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米ドル/円は158円台より上に定着していない、円の本格的な上昇はまだこれから!
為替市場には、いつもファンダメンタルズの材料が噴出している状況だ。いちいち解釈していくときりがないというか、言い訳になりかねないから、今回はもっぱらテクニカルの話をする。
風見鶏ではないから、もちろん円高の見方は変わらない。
円はすでに大幅に買われてきた(と言っても、まだまだ歴史的な円安の状況にある)にもかかわらず、途中の速度調整で反落してくると、「円安が構造的」とか、「円売り再開」とかの論調がまたもてはやされる。だからこそ、円の本格的な上昇はまだこれからだと思う。
先月(9月)において、米ドル/円は8日(火)にいったん152.89円を打診したものの、その後24日(木)高値の159.05円まで6円超のリバウンドを果たした。
そのリバウンドのみを見て、円安派たちが「興奮」するのはわからなくもないが、高値からの全下落幅で考えると、むしろ逆の見方を取れる。
そのわけは、前回の本コラム(先週お休みだったので、先々週の回)を読んでもらえばおわかりいただける。
【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル/円は米ドル買い・円売りが進行しているが、これから米ドル高が続くとは思わない! 米ドルのリバウンドが続く間は、戻り売りのチャンスとみる!(2026年9月18日、陳満咲杜)
米ドル/円は、いったん159円台の打診があったものの、目先を含め158円台以上の定着が確認できていない。結局、2026年年初来高値から測った全下落幅のフィボナッチ38.2%戻しの位置をいったんブレイクして上昇したものの、目先は半値戻しに届いていないのだ。前回のコラムの見方には誤差があったものの、基本的には合っていると思う。要するに米ドルの頭が重く、円は底堅い、ということだ。

(出所:TradingView)
ドルインデックスは年初以来高値を更新しているが、目先の米ドル/円は158円台さえ回復していない
詭弁だというお叱りも想定できるから、証拠を挙げてみよう。
それはほかならぬ、ドルインデックスとの比較だ。ドルインデックスは、目下2026年年初来高値を更新している。

(出所:TradingView)
円が弱ければ、今、米ドル/円はとっくに164円台を超えているはずだ。
くどいかもしれないが、執筆中の現時点で米ドル/円は158円台さえ回復しておらず、また先々週の本コラムで指摘したレジスタンスゾーンと照らしても、誤差の範囲内であることがおわかりいただけると思う。
【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル/円は米ドル買い・円売りが進行しているが、これから米ドル高が続くとは思わない! 米ドルのリバウンドが続く間は、戻り売りのチャンスとみる!(2026年9月18日、陳満咲杜)
だからこそ、円は弱くないばかりか、強いとさえ言える。何しろ、目先は円の全面高が確認されている。というのも、ユーロ/円をはじめ、主要クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)においても円の強さが確認されているからだ。
ユーロ/円や英ポンド/円、豪ドル/円などの主要なクロス円は、軒並み下落余地ありとみる。総合的に見ると円は強い!
ユーロ/円は200日移動平均線を下回り、昨日(10月1日)年初来安値を更新したばかりだ。
日足においても、典型的な「複合型三尊天井」のパターンを示し、これから円の続伸が有力視される。

(出所:TradingView)
英ポンド/円も、ほぼ同じだ。
日足における「三尊天井」のフォーメーションが、より鮮明に見えているかと思う。換言すれば、円の続伸はむしろこれからだ。

(出所:TradingView)
豪ドル/円も、似たような構造を示している。
年初来安値以下に定着すれば、大きな下落余地が暗示され、円の急伸があってもおかしくない。外貨のうち、比較的に強い豪ドルに対しても円は強含みなので、総合的にみると円は強者だ。
米ドル/円チャートは、200日移動平均線が頭を押さえているように見える。相場のことは相場に聞く、それに尽きる!
それにもかかわらず、円が弱い云々の論調は未だに巷のセンチメントを支配している模様だ。
もし、多くの方があまりにも評論家の話に気にしすぎて、逆にチャートをよく見られていないのであれば、本末転倒だ。
この意味合いにおいて、筆者のコラムも真剣に読む必要はない。ただし、筆者の見方は難しいファンダメンタルズからではなく、シンプルなチャートから見出されるものだから、参考にする価値があると思う。相場のことは相場に聞く、それに尽きる。
最後にもう1回、米ドル/円の日足を点検しておこう。
200日移動平均線が米ドルの頭を押さえているように見え、また日足における「複合型三尊天井」のフォーメーションは立派である。それ以上はもう言うことはない。
市況はいかに。

(出所:TradingView)














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