昨日は日本の連休明けであった。連休中に世界的に株価が上昇し、米国株にいたっては史上最高値をつけている。それを反映して日経先物も連休前のレベルから比べると、500円以上の値上がりをしてスタートした。しかしアジア株全般が下げる中で、日本株も流れに抗しきれなかった、連休中に上げていた分をほとんど吐き出してしまった。
アジア株が不振なのは中国の規制が強まるとの観測が高まったからである。教育産業への規制が強化されるとの見通しは、テンセントグループへの対処の方法でもわかる。そうした危険性を感じながら、アジア時間ではドル円、ユーロ円も頭の重たい展開を強いられることとなった。
先週はアメリカやイギリスでもコロナ感染が拡大したので、マーケットのリスクオフムードを拭い去るのは困難かとも思われた。そこで私もユーロ円をショートに構えてみたのだが、130円台に乗せたところでカットしようと思っていたら、存外に速くアウトになってしまった。ニューヨーク時間まで持たなかったのである。
出てきた経済指標も決して良くなかったのに、米国株は復調している。今週に本格化するGAFA決算を当て込んだだけの北猪飼としか見られなかった。ユーロ円も130.35あたりまで値を戻し、そのまま高値引けしている。
今晩はアップル、グーグル、マイクロソフトの決算がある。これを注目してのこれまでの動きなのだが、発表されるのはニューヨーク引け後である。だから今日のところは期待先行でリスクテークとなってしまうのか。少なくともリスク回避の方向で構えるのは避けたいところ。
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