IMM(国際通貨先物市場)のユーロのポジション動向を見ていただくとよくわかるのですが、ショートポジションが過去最高額に膨れ上がっていました。
(詳しくはこちら → 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移)
こういうときには、ちょっとした買いの材料にも非常に敏感に反応してしまいます。ほかの市場も同じような状況だったと思います。
今、G7で協調介入が入るとか、ギリシャがひょっとすると危機的な状況を免れるかもしれないとか、そういうニュースが出るとショートの人たちはあわてて買い戻すという行動に出ます。
そのため、大きく反転するという動きになるのです。
■トレンドはまだ下向き、「サイクル」での一時的な上昇か
だからこそ、ポジションの動向やチャートで値動きのスピードを確認することが重要となってくるのです。
こういう「サイクル」をしっかり見極めないと、せっかく方向はあっていたのに、逆に損をしてしまったということになりかねません。
今起きている流れは、「サイクル」の動きだと私は思っています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 日足)
欧州の問題も解決されたわけではありませんし、G7で何かやっても根本的な対策は困難だからです。
何か新しい、そして重要な変化が現れてきたら、見方をまた修正するつもりです。
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