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■米ドル全面高の中、米ドル/円は110円回復が見えてきた

 クロス円（米ドル以外の通貨と円との通貨ペア）下落の影響もあり、米ドル/円は米ドル高の流れに遅れています。

 しかし、日米の株が急落しているにも関わらず、米ドル/円も109円レベルまで回復しており、リスクオフでの円高よりも、米ドルの需給逼迫の影響が徐々に鮮明となっています。

 この米企業の米ドルの需給逼迫が解消できない間は、米ドルの底堅さは継続しそうです。

 このコラムで紹介させていただいているように、先週（3月9日～）の米ドル/円は、まず、トランプ相場の起点でサポートラインであった101.20円を死守。

【参考記事】
●米ドル/円は中期目標の100円水準に迫る！トランプ相場の起点が重要なサポートに（3月12日、西原宏一）

 そして、今週（3月16日～）、節目の105円台でサポートされて反発しました。

 米ドルの需給逼迫により、株安にもかかわらず底堅く推移し、110円台回復が見えてきた米ドル/円の動向に注目です。

米ドル/円 日足

（出所：Trading View）

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