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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

伊国債スプレッド拡大でさらにムード悪化!
株価のゆくえとユーロの戻りがカギ

2011年07月12日(火)19:00公開 (2011年07月12日(火)19:00更新)
持田有紀子

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 昨日はイタリアの国債のスプレッド拡大で始まった。ギリシャ問題が何の進展もしていないのに、浮かれ上がって株価などは大暴騰を演じた後でもあるので、マーケットに与える影響は大きかった。しかし中味は従来から一部では指摘されてきたことなので、まったくフレッシュさに欠けるものある。

 タイムスケジュール的には7月はイタリアで盛り上がって、8月はフランス国債でも揉めそうだ。そして9月にはもう一度、ギリシャ問題が取りざたされるのは必至で、それまでは欧州の信用不安はなかなか引っ込まないことになる。

 昨日の欧州市場ではユーロドルが急落。アジア時間から重い足取りだったユーロドルだが、ロンドン勢が自分の持っているポジションの整理も会ったのだか、かなり積極的に安いところまで売りこんで来ていたようだ。ユーロドルは1.41台でも支えきれず、いよいよ注目の1.40台である。

 ドル円がここしばらく、つまらないレンジ相場を展開している一方で、値幅は大きいといえども、ユーロドルもだんだんとレンジ幅がせばまってきている。1.4000がひとつの押し目のテクニカルポイントとしてワークしているので、ここが割れてくれれば当分の間、ユーロはベアマーケットが続くことになろう。

 私もユーロドルを売り仕掛けてはいるのだが、まだ月曜日。先週は週足で安い方で引けた。そう思って突っ込んで売り込んでいくと、メクリあげられるパターンが2カ月ほど続いている。だから売りこんでいくのには焦らないようにしたいと考えていた。

 仮に明日になって、完全に下抜けしたのを確認してからでも遅くはないだろう。トレードなのだから、儲けるためだけに手を出すだけでは不十分で、やはり「やられない限りは」という条件が重くのしかかってくるのだ。安全志向もこ考慮して臨まねばならない。

 そういうわけで昨日の海外市場ではほどほどにつき合って、一晩明けた本日の為替相場で勝負をしようと思った。昨夜の米国株は大きなダメージを受けていて、とても安い。リスク回避も進んでいて、ユーロ円が114円台だったものが112円台の前半まで来ている。ユーロドルはどうぞ売ってくださいと言わんばかりに1.40台のローで張り付いていた。

 材料が材料だけに、ユーロ円でもユーロドルでもいいが、とりあえずユーロドルでショート攻め。トレンドが下向きなだけに、ショートカバーがきついはずで、あまり長く持っていられない。マックスで25ポイントを取るのがせいぜいと見て、注意しながら戻りを確実に売りこんで行っては買い戻すを繰り返すしかない。

 午前の日本株はまったく下がらずで、日経先物は昨夜のニューヨーククローズよりも上サイドで取引されている。ちょっとリスク回避に背中を押すようなファクターに欠ける状況だ。しかし午前の日本株が11時に終わると相場は一変。ユーロ売りに弾みがついてきた。

 途中にショートカバーをまじえながらも、ユーロドルは1.38台のミドルまで下落。それにともなってユーロ円も109円台を見るにいたった。ドル円の下げは緩慢だったが、さすがに80円割れを喫した瞬間に大量の投げ売りが出て、時間はかかったが、こちらも79円台の前半まで差し込んだ。

 今夜はアメリカの貿易収支などの経済指標もあるが、まったく無視されることになるだろう。株価のゆくえとユーロの戻りがどこまでなのかが、最大の関心事となる。欧州市場の序盤につけたユーロドルの安値である1.3837が本日の安値になるのか、それとも更新するのか。レンジをブレークしてきた直後だけに、要ウォッチである。


日本時間 18時50分


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