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■為替市場も溜まってきたポジションの調整が起きている！

 そういう点で為替市場を見てみると、今年（2018年）に入ってからの相場は、ここまで溜まってきたポジションの調整が起きているということでしか、説明がつきません。

 毎回のように、当コラムで紹介していますが、ＩＭＭ（国際通貨先物市場）のポジションを見てみると、米ドル/円は依然として、高水準の買い（米ドル買い・円売り）ポジションが続いています。

【参考記事】
●ドル/円と金利の逆相関は解消されない！ 円高と米ドル安を加速させる要因とは？（２月15日、今井雅人）

ＩＭＭ（国際通貨先物市場）のポジション状況（米ドル/円）２月20日時点

（詳しくはこちら → 経済指標/金利：シカゴＩＭＭ通貨先物ポジションの推移）

 ユーロ/米ドルも、まだ買い（ユーロ買い・米ドル売り）ポジションが溜まっています。

ＩＭＭ（国際通貨先物市場）のポジション状況（ユーロ/米ドル）２月20日時点

（詳しくはこちら → 経済指標/金利：シカゴＩＭＭ通貨先物ポジションの推移）

 ということは、合成するとユーロ/円の買いポジションが溜まっているということになります。

【参考記事】
●過大評価されるユーロと過小評価される円、是正する道はユーロ/円の大逆転のみ！（２月16日、陳満咲杜）

■ポジション調整が終われば為替相場も下げ止まりそう

 今の環境を見ると、ここまで円高になる要因は見つかりません。ユーロが崩れてくるほどの材料があるわけでもありません。それでも崩れてしまうのは、まさにポジション調整が原因と考えるしかないと、自分では結論づけています。

【参考記事】
●ＩＭＭの円売り越し13.6万枚！ この数字が10万枚を越えると米ドル/円は調整しやすい（2017年11月21日、バカラ村）

ユーロ/円 日足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：ユーロ/円 日足）

 ということであれば、ポジション調整が終われば、相場も下げ止まるということになってくるのだと思います。

世界の通貨ＶＳ円 日足

（リアルタイムチャートはこちら → FXチャート＆レート：世界の通貨ＶＳ円 日足）

 週末、日本時間３月３日（土）の早朝に発表されるＩＭＭのポジションが、そのような結果になるのかどうか、注目して見ておきたいと思っています。

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