【オンライン交流会開催のお知らせ】
田向宏行さんのFXメルマガ『ダウ理論で勝つ副業FX!』で、定例のオンライン交流会を開催します! 開催日時は9月5日(金)20時30分で、参加できるのは本日8月26日(火)までメルマガ読者となった方です(後日、見逃し配信を行いますので、今回参加できない方も視聴できます)。
今回は、ユーロ/米ドル週足のはらみ線が5週目となり、方向感のない動きが1カ月以上続くなか、交流会開催中に発表される米雇用統計などをきっかけに動き出すのかが話題となりそうです。
次回は、9月20日(土)20時30分から定例のオンライン交流会を開催します。9月10日(水)までにメルマガを購読すれば参加可能ですので、ご気軽にご参加いただければと思います。
★ザイFX!と田向さんがタッグを組んだ有料メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、会社員などトレードにかける時間がない人に最適なメルマガを配信! メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。
基軸通貨米ドルの相場が膠着。「値段差」が小さければ損をしかねないことに。「休むも相場」で待つトレーニングにもなる
これまでの当コラムでお伝えしているように、基軸通貨である米ドルの相場が膠着しているため、為替市場は全体に動きが弱くなっています。
【※関連記事はこちら!】
⇒9月相場入りに注目! 夏休みが終わり通常モードに戻りそう。月足で陰線と陽線が交互する動きが、日足でも出てきて、そろそろ動き出す可能性も。チャートに従った戦略を(8月26日、田向宏行)
⇒米ドル相場は月足で膠着。難しい相場は手控え、利益を得やすい相場に集中しよう! 膠着期間が長いほど動けば大きくなりやすく、動くポイントはチャートが教えてくれる(8月19日、田向宏行)

(出所:TradingView)
私たちが相場で利益を得やすいのは、大きな流れを確かめたうえで、より小さな時間軸で、大きな相場の方向に乗ること。つまり、トレンドに乗るということです。
こうすると、多少エントリーが甘かったり悪かったりしても、損切りがつかず、大きな流れに従って利益を取りやすくなるからです。
そのために、私たちのメルマガでは、日々チャートチェックして値動きを確かめ、ダウ理論でレンジを把握して、戦略を立てています。
トレード収益は「値段差」です。あまり値動きがなく「値段差」が小さければ、利益を取りにくくなります。
また、値動きが小さく方向性がないと、一定方向に動きにくいのでトレンドになりません。よって、値段差を取るどころか、損をしかねないことになります。
ご自身のトレードログをつけている方は、収益が好調な場面と、収益が悪い場面を認識していると思います。相場に方向性がない場面では利幅が小さいか、損失になる取引が多いのではないでしょうか。
こうした場面では手を出しても、利益にならないばかりか、損をしやすく、上手く逃げることが大事になりがちです。
ただ、副業でFXをする場合、上手く逃げるタイミングを逃がしがちなので、私はこうした取引をお勧めしません。「休むも相場」と言えますし、ポジポジせずに待つトレーニングにもなります。
★ザイFX!と田向さんがタッグを組んだ有料メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、会社員などトレードにかける時間がない人に最適なメルマガを配信! メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。
ユーロ/米ドル週足は7月28日(月)週の値幅内ので動きが5週目! 2016年もブレグジットや米大統領選で膠着状況が長引いた
ユーロ/米ドル週足は、7月28日(月)週の値幅内ので動きが今週で5週目になっています。

(出所:TradingView)
つまり、この5週間弱、7月28日(月)高値1.1770ドルと8月1日(金)安値1.1389ドルの間を上下しているだけということです。
週足は、はらみ線になっていて、これを超えて動き出さないと方向性も出ませんし、値動きが大きくなりません。
ただ、相場ではこうしたことは、たまに起こることです。
過去のチャートを遡ると、ユーロ/米ドル週足は2016年6月20日(月)の週から16週間ずっとこの1本の週足の中で動いていました。16週間ですから約4カ月です。

