米ドル/円は重要な節目を割り込むまで、ターゲットを決めずに買い継続が良さそう
米ドル/円の上昇が継続しており、127.13円(※)まで上がってきました。
(※編集部注:筆者執筆時点では126.81円が高値でしたが、その後、編集時点(東京時間4月19日早朝(7時過ぎ))で127.13円まで上昇していたため、本文に記載のレートを変更しています)
(出所:TradingView)
上昇スピードが速いため、口先介入も出ていますが、それに反応して下がったところは押し目とされ、すぐに反発し、高値を更新してきています。
4月18日(月)には日銀の黒田総裁も「大きな円安や急速な円安では、マイナスが大きくなる」と、円安へのスピードに懸念を示しました。
この発言で126.22円まで下がりましたが、これもすぐに反発しています。
米ドル/円は、先週(4月11日~)から引き続き、上のターゲットを決めずに、重要なサポートを下回るまでは、買いでついていくのがいいのではないかと思います。
【参考記事】
●米ドル/円は123.40円のサポートを割り込むまで、買いからのトレードの繰り返しで。125.85円を超えると、目立った抵抗はなし(4月12日、バカラ村)
テクニカル分析からは、さすがにもうそろそろ上昇も止まるのではないかと考えたくなる形になってきましたが、下がるような材料もないため、先に上を攻めれるだけ攻めてくるのではないかと思います。
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ユーロ/米ドルは下げ余地があまりないところまで下がってきた。まもなく下げ止まる動きが出てくるか
米ドル/円は買い方向を継続ですが、ユーロ/米ドルは週足や月足のチャートからは下げ余地があまりないところまで下がってきました。
ユーロ/米ドルは、2015年から2017年初めまで1.03~1.04ドル台で何度もサポートされていました。
(出所:TradingView)
その間、ユーロが下がるような材料が豊富にあり、市場参加者の予想は1.0000ドルのパリティ割れ予想が多くありましたが、結局下がらずに反発しました。
今は、米国の金融政策は概ね織り込まれており、ユーロ圏の景気悪化もすでに織り込まれていることを考えると、下げ余地もあまりないと思います。
月足チャートでは1.03~1.25ドルのレンジが継続しており、現在はその下限に位置しています。
(出所:TradingView)
日足チャートではまだ下げ止まってきてはいないのですが、月足チャートではレンジ下限のため、まもなく下げ止まる動きが出てくるのではないかと考えています。
ユーロ/豪ドルは超長期では下げ方向。ターゲットは1.3600豪ドル
以前に当コラムでも記載しましたが、ユーロ/豪ドルは超長期ではまだ下がると考えており、ターゲットとしては1.3600豪ドルで考えています。
【参考記事】
●ユーロ/米ドルは、1.1000ドルをレジスタンスと考えた売りトレードで。ユーロ/豪ドルは、1.36豪ドルが長期的な下値メドか(3月8日、バカラ村)
ただ日足チャートでは、MACDなどがダイバージェンス(相場のトレンドとMACDのトレンドが逆行すること)をしており、まだ反発すると思います。
【参考コンテンツ】
●MACDとは? 売買シグナルが早く出現する、移動平均線の進化系!?
(出所:TradingView)
その上がったところは、超長期では売りでいいのではないかと考えています。
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豪ドル/米ドルは長期で0.78ドル、0.80ドルに向けた上昇を期待。日足で上がり始めてから買っても間に合うか
ユーロ/米ドルは月足チャートではレンジ下限に位置しており、ユーロ/豪ドルが超長期で下がるのであれば、豪ドル/米ドルは上昇する可能性がある、ということになります。
こちらも以前に当コラムで記載しましたが、豪ドル/米ドルは0.7800ドルに向けた上昇があると考えています。
4月5日(火)に0.7660ドルまで上がりましたが、そこから調整し、まだ下げ止まりの形となっていませんが、長期では0.7800ドル、そして0.8000ドルに向けた上昇が期待できるのではないかと考えています。
(出所:TradingView)
長期の動きになるため、日足チャートで上がり始めてから買っても間に合うと思います。
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