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今井雅人の「どうする? どうなる? 日本経済、世界経済」

GW明け日経平均400円超急落の要因は?
米ドル/円レンジは100.50円-103.50円!

2014年05月08日(木)14:48公開 (2014年05月08日(木)14:48更新)
今井雅人

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■連休明けの日経平均は、前日比424円安の大幅下落!

 ゴールデン・ウィーク明け、5月7日(水)の東京市場では、日経平均が前日比424円安と大幅な下落となりました。

 週末から6日(火)まで東京市場はクローズしていましたが、その間のニューヨーク市場の動きを確認すると、2日(金)のNYダウの始値は、1万6562ドル、6日(火)の終値は1万6401ドルでしたから、161ドルの下落となり、下落率は約1%

米国株(US30) 日足

(出所:米国FXCM

 一方、7日(水)の日経平均は、約3%の下落となっています。つまり、日経平均はNYダウよりも、遥かに下落しているということになります。

日経平均 日足

(出所:株マップ.com

■もはやアベノミクスという言葉すら使わない方が良い…

 その傾向は、2014年に入ってからの両市場の動きを比較してみるとよくわかります。

 まず、チャートの形を見れば視覚的に理解できるでしょう。年初来で考えてみると、NYダウはほとんど変わっていないのに対して、日経平均は13%以上の下落となっています。

米国株(US30) 週足

(出所:米国FXCM

日経平均 週足

(出所:株マップ.com

 日経平均は2013年の1年間で5割以上、上昇したため、その反動だと説明する人もいますが、それまでが異常に安かったわけですから、あまり説得力はありません。

 ここでも何度か取り上げたとおり、やはりアベノミクスに市場が飽きているということではないでしょうか。もはやアベノミクスという言葉すら使わない方が良いと私は思っています。

【参考記事】
相場もゴールデン・ウィークに突入か?102円台膠着の米ドル/円が動く材料は…(5月1日、今井雅人)
銀座で寿司でもTPPは日米合意せず!海外投資家はアベノミクスをどう見ている?(4月24日、今井雅人)

■法人税を一気に20%台に引下げれば株価は上昇する

 今後の焦点ですが、6月に第2弾の成長戦略「骨太の方針」が発表されます。ここでは、法人税の減税にどれぐらい踏み込めるかが焦点です。

 甘利経済財政担当大臣は、法人税を現在の35.64%から一気に20%台にまで下げたいと発言しています。それが、もし一気に実現できれば株価は上昇すると思います。

 しかし、「段階的に」といった中途半端な表現では、おそらく市場は満足しないのではないかと考えています。

■麻生大臣のあの発言も注目材料に

 さらに、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の改革案が6月にまとまり、その後、7月から具体的な検討に入ると麻生財務大臣が公式の場で発言しているので、これも注目材料です。

国内外の株式などのリスク資産をどの程度増やすかについて、市場は注目しています。

【参考記事】
麻生大臣のうっかり答弁で日経平均上昇!一押しの豪ドルは中期的には依然強気!(4月17日、今井雅人)

■7月の日銀短観まで日本株は、やや弱気か

 また、日銀はどうでしょうか。現在、黒田日銀総裁は物価目標2%達成に強い自信を持っているので、今のところ新たな金融緩和へと動く気配はありません。

 しかし、政治からのプレッシャーも出てくるでしょうから、消費税増税の影響を見る3カ月が経過した7月頃に一度検証をすることになると思っています。

 まずは7月1日(火)の短観を見て、さらにはその時の為替レート、株価なども勘案しながら、どうするか判断することになるのではないでしょうか。それまで私は、日本株に関しては、やや弱気とみておきたいと思います。

■米ドル/円は100.50円-103.50円のレンジで推移

 さて、為替相場の方ですが、こちらも混沌としています。

 米国の失業率は6.3%と改善したものの、長期失業者が非常に多いなどの懸念から、イエレンFRB(米連邦準備制度理事会)議長は慎重な姿勢をみせています。

米失業率

(詳しくはこちら → 経済指標/金利:米国主要経済指標の推移

 そうしたことも影響してか、米国の長期金利が若干低下しています。7日(水)には10年物国債の利回りは一時2.6%を割込みました。米長期金利低下が、米ドルにやや下落圧力をかけているのが、現在の状態です。

米10年物国債利回り(米長期金利) 日足

(CQG)

 ただ、米国経済も基本的には悪くないことから、米ドル/円も大きくは下がりません。

米ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足

 やはり100円を割り込むことは、あまり想像できません。当面100.50円-103.50円程度の中でレンジと考えておけば良いのではないでしょうか。

■オセアニア通貨は中期的に上昇の見方を維持

 私としては、依然としてオセアニア通貨が中期的に上昇するという見方を維持しています。

 NZドルに関しては、RBNZ(ニュージーランド準備銀行[ニュージーランドの中央銀行])総裁が「あまり強くなれば経済にマイナスの影響が出るので、売り介入も検討する」と発言して上げ止まっています。しかし、大きくは下がらないでしょう。

NZドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:NZドル/円 日足

■豪ドルは「待てば海路の日和あり」ではないか

 また豪ドルですが、こちらも、もたついてはいます。

豪ドル/円 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 日足

 1つの原因は、1-2月期消費者物価指数が年率で2.9%と予想の3.2%より低かったこと、それと、ポジションがロングになってきたこと(IMMのポジションを参照)が挙げられます。

豪ドルのIMMポジション動向

(詳しくはこちら→ 経済指標/金利:シカゴIMM通貨先物ポジションの推移

 しかし、2.9%という水準は先進国では一番高い水準で、いずれ利上げモードに入る局面が出てくるのではないかと考えています。そうなれば、豪ドルも、もう一段の上昇をしていくでしょう。

 「待てば海路の日和あり」ではないでしょうか。


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