■オバマ大統領再選で金融株が急落!
みなさん、こんにちは。
注目の米大統領選ですが、大方の予想どおりオバマ現職大統領が再選されました。
オバマ大統領が再選されたということは、金融縮小法案が強化されることを意味し、2012年11月7日(水)の米国株式市場では金融株が急落。
バンク・オブ・アメリカ(BOA)やJPモルガン・チェースはいずれも大幅に下落しました。
連れて、下げ幅を拡大していたアップルは3.8%も下落し、9月の高値から21%もの急落を演じています。
S&P500指数も2.4%下げて1394.53ドル。
選挙結果の発表と同時に米国株が総崩れとなり、金融市場は悲観的なムードで新大統領を迎えるという展開となっています。
■市場の注目は「財政の崖」問題へ移行
ただ、メディアの報道と相違し、金融業界ではオバマ大統領が再選されるというのは先週末(11月3日、4日)からほぼ織り込まれていましたので、昨日(11月7日)の米国株下落は想定内。
前回2008年の米大統領選では、選挙の結果発表前日は株が上昇、当日は米国株が急落というパターンでした。
今回も今のところ同様の流れとなっており、米国株が続落するかどうか、本日11月8日(木)の米国株の動向を確認したいところです。
11月はヘッジファンドの決算月でもあり、彼らも利益の出ている株は早々に利益を確定する動きには出ますが、株の続落を見越してリスクを取るという時期ではありません。
米大統領選を終え、市場の注目は「財政の崖」に移行しています。
ただ、こちらもマーケットではすでにかなり警戒感が高まっています。
逆に問題を回避できるとの見通しが強まれば、ポジティブ・サプライズとなりやすい状況でもあるため、株の反発にも注意したいところです。
さて、昨晩(11月7日)のリスクオフの流れの中で…
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