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第4章 チャートの見方

チャートがなければトレードはできない!?
先行きの相場を予測する「チャート分析」

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チャートとは
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チャートは、縦軸にレート、横軸に時間をとり、過去の一定期間の値動きをグラフ化したものです。値動きの様子が、視覚的にわかりやすく表現されています。プロの投資家と同じ土俵に立って分析できるチャートを理解することは、個人投資家にとって、非常に大切です。
目次

チャートとは

チャートは、縦軸にレート、横軸に時間をとり、過去の一定期間の値動きをグラフ化したものです。値動きの様子が、視覚的にわかりやすく表現されています。日本では古来より、「罫線(けいせん)という呼び方で親しまれてきました。

チャートの見本

(出所:サクソバンク証券

 過去の値動きの集合体となるチャートは、FXだけでなく、値動きのある金融商品において、相場の状況を把握して今後の動きを予測したり、売買のポイントを探るために欠かせないツールです。

チャートのメリット

プロと同じ土俵に立てる

 チャートには「市場のありとあらゆる動きがすべて織り込まれている」という前提があります。価格は、その時点の買い方にとっての買うべき動機や根拠、売り方にとっての売るべき動機や根拠を含んだ均衡点だと考えられるからです。

 過去の価格の推移を分析すれば、市場参加者のそのときどきの心理状況や、売買行動が把握できます。また、一定の基準にもとづいて、今の価格が割安なのか割高なのかもわかります。そこから、先行きの価格も予測できるのではないかという発想にもとづいて考案されたのが「チャート分析」です。

 インターネットが普及したおかげで、為替相場を動かす材料やニュースは、どこにいても伝わる時代になりました。でも、情報の入手スピードや量といった面では、今でもプロの投資家と個人投資家の間には差があります。

 チャートの最大の特徴として、過去の取引で成立した価格だけをデータとして扱うので、同じ銘柄の同じ期間であれば、世界中の誰が作成しても同じになるという点が挙げられます。プロも個人投資家も、見ているチャートは同じです。

プロの投資家と同じ土俵に立って分析できるチャートを理解することは、個人投資家にとって、非常に大切です。

 FXがデータとして扱う価格(為替レート)は相対取引で決まるため、外国為替市場の中に、統一された価格は存在しません。FX会社が提供するチャートは、基本的に自社と投資家との間で成立した価格をもとに作成されます。そのため、FX会社ごとにチャートの形が微妙に異なりますが、市場でものすごく大きな値動きがあったときなどを除けば、大きな違いはありません。

【参考記事】
FXの取引のしくみ

チャートの基本は日足

 チャートは過去の値動きの集合体とご紹介しましたが、その集合体を形作る1つ1つのデータが「足」と呼ばれるものになります。その日の取引開始から終わりまでの1日分の値動きを表した足は「日足」と呼び、日足を時系列で並べてグラフにしたものが「日足チャート」です。

 チャート分析は、日足チャートがもとになって発展してきました。日足チャートが、チャートのもっとも基本の形と考えて良いでしょう。

日足チャートの例

(出所:サクソバンク証券

 足には「週足」、「月足」、「年足」などの、日足よりも長い期間の値動きを対象としたものや、日中足や時間足と呼ばれる日足よりも短い期間の値動きを対象とした、「1分足」、「5分足」、「15分足」、「30分足」、「60分足(1時間足)」、「2時間足」、「4時間足」など、さまざまな種類があります。

4本値とは

 ひとくくりに足を形作るデータと言っても、日足なら1日の中で成立した価格は無数に存在します。でも、すべての価格をデータとして扱うのは不可能に近く、もしできたとしても、余計なノイズ(雑音)が入ってしまって、かえって検証に不具合が生じかねないというのが、チャート分析の基本的な考え方の中にあります。

 そこで、一般的には無数の価格の中からその期間の値動きを代表する価格として、「始値(OPEN)」「高値(HIGH)」「安値(LOW)」「終値(CLOSE)」の4つを抽出します。これら4つの価格はまとめて「4本値」と呼ばれ、足は4本値をもとにして作成されます。4本値こそが、チャートの根幹をなす、もっとも重要なデータで、チャート分析における分析の対象になります。

 4本値の特徴を理解しておくことが、チャート分析の「基本のキ」です。すべての分析に役立ちますから、必ず覚えておきましょう。

4本値の概要

 4本値の中でも、特に重要だと考えられているのが終値です。これは、チャート分析に用いられるテクニカル指標に、終値だけを用いたものがたくさんあることからもわかります。

【参考記事】
テクニカル分析とは

 どの時間軸の足であっても、4本値の考え方は同じです。週足なら月曜日の1番最初につけた価格を始値、1週間の中でもっとも高い価格を高値、もっとも安い価格を安値、金曜日の1番最後につけた価格を終値にして足を作り、その足を並べれば週足チャートになります。

チャートの種類

 チャートには、終値だけをつなげて作った「ラインチャート」、高値・安値・終値の3つを使った「バーチャート(バーHLC)」などもあります。欧米ではバーチャートがもっともポピュラーなものとして、日常的に利用されています(バーチャートには、4本値すべてを使った「バーOHLC」もあります)。

ラインチャートの例

(出所:サクソバンク証券

バーチャートの例

(出所:サクソバンク証券

 このように、チャートにはいろいろな種類がありますが、もっとも代表的なものは4本値を使った「ローソク足」です。江戸時代に発案されたと伝わっていて、近年ではプロアマ問わず、世界中の投資家にも急速に普及している、日本が世界に誇るチャートの表記方法です。足という呼び方は、その当時、市場や相場の推移のことを「足取り」と呼んでいたことに由来しています。

ローソク足チャートの例

(出所:サクソバンク証券

 ローソク足チャートは、今やチャートの代表格です。ローソク足チャートの見方が理解できれば、それ以外のチャートもおのずと理解できるようになります

(最終更新日:2019年11月28日)

FX初心者のための基礎知識入門目次

第1章 FXをはじめるには
第2章 FXの基礎知識を身に付ける
第3章 FXをはじめよう
第4章 チャートの見方
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