(出所:TradingView)
それだけの期間、市場参加者はユーロを買うか、米ドルを買うか、迷っていたということです。
おそらくその原因は、2016年6月に実施された英国国民投票でEU(欧州連合)からの離脱を決めたブレグジットだと思います。
欧州の主要国だった英国がEUから抜けることを英国民は選択し、その結果大きな混乱が起こり、市場参加者も今後どうするか迷っていたということだと思います。
また、英ポンド/米ドル週足では2016年10月3日(月)の週から、なんと28週もはらみ線が続いています。

(出所:TradingView)
このときは、当初は何の理由もなく起こったフラッシュクラッシュでした。
当時は英国がEUから離脱するための交渉をしていて、英国にとってもEUにとっても、先行きの不透明な混乱した状況でした。
ただ、2016年は欧州の問題だけでなく、11月の米大統領選(米国大統領選挙)でトランプ氏が当選した影響も大きく、その結果、膠着状況が長引いたのだと思います。
★ザイFX!と田向さんがタッグを組んだ有料メルマガ「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」では、会社員などトレードにかける時間がない人に最適なメルマガを配信! メルマガ登録後10日間は無料解約可能です。
トランプ関税に慣れてしまったが、実際には衝撃的なことが起こっていて、市場はそれに反応しているのかも。相場はいつか必ず動き出す
そして現在、ユーロ/米ドルの週足チャートを見ると、また少し混乱してきているようです。
現時点では、過去の2例のような大きく衝撃的なことはなさそうですが、おそらくトランプ関税が原因なのだと思います。
私たちはトランプ大統領の極端な動きに慣れてきていますが、実際はとんでもなく衝撃的なことが起こっていて、市場はそれに反応しているのかもしれません。
詳細は、金曜(9月5日)のオンライン交流会でメルマガ会員の方々と話す予定ですが、それだけトランプ関税は大きな衝撃的な問題なのだと思います。
実際、トランプ関税を発表した4月は株式が暴落し、米国債も暴落し、為替も大きく動きました。
【※関連記事はこちら!】
⇒ユーロ/米ドルはトランプ関税で約200pips急騰も、その後が続かないのは、買い手が減ったから! 自分が多数派にいるか怪しくなったら、早めに撤退して資金を減らさない(4月8日、田向宏行)
⇒ユーロ/米ドルは1.1145ドル超えの買い逆指値注文で、一撃300pips以上に! トランプ政権の後ずさりに、金融市場は付け込む可能性。チャートに従って米国売りで利益狙う(4月15日、田向宏行)
その後、すぐに期限延長したりして相場は落ち着きを戻していますが、この衝撃の大きさは、歴史的なレベルだったと思います。
すると、市場参加者の心の中には、また同じようなことが起こるかもしれない、トランプ政権は何をするかわからないという不安や疑心暗鬼が起こりやすいでしょう。
そうした要素が強まれば、ポジションを巻き戻したり、取引量を抑えるのが当たり前だと思います。
もちろん、ギャンブル的取引をする人はこうした場面で大きなリスクを取るかもしれませんが、それは少数派なのだろうと思われます。
だから、相場は動きにくくなっているのではないでしょうか。
それでも、相場はいつか必ず動き始めますし、動き出せは大きな動きになりやすいのは拙著でもご説明しています。
だから私たちは焦らず、チャートが示す相場が動き出すと思われる売り手と買い手の分岐点で、仕掛けて待つことだけです。
【ザイFX!編集部からのお知らせ】
田向宏行さんと、ザイFX!編集部がタッグを組んでお届けする有料メルマガ、それが「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!(月額:4400円・税込)」です。
FXや投資に関する書籍7冊が、計10万部超えの人気を博す田向さんが、100年以上続くダウ理論を基に、チャートポイントやテクニカル分析を配信します。
さらに、トレーダーを孤独にしたくないとの思いから、月2回、Zoomなどでオンライン交流会を実施しています! 田向さんに相場の見方を直接聞いたり、メルマガ読者同士で交流したり―――顔出しなしでもかまいませんので、お気軽なご参加をお待ちしています。
10日間の無料体験期間がありますので、「田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX!」をぜひ体験してください。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)