■豪中銀総裁のコメントで豪ドルは下落
このコラムで再三取り上げている豪ドルも順調に下落中。
【参考記事】
●衆院選までドル/円は116~121円のレンジ。120円接近で口先介入が出やすい理由は?(11月27日、西原宏一)
●米ドル/円は120円上抜け濃厚で124円へ! 利下げ予測高まる豪ドルの下落鮮明に!(12月4日、西原宏一)
豪ドル/米ドルの上値をさらに重くしたのが、後述するRBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])のスティーブンス総裁の口先介入。
2013年は頻繁に口先介入をしていたスティーブンス総裁ですが、2014年は鳴りを潜めていました。
彼の代わりに副総裁のロウ氏が頻繁に為替レートに言及してきました。
RBAのロウ副総裁は0.86ドルの水準でも「豪ドルは高すぎる」と通貨安に誘導する発言をしています。
【参考記事】
●衆院選までドル/円は短期レンジトレード! 原油安など悪材料多数の豪ドルは売り!(12月2日、西原宏一&松崎美子)
このロウ副総裁の口先介入に加え、ゴールドマンサックスによるRBAの0.5%の利下げ予測(以前のコラム参照)などで、豪ドル/米ドルの上値は押さえられているのですが、下落になかなか弾みがつかない状態が続いていました。
【参考記事】
●米ドル/円は120円上抜け濃厚で124円へ! 利下げ予測高まる豪ドルの下落鮮明に!(12月4日、西原宏一)
そうした状況を打破する意図があるのか、久しぶりにスティーブンス総裁が為替レートに関するコメントをしました。
「RBA’s Stevens says AUD should be closer to 0.7500」(豪ドルは0.75ドル付近にあるべき)
スティーブンス総裁らしく、明確に為替レートのターゲットに言及しています。
この突然のスティーブンス総裁のコメントが、豪ドル/米ドルの下落を加速させ、一時、0.81ドル台前半まで急落しました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
■短期的に豪ドル/米ドルは売られすぎ状態
短期的に豪ドル/米ドルは売られすぎの状態になっているため、コアポジションをキープしつつ、戻りをていねいに売っていきたいところ。
多くのエコノミストは、2015年の豪ドル/米ドルの下値メドを0.77~0.78ドルとしているのですが、スティーブンス総裁が自ら0.7500ドルであるべきだと公言。
原油を筆頭にコモディティ市況が軟調な中、アジアの資源国通貨の雄である豪ドルの下落も鮮明に。
(出所:米国FXCM)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
スティーブンス総裁も再び口先介入に出た豪ドルの動向に注目。
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