昨日の欧州市場はJPモルガンの損失拡大の話で始まった。事の真偽を確かめる間もないくらいに、いきなり大きなリスク回避で始まった。グローベックスでの米国株が急落をして、ユーロ円をはじめとするクロス円全般がゆるんだ。私も慌てて99.02でユーロ円ショートをつくって臨んだ。
時間もかからず気持ちよくフェーバーになったと思ったのだが、なんだかユーロドルは値動きが鈍い。テクニカルポイントらしき場所を抜けても、走ったかと思っても10ポイントくらいだけだ。お陰でユーロ円も98円台前半まで落ちたもののそこで動きが鈍くなってしまった。すぐに利益確定をしてしまわないと、すぐに持っていかれるような展開。ちょっと待ってみたが、下値も切り上がってきたのでクローズすることにした。
ニューヨーク時間の始まりまでみても、結局、ユーロドルは100ポイントも動かなかった。スペイン国債の10年ものが再び7.0%近くに接近していたが、それが過度に問題視されることもなかった。やはり最近のユーロドルの値動きはとろい!EUサミットに向けてポジションを持ち続けようかと意気込んでいたのに、私までその気持ちが萎えてしまった。
さて今日はアジア時間のランチタイムに、大きなニュースがあった。EU首脳会議で一定の結論をみたというのだ。ESMから銀行に直接融資しても構わないだとか、スペインなどに融資する際にも返済に関する優先権を主張しないだとか。これは特にフレッシュな材料ではないのだが、世の中が心配していた事項だったので、結果がわかって不透明要因が払しょくされたということなのだろう。
マーケットは大いにこれを好感して、大リスクテークの状況になった。日経先物は今月の高値が8890円であったが、それを越えてきてあっという間に9000円台を見るにいたった。グローベックスの米国株も朝がたこそ弱い値動きをしていたが、一気にメクレ上がり、そのまま高値圏での張り付き状態となってしまった。ユーロドルも朝は弱い感じだったのだが、1.24台の前半から200ポイント近くも急騰し、1.26台にまでジャンプアップした。
たまたま私はお昼に出かける用事があったので、このユーロドルの上げには参加していない。会社に戻ってみたらユーロドルが1.26台をやっているので、一体何が起こったのだろうという思いだった。どうせ欧州会議も夜を徹してやっているということだし、その筋からのサプライズでもあったのかと考えたが、やはりそうだった!
しかし内容を見ると、それほど目新しいことでもない。途中から参加する私としては、高値が1.2626までだということを確認すると、ちょっと外側の1.2630で買い戻しのストップ注文を置くことにして、俄然、売りたくなってきた。別にユーロベアだというわけではない。大きく値上がりしているのだから完全に逆張りである。
とても単純な理由なのだが、短期間で上がってきたからには、それなりのスピード調整もあってもよいはずだというものだ。しかもロスカットの幅は少なくて済む。すでに1.25台に戻ったりしていたので、1.2601でオファーしておいたら、売れてしまった。
今日の海外市場ではこの話題だけだろう。これをどのように消化していくかである。すでにリスクテークの方向にポジションは総統に積み上がっているので、さらなるリスクオンには苦しいところだと思う。ドイツなどが今回の措置に対してさらに前向きな見解でも示せば、株価などの一段高が期待できるが、それは終わってみないとわからない。
株価が高値を維持できなかったら、私のユーロショートが効いてくるだろう。もしかしたら前戻しして、1.24台にまみえることもありうるかもしれない。すでに欧州市場では株の買い疲れが見え始めているように見える。
日本時間 17時30分
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