転換しており、これから一段と下値余地を拡大するだろう。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨VS円 日足)
ユーロ/円といえば、この前(2026年7月31日)の日米協調介入の際、米国側は米ドル売りではなく、ユーロ売りを通じて円を買っていた。そして、今はまさにそのとおり、ユーロ安の主導で円が買われているから、筋が通るというか、蓋然性があった。
その蓋然性は、目下のファンダメンタルズをもって説明されている。
いつものように、トレンドの後を追ってくるファンダメンタルズだが、今、フランスで発生している暴動や国債大暴落がユーロ安をもたらし、ユーロ/円における円高につながっている状況だ。
ユーロ/円は、まず170円の節目前後までの調整を覚悟したい。
より長いスパンでは、さらなる円高の余地を想定すべき
ファンダメンタルズの話はきりがないので、今回も省く。もう一度、チャート上のポイントを検証しておこう。
ユーロ/円の頭打ちは、構造上は鮮明だった。
下記の日足チャートを見ればわかるように、「複合型三尊天井」の形成は、まず7月末までの急落をもっていったん証明された。7月31日(金)のローソク足を、ザラ場ではなく、終値(1)をもって測ると「ネックライン」の水準を示していたので、同水準はレジスタンスゾーン(2)と化していたことが一目瞭然だ。

(出所:TradingView)
したがって、途中のリバウンドがあっても、これから早期に181円台を回復したり、その上に定着したりしない限り、ユーロ/円の下値志向は変わらない。この意味合いにおいても、トレンドはすでに転換されたから、円高があるならむしろこれからだ。
実際、ユーロ/円は随分上昇してきた。今年(2026年)4月にていったん188円の節目に迫り、ユーロ発足以来の高値更新を果たした。

(出所:TradingView)
仮に「微調整」の程度に留まっても、月足でみると2008年夏の高値(上記チャートの緑矢印)前後まで調整してくる公算が高いから、まず170円の節目前後までの調整を覚悟すべきだろう。
ちなみに、仮に170円割れがあっても、行きすぎた円安に対する修正と言えるが、本格的な円高とは言えないのではないかと思う。換言すれば、より長いスパンでは、さらなる円高の余地を想定すべきだ。
米ドル/円は、152円台前半の打診を有力視!
これからは、円安より円高の方向へシフトしやすい
同じ目線で米ドル/円の週足を観察したら、大型「複合型三尊天井」の存在が確認できるかと思う。
「ネックライン」に相当する最初のサポートゾーン(1)はすでに突破されたから、これから2月安値の152円台前半(2)の打診が有力視され、また下放れた場合は本格的な円高の進行が見られるかと推測される。

(出所:TradingView)
この見方を否定するには、少なくとも9月高値の160.40円を上放れしなければならないので、158~159円台のレジスタンスゾーンさえ突破できずにいる目下の市況から考えて、ハードルが高いと言わざるを得ない。
要するに、流れはすでに変わったので、これからは円安より円高の方向へシフトしやすい。水は高いところから低いところへ流れるように、値動きもレジスタンスの薄いところへ行きやすいから、下の方向だと悟るべきだ。
英ポンド/円はすでに下放れしてきており、豪ドル/円も時間の問題か
英ポンド/円にしても、週足に現れている大型「複合型三尊天井」の存在が目立つ。
すでに下放れしてきているだけに、一段と下値余地を拡大するのが自然ななりゆきだ。くどいようだが、今はまだまだ円高の状況ではなく、本格的な円高はこれからだ。

(出所:TradingView)
豪ドル/円も然り。
高値圏における大型保ち合いは、すでに下限を試しているだけに、ここから早期に大型レンジの上限をトライできない限り、下放れしていくのももはや時間の問題だ。

(出所:TradingView)
目先、積極的な下値を追えないかもしれないが、高値圏での保ち合いが大分続いてきたので、いったん下放れが確認されると、変動率の拡大を覚悟せざるを得ない。
もっとも、急激な円高の進行があれば、往々にして株式市場の調整とリンクする傾向が強いから、これから日米株式市場の動向も気になる。いずれにせよ「多事の秋」が続いているから、気を抜けない。市況はいかに。














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